【仕事】ビジネスを通すと自分が世界とつながっていることを実感できる話
突然だが、僕は新聞を読まない。
別にポリシーがあって読まないワケではなく、単純に新聞というものにあまり興味が無いだけだ。
テレビのニュースも子ども達にチャンネル権を取られてからは、ほとんど見なくなった。
そのためか、僕は世間のニュースというものにとても疎い。
幸い、今の仕事は社内システムの維持・管理を担当しているため、別に世間のニュースに疎くても何も差し障りは無い。
…そう思っていた話である。
遠くのニュースが実は関係している
僕はシステムエンジニアからの転職を経て、今は社内システム基盤の維持・管理を担当している。
聞こえはいいが、要は社員が使うパソコンやプリンタ等の機器を管理する仕事である。肩書も"エンジニア"から"総合職"になったので、いわゆるプログラムを書いたり、システムを設計するようなことはしていない。社員が使うシステム(ソフトウェア)や機器を選定・購入し、入れ替えたりすることが主な仕事だ。
ある日のこと。
僕が所属するチームで購入した機器が、納期までに届かない可能性があると、発注先の会社から連絡があった。
「なぜ?」
「ベトナムがロックダウン(都市封鎖)していて、工場も閉鎖しているためです。今の状態では納期がいつになるのか、見通しが立ちません。」
「ほーん…(ベトナムって今そんな状態なの!?というか、工場ベトナムなんだ…)」
昨今、日本のコロナウィルス感染症は下火になって落ち着いているが、外国では相変わらず猛威を振るっている。ニュースを見ない僕はそんなことも知らなかった。
またある日のこと。
「ヤマモンさん、先日発注した機器ですが、今話題の”軽石問題”で輸送する船のコースが変わる可能性があるとのことです。コースが変わると納期の予定日が遅れる可能性があると、先ほど取引先から連絡がありました。」
「ほーん…(ごめん、"軽石問題"って何!?)」
先日、小笠原諸島の海底火山が噴火し、噴出した軽石の漂着が船の往来に大きな影響を及ぼしている。ニュースを見ない僕はそんなことも知らなかった。(2回目)
海外のコロナ感染状況も小笠原諸島の噴火も、たぶん生活の中で見聞きする機会はたびたびあったのだろう。
しかし、物理的に遠い場所のニュースなので、無意識レベルでスルーしていたのだと思う。
フタを開ければ、スルーしてはダメなニュースであった。
世界はつながっている。どこで自分に関係しているか本当にわからない。
エピローグ
我が家のソファが壊れたので、近所の家具屋さんでソファを見学したときのこと。
僕「このソファいいね!」
店員「はい、とてもオススメなソファなのですが、実は今、このソファを製造しているベトナムが今ロックダウンになっていて…出荷の見通しが立ってないんです。そのため、ご注文いただいても1~2か月近くお待たせしてしまう可能性が…」
僕「ベトナム、今大変な状況だからね。仕方ないよ。」(自分の妻にベトナムの状況を得意気に解説し、まさかの『知っていて当然』という顔をする私(苦笑))
ビジネスだけではない、日常生活でも僕らは世界とつながっているのだ。
教訓:ニュースはちゃんと見た方が良い。
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