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その場にいない人の悪口で盛り上がる

ブレネー・ブラウンの”Braving the Wilderness"のブッククラブ(読書会)で出た話と、今感じていること。

「その場にいない、共通の嫌いな人の悪口を言って、相手と急激に仲良くなる」っていうのは、よくあると思う。

人の悪口は、たいてい盛り上がる。楽しかったりする。

それまで悪口を言うまいと我慢していたなら、なおさら気分爽快だ。

でも、そんなことで目の前の相手と仲良くなっても、それは本当のつながりじゃない。

お互いの成長にも癒やしにもならないし、むしろ後で、悪口を楽しんだことをものすごく後悔したり反省したりする。

誰かを嫌いになることは自然なことで、それを「ダメ」とするのは無理がある。

嫌いな感情もOKとして、それを吐き出すならば、吐き出してOKな場所をちゃんと選ぶことが大事。

そして吐き出した後に何があっても、それは自分の責任で対応すること。

その覚悟があるのなら、悪口を言ってもいいのだ、という考えが読書会で出た。

わたしはこのまえ、大嫌いな人(特定分野の著名人)の悪口を知り合いにぶちまけた。

芸能人の悪口を言うのと同じ感覚で、その人の何がどう嫌なのかを言いまくった。

正直言うと、吐き出すのは気持ちがよくて、気分爽快だった。

それだけモヤモヤをため込んでいたということか。

でもあとで自分が恥ずかしくなった。

その人はわたしのことを知らない遠い存在の人だけれど、なんだか後味が悪かった。

別に自分の近い人の悪口ではないし、そんなに深刻に考える必要はないのかもしれない。

でも、自分の口から出た言葉をいちばん近くで聞くのは自分自身。

今回のことは、チクッとした学びとして覚えておきたい。

(別ブログの過去記事(2021年10月)から掲載))



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