Yoko

ラスベガスからの寄り道ライター。アメリカ・ネバダ州ラスベガスにて複業ライター。海外書き…

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ラスベガスからの寄り道ライター。アメリカ・ネバダ州ラスベガスにて複業ライター。海外書き人クラブに所属してスローペースでライティング中。2019年1月note始めるぞと決心してから3か月、やっとスタート。フードツーリズムマイスター・日本酒が好き

最近の記事

ちょっとだけ笠森観音、そして新鮮たまごを買った日

ぽかぽかと暖かい朝。レンタカー返却まであと2時間ある。 その2時間を無駄にしたくなくて、笠森観音まで車で出かけてみた。 家から25分ほどのところにある笠森観音は、正式には天台宗 大悲山 楠光院 笠森寺(かさもりじ)の観音堂。お寺の公式サイトで見た空撮映像で、深い森の中に隠れるように浮かぶ観音堂のたたずまいに惹かれた。 山のてっぺんにある大きな岩の頂にそびえ立つこのお堂は、安土桃山時代の1597年に再建されたもの。珍しい「四方懸造り(しほうかけづくり)」という建て方で国の重

    • 九十九里のいわしと地はまぐりが食べたくて片貝海岸に行った日

      自宅から九十九里有料道路を走って30分ほどで、片貝海岸に着いた。 千葉・房総半島の太平洋側、旭市の刑部岬(ぎょうぶみさき)から、いすみ市の太東岬(たいとうみさき)まで延々と約66kmに渡って伸びているのが、九十九里浜。29か所の海水浴場がある遠浅の砂浜だ。 その九十九里浜の真ん中あたりに、片貝海岸はある。このあたりはいわし漁が盛んなだけでなく地はまぐりが採れるので、海に沿った県道沿いには浜焼きや魚料理のお店がこれでもかと立ち並ぶ。 この日は「焼きはまぐり」と「いわしのなめ

      • 一時帰国中は花にいそしむ

        一時帰国中の楽しみの一つが、花。 近所には2軒の花屋さんがあって、どちらのお店も所狭しと花が並んでいる。 色鮮やかで、でもふんわりと優しい花たち。 あれこれ眺めながら、1本づつ選ぶ楽しさ。 日本に住んでいればそれは当たり前なんだろうけど、 ラスベガスに戻るとスーパーマーケットで花を買うのが日常の私には、 それはささやかな贅沢。 その贅沢を味わいたくて、何度も花屋さんに足を運ぶのだ。 庭に咲く花も楽しみにしている。 世話をする人がいなくなって荒れ気味の庭で、毎年健気に咲

        • 一時帰国中の生活を思い出しながら3月は毎日note

          ここアメリカは今日から3月。 今日から3月いっぱい毎日noteを書くことにした。 去年の12月から今年の2月まで日本に一時帰国をしていたのだけど、その2か月ほどの間にあったことを書き出しておこうかなと、 3月の声を聞いたとたんに思いついてしまったのが、その理由。 noteを書くの久しぶりなので、ちょっと気合いがいるけど仕方ないか。 令和二年の書初めは、「脱三日坊主」なんて書いていたけど、結局このnoteは11か月ぶりなのである。脱三日坊主はむずかしいなぁ。 なので今回

        ちょっとだけ笠森観音、そして新鮮たまごを買った日

        • 九十九里のいわしと地はまぐりが食べたくて片貝海岸に行った日

        • 一時帰国中は花にいそしむ

        • 一時帰国中の生活を思い出しながら3月は毎日note

          砂漠ガメが春を連れてきた!Stay-At-Homeの毎日だけど

          春がやってきた。 昨日4月1日、気温28℃、砂漠ガメのモハベ・マックスが冬眠から目覚めたのだ! 冬の間眠っていたマックスが目を覚まして穴から出てくると、ここラスベガスはいよいよ春。もっそりと地上へ出てくるマックスの動画は、なんてことないんだけど、新しい季節を感じられてやっぱりうれしい。 春がやってきた。 世界中で私たちがこんなに大変な時でも、季節は何ごともなかったかのように、ひっそりと、でも確実にめぐってくる。 先月の日本への一時帰国から戻ってきて2週間。「河津桜、きれ

          砂漠ガメが春を連れてきた!Stay-At-Homeの毎日だけど

          さようならを、まだきちんと言えていない。竹内まりやの「いのちの歌」を聴きながら思い出した。

          竹内まりやの「いのちの歌」を聞いていたら、涙があふれてきて、もう少し泣くところだった。 突然、父のことを思い出してしまったのだ。(たまにこういうことがある) 2年ほど前、3か月という短い最期の時間を一緒に過ごして、静かに逝ってしまった父。まだもう少し大丈夫だと思っていたから、心の準備は何もできていなかった。 私が過ごしてきた人生で、やったこと、やらなかったことで後悔することはほとんどないのだけど、両親、特に父のことは、すごく後悔している。 後悔しても、こればかりはやり

          さようならを、まだきちんと言えていない。竹内まりやの「いのちの歌」を聴きながら思い出した。

          どうしても会話がうまく続かない人っていませんか。

          なぜか会話がスムーズに進まない人がいる。 初対面という時期を超えて、もう何度も何度も会っている人なのに。 たとえば何かのパーティで久しぶりに会う。「ご無沙汰してます!」と、にこやかな挨拶からはじまるのだけど、その先の会話がどうもうまく続かないのだ。 お互いに嫌ったりしているわけではないのはわかっている。いや、逆にお互い相手に興味はあるのだ。 だから、どうということもない話から、いろいろ会話が広がっていくことを期待するのだけど、毎回うまくいかない。 ひとつひとつの会話が止ま

          どうしても会話がうまく続かない人っていませんか。

          花と向き合う時間

          花を生ける楽しさを体験している。 美しい花に向き合った私の思いが、形になっていくおもしろさ。 花の向きを少し変えるだけで、突然生き生きしてくる不思議さ。 花と向き合っている時間は、とても贅沢な時間。頭の中に渦巻くあらゆるものがすっと消えて、ただただ目の前の花に気持ちが向かっている。 どこにいても、どんな花でも、自分の思いを込めて生けることができるようになりたい。 生け花のクラスに参加し始めて、今日で3回目。そんなことを感じている。

          花と向き合う時間

          スーパーボウルという非日常の空間にはまってしまう、この時期(私にとっての)

          2月2日の日曜日、アメリカではスーパーボウルサンデーだ。 スーパーボウルサンデーというのは、NFL(アメリカのプロ・フットボールのリーグ)の優勝決定戦が行われる、毎年2月の第1日曜日のこと。 今季の優勝決定戦が行われるのは、フロリダ州マイアミガーデンズのハードロック・スタジアム。優勝を争うのは、カンザスシティチーフス(Chiefs)とサンフランシスコフォーティナイナーズ(49ers)だ。 今日のこの↓ツイート(ラスベガスの夕刊紙のサイト)によれば、約2,600万人のアメ

          スーパーボウルという非日常の空間にはまってしまう、この時期(私にとっての)

          豆からあんこを作るのも、ご飯を炊くのと変わらない。

          料理はわりと好きな方だけど、お菓子となると、数えるほどしか作ったことがない。しかも和菓子と来た日には、未知の世界。手作りするなんて想像できない。 今日は、先週書いたnoteの続きのような話。 まず、和菓子のベースとなる、あんこ。 前の晩から豆を水につけて、ゆでて、搾ったあと、練りこんで、と、かなりおおざっぱに言っても、その手間は気が遠くなる。 しかもあんこが出来上がっても、まだ終わりではない。大福でもお饅頭でもようかんでも、さらに作業は続くのだ。めんどくさがりの私にはき

          豆からあんこを作るのも、ご飯を炊くのと変わらない。

          レスキューしてみたら、サッカレントはみごとに元気になってくれた

          10日ほど前に、死にそうな小さなサッカレントを買ってきた。 毎朝窓際で日光にあてて、水を少しだけあげて。すると3日目くらいには、弱々しかった葉っぱはぴんとして艶も出て、すっかり元気になった。 昨日は茎の先に、新芽のようなものまで現れた。もしかしたら、そのうち花が咲くのだろうか。 実はこのサッカレントを買うときに、店員さんをつかまえて、「ね、これ生き返ると思う?」と、ちょっと答えに窮するような質問をしてしまった。(めんどくさい客だ) もちろん、ほんとに元気になるかどうかを

          レスキューしてみたら、サッカレントはみごとに元気になってくれた

          あなたのためを思ってやったのに、どうしてわかってくれないの。という勘違い

          人が集まれば、最初は楽しくやっていても、そのうち必ずどこかで摩擦が生じるのは、よくあることだと思う。 だって、集まったすべての人の考え方、ものごとの進め方、問題への対処の方法とかが、まったく同じということはあり得ないから。 で、狭いコミュニティの中で、ちょっとギクシャクすることが始まる。とりあえず、みんな気づかないふりをしてうまいことやり過ごす。 でも残念ながら、小さなほころびは少しづつ着実に広がっていき、ある時あるきっかけで大きな穴をあける。 そんな時、ほころびの原因は

          あなたのためを思ってやったのに、どうしてわかってくれないの。という勘違い

          noteを23日間続けたら、エンジンのかかり具合が少し良くなってきた

          2018年 noteのアカウントを作る。しかし、作ったまま何も書かず。 2019年 ついにnoteスタート。でも結局書いたのは2本だけ。 ということで、2020年は絶対noteを続けるぞと思い立つ。 元旦に「脱三日坊主」宣言をして、1月31日まで毎日書く!と決めた。 そして今日は24日(アメリカ時間)。とりあえずなんとか、毎日書き続けている。 恥ずかしいけど、cheatのようなnote(「何も書けない!」と書いたり、たった5行で終わらせたり)もたくさんあるけど、とにかく続

          noteを23日間続けたら、エンジンのかかり具合が少し良くなってきた

          発酵デザイナーの泡盛古酒の話を読みながら考えた

          ひそかなファンである、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんの記事をみつけた。 私の愛する沖縄と泡盛の話だったので、夢中で読んだあと、うれしくてツイートしてしまった。 でも、このnoteで書きたいのは泡盛と豆腐ようへの愛ではなくて。 読み終わったあと、気づいたこと。 これはまるで、「沖縄が好きで泡盛が好きな私」に向かって話してくれているような記事なんだということ。 日本中のあちこちに、私みたいな、いやそれ以上の泡盛ラブの人たちはたくさんいると思うけど、それでもビールや日本酒や

          発酵デザイナーの泡盛古酒の話を読みながら考えた

          ベトナム・ホイアンの写真をみつけてふと思ったこと

          iPhoneに入ったままの写真を整理していたら、去年7月にでかけたベトナム、ホイアンの写真を見つけた。まだ整理せずにここに入ったままだったんだ。 一時帰国での日本の滞在もあと少しになったころ、何かのサイトでみつけたホイアンのクッキングツアー。おもしろそうと思ったら、どうしても行ってみたくなってしまった。すぐに航空券を買ってホテルを予約し、3泊4日ででかけた超駆け足のひとり旅。 それでも、ホイアンのオールドタウンを歩き回って、興味のあったカフェにも行けたし、夜はシーフードも

          ベトナム・ホイアンの写真をみつけてふと思ったこと

          おいしいコーヒーで迎える朝を想像してみる

          3日前にこんなことを書いたのだけど。 思うところがあって、これまで家で使っていたコーヒーメーカーの代わりに、ハンドドリップでコーヒーを淹れてみたいなと思った。 日本のアマゾンにたよらなくても、カリタのコーヒードリッパーがこちらのアマゾンで買えて、たった2日で受け取れるし、コーヒージャグは近くのIKEAで、紅茶用だけど、好みのスタイルのガラスのもの(&超安価)をみつけたし。 私は別にコーヒーの達人ではない。おいしいドリップコーヒーの淹れ方さえ、これからググろうとしている人

          おいしいコーヒーで迎える朝を想像してみる