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辛口意見をもらって考えたこと

辛口意見は、考えるきっかけをくれる。
会議のファシリテーションについて、考えたことを記録しとく。

人の温かみを感じるように会議を進めるには、ある程度の時間が必要だと思う。

効率と時短だけを求めて「今日の議題はこれです。意見がある人は言ってください」と、単刀直入に議題だけを話し合って決めることも、できなくはないだろう。

ただし、積極的に意見が言える人がいれば、の話。

そのやり方だと意見を言える人、立場の強い人の言葉だけが取り上げられる。

意見や考えがあっても、空気を読んで発言しない(できない)人の言葉は、取り上げられない。

後者の発言も、前者と同様に取り上げられ、ホワイトボードなどで可視化されたら、その中の言葉がきっかけとなって、さらにアイディアが広がったり、別の意見が出てきたりするだろう。

誰かの経験談が出てきたら、それに共感したりほっこりしたりすることもある。

もちろん共通理解も進む。

強く発言する人の意見だけを取り入れた場合の結果が10点だとしたら、みんなが公平に発言できる会議の結果は、100点や200点になるかもしれない。

後者の結果には、きっと「人の温かみ」が含まれているはず。

温かみを感じる関係をはぐくむのに、議題だけを話し合えば良いという「時短」「効率」は馴染まない。

もっとも、会議なんだから温かみをはぐくむなんてどうでもいい、という人もいるかもしれないが、それだとメンバー同士の関係は冷え込み、先々の会議はもっと非生産的になるだろう。

効率を求めて議題だけを話し合おうとしたら、かえって意見が出なくて時短どころか「時長」、「効率」どころか「非効率」になることは、大いにあり得る。


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