見出し画像

私の思う「美しさ」とは

昔から私はメイク・髪の毛など美容への興味関心が高い方だった。もちろん内面より大事と思ってた訳ではないけど、昔から“自分が良いと思う”美しさの追求をするのが好きだった。

私は今30代後半だから、中学生頃から20年以上その時の流行りを見てきて、その度に美の基準が移り変わるのも見てきた。(例:細眉→太眉、薄い唇→厚みのある唇、等)さらに私の考え方を広げてくれたのは日本だけじゃなくアメリカ・イギリス・フランス・シンガポールを良く知ることができたことと、それぞれの地で色々な人と美しさに出会ったこと。その結果、普遍的に美しく感じるものってこうなんだなってことが分かってきたと思う。その3つの決まりをまとめてみた。

結局のところ「健康」が正解

表面的に美しく見えるものは時に健康ではないことがあるけど、健康であることは絶対的に見た目も美しいはずだと私は思う。肌、髪の毛、爪、体型など、基本的には健康であることを目指すべき、それができたら70〜80%目標は達成できている。子供の触りたくなる肌、サラサラの髪の毛を見て美しいと感じるのは健康そのものだからだと思う。

ではどうやったらもっと健康になれるのか?そのためには①自分のことをよく理解すること②ダメージを与えないこと③色々与え過ぎないこと、が大事だと思う。

①自分のことをよく理解すること→肌タイプや髪質を理解することがとても重要。分からなかったらプロに聞いてみること。良いと言われるものを盲目に使っていて効果が出ないときは、それがそもそも自分に合っていない可能性もある。

②ダメージを与えないこと→起きてしまったダメージを治すことはなかなか難しい。だからダメージを予防する方が効率的。日焼け止めを塗ったり、肌をこすらないようにしたり、そして日頃から良い睡眠と食生活を心がけること。

③色々与え過ぎないこと→私も昔スキンケアは与えられるだけ与えるべきと思っていた時期もあったけど、今はすっかりミニマリストになった。肌もひとつの臓器と考えると、与えれば与えるだけ良いって考え方はおかしいはず。必要なものを必要な箇所に必要なだけ与えるのが正解だと思うようになった。カロリー過多が体に良くないなら、肌にだって与えまくるのは良くないはず。

とってもシンプルなことだけど、これらを心がけることで健康な姿へ近づく=すなわち美しさへ近づくはず。

生まれ持った素材と戦わない

私はアメリカに6年、イギリスに3年、シンガポールに3年暮らして、さらに夫がフランス人なのでフランスにもよく行く機会があり(コロナ前)、色んな人種の人を日常的に間近で見てきた。自分にはない自然のブロンドヘアーやブルネットや、色んな肌色や目の色の美しさを知ることができた。

その結果、自分の素材を最大限に活かす方が簡単に、早く、効率的にきれいにたどり着けると分かった。

例えば、ブロンドヘアーはキレイだけど、黒髪の私がそこを目指すには相当努力しなきゃいけないし、しかも大幅に生まれ持った素材を変化させるから大工事が必要でそれには髪のひどいダメージを伴う。そこまでして手に入れた偽のブロンドヘアーは数週間で根元の黒髪が見えてきて変になる。

肌色の例も分かりやすい。例えば生まれつきダークスキンの人が白人のよう肌を目指すのはナンセンスだし、妖精のような超色白肌の人が一生懸命日焼けしようとしても火傷しちゃってきれいに仕上がらないし、元の素材をひどく傷めてしまう危険性もある。結局のところ、無理して元の素材とかけ離れた美を目指したところでそんなにキレイになれないのだ。

そしてこれは私の個人的な考えだけど、自然のものの方が価値があると思っているから、フェイクのもので頑張ったとしても自然のものには勝てないと思っている。例えば、フランスで本物のブルーアイの人を前にして青いカラコンを自分が付けていたら、アジア人の私に"それなりに"似合ってたとしても本物には負ける。明らかにフェイクだとなんだか恥ずかしい気持ちにさえなってしまう。

だから生まれ持った素材を受け入れることが大切。全部を好きになることは難しいかもしれないけどまずはひとつ自分でも好きになれるところを見つけること。それを最大限に良く見せる努力をしていくうちに、いつの間にか強みとなっていき、コンプレックスの部分が目立ちにくくなっているはず。

流行を追いすぎない

90年代後半ごろは細眉全盛期で、女の子はみんな眉毛を一生懸命いじって細くしていた。剃るとすぐ生えてきちゃうから、その頃は眉毛を抜くのが一般的でみんな当たり前のように抜いていた。今35歳以上の女の人はその流行の影響で地眉がその後全然生えなくなってしまった人がとても多い。

ところが、10年前くらいからじわりとまた太眉がオシャレとされ、ここ数年は空前のブーム。今はBrow laminationって(日本では眉毛パーマと呼ばれているらしい)ものが流行していて、それは地眉の毛流れをもっと強調して肌に張り付かせる技術=つまり最大限に太眉に見せる方法なのだ。私が中学生だった頃と今ではびっくりするほど美の基準が変化してしまったことになる。

ここでの学びは、流行は激しく変わるものだから、100%それに染まらない方が自分らしさを見失わず、結果的に良いという点である。「今が旬!」とアピールしたい芸能人とかなら話が別だけど。普通の人は自分のそもそもの素材をベースに+そこに30%程度流行をアクセントとして取り入れるくらいがベストな気がする。ものすごく「今っぽい顔」は流行りが変わったら瞬間的に「古い顔」へと変化するリスクもあるから。(これはファッションでも同じ。)

この30%の流行の取り入れ方でもまた「生まれ持った素材と戦わないこと」が成功のカギだと思う。例えばまたいつか細眉ブームがやってきた際に、私は今より眉毛の存在感をメイクで和らげようとはすると思うけど、きっと昔みたいに地眉を抜きまくったりはしないだろう。そしてリップの色やアイメイクなどでそれ以外のトレンドを少し取り入れる。その方が自分らしくいながら、ちょっと今風なちょうどいいバランスが保てると思う。

※流行を取り入れるのは30%くらいが適切と思う理由は、私が保守的なタイプで流行に振り回されないでいたいと思っているから。写真を見返して恥ずかしい!って思いたくないから、そのくらいがちょうどいいレベルだと思う。

まとめ

30代後半の今でも流行を知るのは楽しい。でもあまり迷うことなく適度に自分に合うものだけ取り入れて楽しめるようになったのは、この3つの決まりを自分の中のルールにしたから。今3歳の娘もいつか美容へ目覚めたら伝えていきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?