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乳がんの記録

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健康診断から、乳がん宣告、手術…の流れをまとめています。
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2021年5月の記事一覧

18.入院準備

18.入院準備

まだひと月あるが、入院の荷物を少しずつでも準備しないといけない。
コロナに感染してしまうと入院できなくなるので、二週間前は出歩かないでください、と言われた。
では早いうちに買い物だけは済ませておかなければならない。

とりあえず、病院でもらったパンフレットを読む。

入院されるときの持ち物

洗面・入浴道具
・歯ブラシセット
・石鹸
・シャンプー
・くし(ブラシ)
食事のときにお使いになるもの

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17.入院までにすること その③

乳がんの手術が決まって、入院までにすること。

① 家族と話す
② 介護中の義父のこと
③ 両親に言うか?
④ フィットネスに休止の連絡
⑤ 口腔ケア

①は解決済み、
②はタイミングを見て父に報告、ショートステイを検討中。
③私の両親に言うかどうかーーーは、言わない事にした。

④のフィットネス。

コレ、大嫌いである。
決して体を動かすのが嫌いなのではない。
散歩も好きだし、トレッキングや登山

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16.入院までにすること その②

乳がんの手術が決まって、入院までにすること。

① 家族と話す
② 介護中の義父のこと
③ 両親に言うか?
④ フィットネスに休止の連絡
⑤ 口腔ケア

①は解決済み、②はタイミングを見て父に報告、ショートステイを検討中、という事になった。

そして、③。
私の両親に言うかどうかーーー。

私は三姉妹の末妹で、長姉は遠くに住んでいるので普段からそんなに交流はないが、次姉とは、しょっちゅうやりとりが

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15.入院までにすること その①

7月8日に入院が決まった。
入院の二週間前からは、行動履歴をつけて、なるべく出歩かないようにとの事だったので、今のうちに買い物や、しないといけない事をしておかないといけない。

何があるだろう。

しないといけない、考えないといけない事としては…

① 家族と話す
② 介護中の義父のこと
③ 両親に言うか?
④ フィットネスに休止の連絡
⑤ 口腔ケア

まずは①から。
主人は全て知っているから良し

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14.歯

14.歯

入院支援チームの方とお話をした。
ここには、入院から退院後までを、専門の医療スタッフが支援してくれる部門がある。
医療ソーシャルワーカーの方が、患者やその家族が安心して治療をすすめられるように相談にのり、ほかの職員や必要な機関との連絡や調整を行ってくれるのだ。

既往歴や、現在飲んでいる薬、アレルギーなどを聞かれ、口腔ケアについての話があった。
全身麻酔下での手術後の合併症の発生を予防するためだそ

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13.先生の説明 その②

先生の説明によると、一つずつの腫瘤は小さくても、ソレがあちらこちらにあって範囲が広いので、乳房を全摘出することになった。

「では、早速手術の日について話をしましょう!」
前回、手術は6月の終わりになりそう、と言っていたが、色々調整した結果、7月9日に決まりました、との事。手術する人が多くて、どうしてもそのくらいになってしまう、と。
「早く手術して欲しいと思うでしょうが、たくさん患者さんがいて…」

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12.先生の説明 その①

12.先生の説明 その①

5月17日、11時半から検査で、14時から外科の先生の説明のはずだったが、午前中の検査があれよあれよと進み、12時過ぎには終わってしまう。

「このあと外科の先生のところに行ってください」と用紙を渡されたのだけど、外科の受付では「あれ?先生のお話、14時ですよね?」と言われる。
事情を説明して、このまま待てば良いのか、一度帰って14時に出直せば良いのか尋ねると、先生に訊いてくれるという。
結局、「

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11.MRI造影検査とCT造影検査

5月17日。
前回、言われた通り、朝ごはんは抜いて、11時には放射線科の受付を済ませる。

4月30日に予約を取った時は、長いなぁと思っていた次の病院の日は、子どもの世話に、義父の世話にと忙しくしていたら、あっという間に来てしまった。
(と、思っているのは私だけのようで、主人も、私の姉も、ヤキモキして17日を過ごした様だ)

受付で問診票を記入して、放射線科の廊下の椅子で待っている。
月曜日のせい

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10.色々調べる

10.色々調べる

以前から私達家族に、人間ドックや健康診断を勧めてくださっていたMさん。
一度ちゃんと調べて貰いに行った方が良いですよー!安心しますよー!と、事あるごとに言ってくださってて、要精密検査になった時、彼女のかかりつけであるU先生の所に行った。
彼女が背中を押してくれたこと、彼女のかかりつけを知っていた事でU先生のところに行って、U先生が『良性』だけど何か怪しいと疑ってくれた事で今回のがんが見つかった。

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9.色々検査

9.色々検査

4月30日の続き。

帰る前に、今日予約なしで出来る検査をして帰って、との事。
検尿、採血、レントゲン。
スタンプラリーの様に、クリアファイルに入れた用紙を持って回る。

先生の説明が中々長かったので(まぁ、内容が内容だし…)トイレを我慢していた私は、前のめりで先に検尿カップをもらいトイレへ急いだ。
次は採血。
採血してくれた看護師さんが、とても明るく面白い方で、すごく和んだ。
小さな試験管に5本

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8.乳がん宣告

4月30日、今日は結果を聞く日。

今日は、主人が休みが取れなかったので、一人で来た。受付をして40分くらい待つ。
先生に呼ばれ、診察室に入り説明を受ける。

第一声は、
「やっぱり良くない方が出ました」と。

「乳がんです」

良性だと言われていた腫瘍も、悪性だったとの事。

「細胞診は誤差が多いんです、サンプルが少ないので。今回は組織をたくさん取って顕微鏡でちゃんと調べたんで」
「U先生(ココ

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7.組織診(針生検)

4月23日、紹介してもらった、市内でも大きい病院に行く。
ここでも以前コロナのクラスターが出たので、院内はビニールシートが張り巡らされ、なんだか物々しい雰囲気だった。

外科の受付を済ませ待っていると、先に他の検査をしましょう、との事。
再びマンモグラフィーを取り、診察室の前で待つ。
大きい病院だけあって、待ち時間は長い…。
でも今日は、主人と来ていたので、こそこそと喋りながら時間を潰した。

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6.細胞検査の結果

6.細胞検査の結果

2日後、再び病院へ。
受付を済まし、座るか座らないかで、すぐに名前を呼ばれる。

診察室へ行くと、先生が紙を見せてくれる。

「検査の結果ですね、良性でした」

なんだ、良性!

ホッとしたのも束の間、
「でもね、この細胞検査は誤差が多いんです」
「もしかしたら、この腫瘍は本当に良性かもしれない。でも、気になるのは、この白い点々…石灰化の方なんです。言わば、コレはがんの副産物なんです」
マンモグラ

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5.再検査

5.再検査

長男の高校の入学式も無事終わり、近所で乳がん検診で有名な病院に行く事に。
その病院は乳がん検診に予約も必要なく、先生の腕は県内の実力医師7名に入るという。

4月12日、受付を済ませ、待合に座っていると程なく名前を呼ばれた。

「ふんふん、再検査ね!」
60代前半と思われる先生は、明るくキビキビとした感じ。
健康診断で要検査と出た事を説明すると、先生は頷きながら、じゃあまず撮ってみよう!と立ち上が

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