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4月読書はごった煮の8冊~十二国記からブルース・リー・元キャバ嬢まで~

4月の読書7冊を記録する。

まず、①②白銀の墟 玄の月(小野不由美)第3巻・第4巻ー2冊
先月(3月)、第1巻と2巻を読み、いよいよ最終巻へ。
そして集大成として30周年を記念して刊行された
③十二国記ガイドブック(巻頭写真)でシリーズを締めくくる。

友人に借りて約1年半かけ、ようやく完読

壮大なストーリーは、一旦これにて完結。結末はどうなることかとハラハラさせた展開であったが、ホッと一安心。
続編は「十二国記ガイドブック」での作者インタビューによると「体調と相談して」とのこと、読者としては焦らず「時」を待ちたい。

④男のロジカル美容75(荒木尚子)
ヘアメーキャップアーティストの著者が、男性向けの美容ノウハウを伝授する一冊。

すべての男性に「美の伸びしろ」があり、「イケメンになるためには『素材』は関係ない、必要なのは知識」と語る。

そう、今日から私も「イケメン」になれるのである\(^o^)/

イケメンになれるかはともかく、「なりたい自分」に向け努力し、人生を生き生きと楽しんでいくことは重要なのである。見た目(外見)も、内面も。

⑤片付けパパの最強メソッド(大村信夫)
筆者は大手家電メーカに勤務しながら、通称「片付けパパ/片付け部長」としてパラレルキャリアを実践する。

片付けることは目的でなく「よりよく生きるため」の手段。
自分自身を整理することで人のために使う時間を増やすことができる。

著者は、私が参加したキャリアコンサルタントのイベントでゲストスピーカとして招かれていた方、早速著書を購読させてもらった。
「自分を整理し他人に使う時間を増やす」というキーワードに大いに共感。
「心」も「思想」も整理して「やらないこと」を決め「WAKUWAKUじいさん」を目指すぞ。

⑥ブルース・リー 李小龍の栄光と孤独(四方田犬彦)

男の子であれば、誰もがブルース・リーになりきった経験があるのでは?

功夫(クンフー)映画で知られるブルース・リーは演技力で魅せる天才子役が原点。アジア人系とハリウッドで差別、ドイツ人の血で香港でも疑惑の眼を向けられ自らのアイデンティティに苦しむ。
没後50年、今なお神話化される理由は?
天才俳優の全作品を時代背景と筆者の溢れる愛情で綿密に分析、人間“李小龍”が映画で観た功夫シーンとともに心に甦る

アチョー!


⑦好きしかいらない!最速でなりたい私を手に入れる方法(みゆう)

ゴージャスにはゴージャスを添えて

大阪・北新地のキャバクラ(クラブエース)で6年半働き、年間数億円を稼ぎながらも昨年12月に引退。
「ナンバーワンになる」目的のために自分を信じてブレない姿は自らを商品に見立てた「マーケター」としての生き方そのもの
そして根底にある彼女の魅力は駆け引きなく「人を信じる気持ち」が伝わること、である。

⑧自分の薬をつくる(坂口恭平)

心の悩みには悩んでいる自分を変えなさいという忠告を受けることが多い
筆者はそれを言わない。
周辺を含め今の自分を一切変えないという条件を付け、その上で望みを実現する具体的な手段を見つけ出そうとする。
その方法は自分で薬(メタファ)作ること。
もやもやしている患者のアウトプットを「強引に」引き出す。
一見「強引な問題解決」キャリアコンサルタントの悪い事例と思いきや、その逆。インプット過多の現代人へ強引なアウトプットへ誘導し猛烈に「経験代謝」を促す
自らも躁鬱病とつきあう筆者が編み出した妄想?の世界へようこそ。

4月の読書、振り返ると幅広いジャンル、という見方もできるけれども、節操なく広がっている感じか。。。一方で、好きで読んでいるんだからこの一貫性の無さを楽しめばいいんじゃない?とも思う自分もいます。
ともあれ、最後まで読んでいただき感謝申し上げます。


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