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【イタリア旅行】ふりかえり日記。大学3年だった私がひとりツアー参加:旅をするりゆう

2017年の11月1日、私はひとりで旅行に参加し、人生2度目のヨーロッパひとり旅にどっぷり浸かっていた。

当時私は20歳で、ツアー内では最年少だと思っていたけれど、私より年下が、いた。大学1年生の女の子2人。同じ大学だということを、後日知る。

最初、彼女たちは往路の飛行機で私の近くにすわっていた。はしゃぐ年頃なのはわかるけど、やかましいな〜と思っていたくらい。集合時間ギリギリにくる彼女たちは、ツアー内ではなにかしでかしそうな雰囲気と思われた。だけど、正直で、常識人で、なにより好奇心にあふれていた彼女たちは、まわりの人とすぐに馴染んだ。私も、1人で、しかも女学生ということもあってか、心配してくれるひとや声をかけてくれるひとがいたのでツアー内のほぼすべてのひとと言葉を交わした。

それでもそれはもはや旅の中盤からで、序盤から初対面のひとと仲良くする空気はまるでない。私も皆無だし、そもそも仲良くするつもりで行くわけじゃない。むしろ煩わしいから、ひとりでいくの。

でも、だからといって拒否するわけではなくて、話しかけてくれるのはもちろん嬉しい。仲良くなりたいな、と思う子がいて、自分から声をかけることもある。旅をしていく中で、同じ時間を共有することでうまれる繋がりを、私はすごく貴重な価値あるものだと思っている。

自然にその流れになるには、最初からむりをしないことだな〜と、仲良くなってから「どうしてもっと早く声をかけなかったんだろう」と思いながらも、やっぱり自分の目的をちゃんともった上であることが一番だと気づく。この場合、目的とは、その旅を心から楽しむことである。建物、食べ物、文化、アートを、存分に吸収しようとすることである。そのために、私はひとりで、動きやすいようにとひとり旅をするんである。

さて、さきほどの大学1年生女の子2人組に、私は後々、たいへんお世話になる。そらもう、今ではお茶を飲みながらあの頃の話をし、笑いながらも頭を下げたい思いなんである。

旅をしてると、いろんなことがあるなんて月並みなせりふですが、まさにその通りなんである。ああ、11月1日のミラノから始まって、ベネチア、フィレンツェ、ローマと、私のイタリア旅行はそれぞれに思い出を刻んでいて、うっとりしまくる秋の日中でございます。

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どうしてここにいるんだろうって思う、本当はどこでもいけるのに、どうしてこんなところにいるんだろって思う、別にいまのこの場所が嫌なわけじゃなくて、でもどこかへ行きたい、旅がしたい、いろんなところへ行きたいあそこに行きたいここに行きたい、て思うのに、それができていない、していないという事実、いまのその状況が、如何にもこうにもやっていらんなくて、私はとってもあたふたする。

ある程度のお金があるのに、旅行なんてしようと思えばいくらだってできるはずなのに、どうして私はいまなにもしてないんだろう、ここにいるんだろうと悲しくなる。

悲しくなってるのかさみしくなってるのか虚しくなってるのか、なってるとしたらどうしてさみしいのか、わからないけれど、兎にも角にも私は今すぐにでも旅をしたくなって、うずうずする、たまらなくなる、飛行機に乗りたい、あの何処へだっていい、ただいまのこの場所じゃなければなんだっていいとさえ思える。

逃げたいことなんてないはずなのに、私は日常から逃げ出したくなる。逃げたい、と思うほど、私は自分を不自由だなんて思っちゃいない、思っていないからこそ、何処へでもいけるからこそ、だからこそなんでこんなところにいるの、と思う。

「私がここにいること」を確固させたくなる。心から楽しめることを実現させたくなる。それが私にとっての「旅」であり、私の思う、求める、居場所なんだと思う。

私が居場所を感じるのは、「旅行をしているときの自分」であって、思うがままに、私は私のために旅をしているときなんである。

だから、飛行機に乗って座っているだけでももうそこは「私の居場所」であるし、1人でただ道を黙々と歩いているだけでも、「私の居場所」として、私はとっても幸福になれるのである。

自分が必要としている対象と、必要とされたいと思う対象が一致したとき、そこは居場所となるんじゃないかと思う。大勢のなかで、私は彼らを必要としていないし、彼らもまた、私を1番には必要としていないだろう。裏を返せば、私は1番が欲しいのかもしれない。

自分が1番を求めるあまり、それが求めるものの1番が私ではないことに、私は不満なのかもしれない。だから居場所を感じなくなる。旅は、私が1番そのとき求めていること、場所で、だからその旅も、1番に私をもてなしてくれる。そういうとき、私は惰性でなんか生きていたくないと思う。

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2年前にかいていたはてなブログがログインできたのでそのときの文章をひっぱりだしてきたのですが、まあなんともクドイすね。

イタリア旅行はパパに借りたカメラでばしゃばしゃ写真を撮っていたのですが、データを取りこんでいなかったため少ししかPCに残っていない。あれどこ行ったんだろう〜

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