マガジンのカバー画像

ヘイヨーさんの人生

336
「ヘイヨーさんの人生」を小説仕立てにして書いたモノです。  細かい記憶違いや演出はあれども、ストーリー的には、ほぼ100%実話!  序章「受験戦争編」(全9話)  第1章「中高… もっと読む
運営しているクリエイター

#三角関係

「中途半端な関係はもう嫌だから、どちらか選んで!」

毎年1度、北区の「滝野川会館」という施設で「おちゃのこ祭祭(さいさい)」というイベントが…

ヘイヨー
3年前
36

代償行動 ~理想が手に入らないなら代わりのモノで我慢しよう!~

青年の中学時代の同級生に竹ちゃんというのがいました。男子校だったので、もちろん男の子です…

ヘイヨー
3年前
36

血みどろの湯舟

ここまで読んできた読者のみなさん。 「この青年は、他の人に心が動かないの?さっさとあきら…

ヘイヨー
3年前
31

心と体は別にある。人は矛盾だらけの生き物

あの人との関係は特殊なものでした。 普段はボランティアでみんなと一緒に会うだけです。でも…

ヘイヨー
3年前
35

「世界を変える戦い」の終わり

21歳の年の3月30日。 ついに「ボランティアの集い」当日がやって来ました。青年たちが必死に…

ヘイヨー
3年前
39

それって、まるで男を品定めしてるみたいじゃない?

実は、前回のお話には続きがあります。 新宿の南口で待ち合わせ、ボストンバッグを手にしたあ…

ヘイヨー
3年前
37

あの人が着替えを持ってやって来た日

読者のみなさんからすると、ここ最近の流れって明らかに青年に不利だと思いません? でも、そうじゃなかったかもしれないんです。 一見すると、浜田君に心が傾きかけているように思えるかもしれませんが、実はこの時の彼女の心は揺れに揺れていて、どちらに行ってもおかしくないくらい紙一重だったのです。 青年の計算は、こうでした。 「このつらい日々も3月いっぱいで終わり。『ボランティアの集い』を成功させれば、あの人の見る目も変わり、4月からはふたりで会って楽しい時間が過ごせる」と。

世界は思うようにいかないし、現実は理不尽なもの

ある日、突然、あの人が怒り出しました。 「もう!なんで3人でいる時には黙っちゃうの!」っ…

ヘイヨー
3年前
38

「熟年夫婦」のような関係と「仲のよい姉弟」のような関係、どっちを選ぶ?

「何かがおかしい…」という青年の勘は、どんどんつのっていきます。 でも、どうしようもない…

ヘイヨー
3年前
45

そういえば、あの食費はどこから捻出されてるの?

「世界を変える戦い」も、もう終盤。3月の23日を過ぎました。 3月30日に「ボランティアの集い…

ヘイヨー
3年前
43

笑っている時よりも、泣いたり怒ったりしている女性の方が心を開いている

この頃から力関係が微妙に変わっていきます。 それは、そうです。あの人は浜田君のことを意識…

ヘイヨー
3年前
54

スケジュールにゆとりを持たせ過ぎると、逆にやっかいな事態になることがある

読者のみなさん、「このお話、いつ終わるんだろう?」と思ってません? 作者も思ってますし、…

ヘイヨー
3年前
45

楽園で暮らすアダムとイブに割って入るヘビ

確か、3月の10日くらいのコトだったと思います。 その日、浜田君は帝国劇場のバイトが入って…

ヘイヨー
3年前
44

大切に思っている人だからこそ、逆に関係がギクシャクしてしまう

世界最高の告白チャンスを逃したこの頃から、ちょっとずつあの人との関係がギクシャクし始めていました。 その理由を説明するのは非常に難しいのですが… なぜなら、いくつもの理由が複雑に絡み合っていたからです。 1つには、あの人のコトを理想視し過ぎてしまったため(同時に、あの人も青年を心の底から尊敬し、神様みたいに信じてくれています) これ、何がいけないかって、「思ったコトを素直に言えなくなってしまう」のです。 どうでもいい人に対しては、気軽に軽口が叩ける。「別に傷つけても