失敗したときの反応は? 怒られるのが怖くて 本当のことを言えない つじつまが合うように ストーリーを作り上げる 子どもだけでなく おとなでもやってしまうことがあります そうやって ごまかしのストーリーを 重ねていくと 実際との差が大きくなりすぎて ばれたらどうしようという不安は 大きくなるばかり ウソもごまかしも いつかはばれます 自分の失敗や間違いに気づいたら ちゃんとそれを「自分のもの」として認めて 誠意ある対応を取っていく これは人としてとても大事なこと
自分の意見を言ったりNOと言ったりするのは、勇気がいるものです。 言うことで波風を立ててしまうんじゃないかとか、周りからどんな風に思われるだろうかとか、いろんな不安がわいてきます。 講演前の不安 先日、わたしは某市で講演をする機会をいただきました。 テーマはいつも通り「自己肯定感をはぐくむ子育て」です。 今回の対象者は、子育て世代の保護者ではなく、民生委員さん・児童委員さんでした。 見た感じ、60代後半から70代ぐらいの方が多かったです。 そんな人生の先輩の方々にわたし
#X日間やってみた 読書会を始めて1年になる。 まさか1年ずっと続けてこられるとは思ってなかったので、感慨深い。 参加してくださる仲間のおかげ、本当にありがたいことだ。 読書会の1年を振り返って、記録しておこう。 1人でなくグループでやってみて… 読書って一人でもできるけど、仲間がいるとハードルがぐっと下がる。 分厚い本でも、手分けして読んだり、自分がわからないところは人に聞いて理解できたりする。 グループでやることのメリットを、今すごく感じている。 わたしは
#わたしの本棚 悪いあの人、かわいそうなわたし以前、『幸せになる勇気』の読書会で出た話です。 この本には、カウンセリングに来る人の多くが、「悪いあの人」か「かわいそうなわたし」の話に終始する、と書いてあります(P71)。 参加者のお一人が経験談をシェアしてくださいました。 職場で被害者意識が強い人がいる。その人は、上司からの言動をすべて自分を責めるものとして捉えていて、同じ状況にいる別の人と、ぜんぜん感じ方が違っていた。 被害者意識を持っていると、相言動言動がいちい
自分が「こう」と思ったら、それ以外のことは見えなくなる。 それ以外のことが、アンテナに引っかからなくなるから。 たとえば「あの人は苦手」と思ったら、その人の嫌なところばかりが目につく。 その人のささいな言動が、その人を責める材料になる。 笑顔でさえ「だれにでもいい顔する人」と見たり、一生懸命仕事しているように見えたら「どうせまたミスしたんだろう」と思ったり。 「わたしはあの人に嫌われてるかも」と思ったら、その人のささいな言動が、ぜんぶ自分を責めているように感じる。 相手が
People pleaser(人を喜ばす人)という言葉 本当の気持ちを出すのは難しいものです。 人からどう思われるかが気になって、なかなか本音が言えないことはよくあります。 それでも最近だんだんと、自分の気持ちに蓋をしそうになるとその瞬間をキャッチできるようになってきました。 キャッチする瞬間に頭に浮かぶ言葉があります。 それは、People pleaser (人を喜ばせる人)です。 この土台には「自分の気持ちに蓋をする」があります。 自分の気持ちに蓋をして相手
今日は『まんがでわかる7つの習慣』の読書会の日。 覚えておきたいことをメモ。 自分のしたいことを後押しするのは…… 家族を大切にしたい 好きなことで稼げるようになりたい 充実した毎日を送りたい いろんな「~したい」がある。 でもそれを後押しするものは、「どんな自分でいるか」。 どんな自分でいるか 家族を大切にするためには、どんな自分でいるか。 どんなものの見方が、「家族を大切にする」につながるのか。 「どんな自分でいる」のがいいのか。 「好きなことで稼げるよう
完璧主義のモトは恥 ブレネー・ブラウンのThe Gifts of Imperfectionを読んでいる。 完璧主義についての章はとても心に響く。 完璧主義のモトは「恥」の感情だ、とブレネーは言う。 完璧な自分でないと、バカにされたり責められたりするのではないかという「恐れ」がある、というのだ。 ブレネーは完璧主義を「20トンの盾」と言っている。 批難や叱責、軽蔑などの恐れから、自分を守るためのおもーーい盾。 逆に言うと、完璧な自分でいられたら、それらから傷つく可能性を小
一つのことに没頭して頑張っている人は、素晴らしいと思う。 苦しいことや嫌なことがあってもくじけず、頑張って乗り越えてその活動を継続している。 その情熱をずっと持ち続けていることが、スゴイと思う。 それに比べて自分は……。 もう50も過ぎているのに、あんなふうに情熱を持てるものがない自分はダメだと、心の奥で感じてしまう。 ここ数年、そう感じることが増えた。 ときどきSNSで精力的に活動している人たちのまぶしい姿を見て、なんとなく落ち込む。 わたしは、一つのことに熱
辛口意見は、考えるきっかけをくれる。 会議のファシリテーションについて、考えたことを記録しとく。 人の温かみを感じるように会議を進めるには、ある程度の時間が必要だと思う。 効率と時短だけを求めて「今日の議題はこれです。意見がある人は言ってください」と、単刀直入に議題だけを話し合って決めることも、できなくはないだろう。 ただし、積極的に意見が言える人がいれば、の話。 そのやり方だと意見を言える人、立場の強い人の言葉だけが取り上げられる。 意見や考えがあっても、空気を読
パパさん、息子っち、娘っち、ありがとう。家族でいてくれてありがとう。ちゃんと言葉にしたくてつぶやいてみた。
子どもが自分の思うとおりに動くとは限らない、と頭でわかっていても、実際にそのような状況になると、心はイライラでいっぱいになる。 「ちょっとくらい、言うこと聞いてくれたっていいやん」 「それぐらい、なんでやらへんの」 子どもを責める言葉が出てくる。 こういう言葉が出てくるのは、「子どもは親の言うことを聞くものだ」という昔からの価値観が、骨の髄まで浸透しているからだ。 以前の自分は、その価値観を自然に受け入れて疑わず、一方的に子どもに腹を立てていた。 今は、それと拮抗
こだわりを手放すのはなかなか難しく、不安になるものだ。 不安を感じるのは、「恐れ」があるからだろう。 「今までわたしのこだわりを良いと言ってくれていた人が、離れるかもしれない」という恐れ。 「そのこだわりのおかげでうまくいっていたことが、うまくいかなくなるかもしれない」という恐れ。 リアルな恐れと、感じるだけの恐れ だけど、この恐れは「感じてるだけ」であって、リアルにある恐れではない。 リアルにある恐れというのは、たとえば「目の前に熊が現れて身動きが取れない」とか、
ブレネー・ブラウンの”Braving the Wilderness"のブッククラブ(読書会)で出た話と、今感じていること。 「その場にいない、共通の嫌いな人の悪口を言って、相手と急激に仲良くなる」っていうのは、よくあると思う。 人の悪口は、たいてい盛り上がる。楽しかったりする。 それまで悪口を言うまいと我慢していたなら、なおさら気分爽快だ。 でも、そんなことで目の前の相手と仲良くなっても、それは本当のつながりじゃない。 お互いの成長にも癒やしにもならないし、むしろ後
アメリカの研究者ブレネー・ブラウン(下記参照)は、行動やものの見方の指針となるものとして、価値感を2つ選ぼうと言っていて、彼女のサイトには100を越える価値感のリストがある(こちら。英語)。 今年の夏に初めてそのリストを見たとき、わたしは全然ぴんと来なかった。 大事にしたい、大事にすべきと思う価値感がいくつもあって(家族、感謝、粘り強さ、平和、親切、子育て、尊敬、信頼とか……)、決められなかった↓。 夕べ、ブレネー・ブラウンの読書会に参加して、この価値感の話になった。
(Brene' Brown著 The Gifts of Imperfection P57あたり の読書メモ) 完璧主義は、一見よいことのように見えるけれど実は自己破壊的。 完璧主義とは、「完璧に○○できれば、ジャッジされたり非難されたり、恥をかいたりする恐れを小さくできる」という考え。 そもそも完璧なんてものは人間には存在しない(欠点や弱点があるのが人間)。 だから完璧を目指すこと自体ナンセンス。 しかも「こうなりたいから頑張る」ではなく「人にジャッジされないため、