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秋祭り過ぎし日祖父に手を引かれ

季語:秋祭り(三秋)

天満宮の鳥居脇に、立派な幟が立ちました。週末(今日と明日)に秋の例大祭が催されます。

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子どものころは、道端に並ぶ屋台が楽しみでした。普段は早く閉店する商店街の店舗も遅くまで営業します。とても賑やかで祭りの日をワクワクと待ちわびたものです

楽しみにしていたわりに、買うものはいつも決まっていました。ひとつで子供の口いっぱいになるような大きな飴玉。数種類選び、大切に持って帰ります。

片手には飴の袋をしっかり持って、反対の手は誰かのしわだらけの手を握って。

いつの頃からか屋台は出なくなり、天満宮内で行われる神事と神輿、向かいの公民館の駐車場で行われるちょっとしたイベント程度に縮小されたそうです。

10歳にも満たない子供のおおげさに刻まれた記憶と、一気に十数年飛躍した大人の目で見る光景には、大きなギャップもあるでしょう。勝手に脚色したような点もあるかもしれません。

でも、寂しい例大祭を見ると楽しかった思い出がどんどん色褪せてしまうような、そんな切ない気分にもなるのです。

だからといって、今年、何かできるわけもありません。見物に行こうにもちょっと忙しくて週末はカンヅメです。

来年は体調を少しでもよくして、何かお手伝いできればいいな。今年は思い出に浸りつつ、懐かしい祖父母の仏壇にでも話しかけてみようと思います。

カンヅメにならなきゃいけないので、今日はこの辺で。おつきあいありがとうございました。

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