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もしも妖怪人間ベムがカウンセラーだったら~2024年5月の読書10冊~

先月の読書は、自分の業務寄りになっただろうか。
・仕事への参考①②③⑤⑧ 5冊
・エンタメ系④⑥⑦⑨   4冊
・美容系  ⑦⑩     2冊
  
*⑦をエンタメ系・美容系両方にカウント


①カウンセリングを受けたいと思ったら(上地安昭)

クライエントの目線でカウンセリングを教示する一冊。
本書の内容とは直接関係ないが、自分はクライエントとしてここ2年間で5名のキャリアコンサルタントに相談した。
手法を知っているせいか、あまり問いかけられるとイラっとするし笑、軸がないせいか問題解決に導かれた方がスッキリするとも思う。
何より、どのカウンセラーも楽しそうに仕事をされていることに最も感化された。
この道(キャリアコンサルタント)を選んだことに間違いはなかったと確信。

著名なカウンセリング心理学者のカール・ロジャーズが述べている「人間は基本的にポジティブな方向へ歩んでいく」という言葉通り、カウンセラーはあなたの心の中にひそんでいる成長したいという気持ちに注目し、「きっとよくなるだろう」というポジティブな信頼に基づいて根気強くあなたに寄り添ってくれます。

本書より抜粋

そう、こんな風に思われるカウンセラーになりたい。

こんなカウンセラー(マキマさん)は嫌だ笑



②事例から学ぶ 支援を深める相談技術 現場実践から導き出された17のメソッド(吉田悦規)

SSTの認定講師としての筆者のキャリア出発点は精神科病院での看護師。
難しい相談を数多く経験したからこそのメソッドは説得力がある。
そしてとても難しいと感じたが、自分も「弱い人間」と自覚しつつ身の丈に合わせて挑んでゆきたい。

クライエントがなぜ自分の前に姿を見せたのか、なぜ相談に訪れたのか、その人のそれまでのヒストリーがあります。
その人が、それまでの生活の中で、困難と生きづらさを抱えながら、生き延びてきたことを、しっかりと受け止めます。
生活歴と障害の特性による生きづらさを理解し、その人が「自分と同じ弱い人間である」という前提に立ってかかわりたいと思うのです。

本文より抜粋
相談と言えば先生・・・?



③今すぐはじめる手話テキスト 聴さんと学ぼう!(全日本ろうあ連盟)

これは読書と言えるのか微妙(というか読書ではない)のだが、昨年末から3月まで「手話教室」に通った際のテキストである。
「手話への挑戦」を記憶と記録に残すため、あえてリストに入れたい。
4月から新しい仕事に入ったため(転職)、しばらく手話学習は休止を決めたが、いつかまた志と行動を復活させたい。

いつかまた、挑戦
きっと…



④妖怪人間ベム大全(不知火プロ編)

「おいら怪しいもんじゃないよ」
どう見ても怪しいベロが発するセリフに子供心に違和感を覚えたことが思い出される笑。
日韓基本条約により、日韓国交回復の流れによる文化交流で韓国で制作されたアニメが「黄金バット」そして第2弾が「妖怪人間ベム」。
アニメ史上でも異彩を放つ名作は、その制作過程やスタッフなど詳しいことは謎につつまれていた。
アメコミ的な人物画と背景は、韓国人アニメーターによる作品だったから。
そんなベールにつつまれた妖怪人間の歴史を解明する超稀有な一冊。

▼思い出されるのは、テーマ曲のこのセリフですね▼

暗い、音のない世界で、ひとつの細胞が
分かれて増えていき、3つの生き物が生まれた
彼らはもちろん人間ではない、また動物でもない、
だがその醜い体の中には、正義の血が隠されているのだ
その生き物・・・
それは人間になれなかった妖怪人間である
早く人間になりたーい!

本来のテーマは“差別のない社会”
つまり今風に言えば“多様性”である


⑤ハンチバック(市川沙央)

こちらは先月の記事で取り扱ったテーマ。
4月の投稿なのに本書はなぜか5月の読書記録。
まあ誰も気にしないのでいいだろう笑。



⑥なんのために生まれてきたの?希望のありか(やなせたかし)

執筆当時、目も耳も悪くなり癌で腎臓も片方がなくすい臓は三分の一切除、胆嚢もなく、腸閉塞で腸を切り、心臓にはペースメーカーという満身創痍の当時93歳の筆者。
それでも明瞭かつ明快、ストレートな語り口は「今を生きる」希望と活力に満ち溢れる。
没後11年、アンパンマンはずっと生き続けている、そして永遠に。

現在と未来しかないの。
そうすると、現在とその未来をなるべく楽しく、なるべく面白く、生きた方がいいんです。
過去のことを、いくら考えてもしょうがない。

本書より抜粋

ごもっとも。

元気ひゃくばい!



⑦冨永愛 美の法則(冨永愛)

自然豊かな大都市?神奈川県相模原市で生まれ育った冨永さんは17歳からスーパーモデルとして活躍。
彼女が「美しさは内面からあふれる」と語ると自分の内面は汚いのか…と自己嫌悪に陥る笑。
休養を経て肩の力が抜け、チャレンジを続ける姿は今もまぶしく美しい。
彼女が健康と美容のため摂取しない甘いものも冷たいものも炭水化物もやめられないが^^、自分基準で“本物”を目指そう。

たい焼食いながら読んじゃアカンよね💦



⑧発達障害を考える心をつなぐ 大人の発達障害サポートブック(小野和哉)

発達に課題を持つ人たちに対し、社会の変化を待つだけでなく、自らも生き抜く術を指南する。
障害者が安心して働ける職場、それはハラスメントなど無縁の理想の職場、社会の変化のスピードを速めたい。
相談員としての自分はどう貢献できるのだろうか。

誰もが生きやすい世界に



⑨ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化(中川裕)

単行本発行部数2700万部を突破し、アニメ化・実写映画化もされた大人気漫画「ゴールデンカムイ」。
アイヌ語監修者による公式解説本の続編にして完結編。
漫画の名場面になぞらえることで、カムイと共生するアイヌの生活と文化がより鮮明に浮かび上がる。
「日本人化」されて消えゆくアイヌだが、カムイにこめられたものこそ現代人に必要な精神世界ではないだろうか。

映画も面白かった



⑩50代からの髪がみるみるよみがえる! 美髪ケア大全(齊藤あき/浜中聡子)

加齢とともに髪の悩みは増える、そんなときにいちばんしてはいけないことは「年だからしかたない」とあきらめてそのままにしてしまうこと。
そんなあなた?に毛髪診断士と医学博士が科学的に指南し、髪の悩みに合ったヘアスタイルを提案してくれる。
美しい髪とともに心も潤し美しく保とう。
いつからでも、何歳からでもキャリア…じゃなくて美しい髪は保てる。
プロティアン・美髪・・・?

それにしても、なぜ急にこのテーマの本なのか。。。それは・・・
▼この絵が描きたかったから笑

この髪型は芸術?


以上、私の気ままな読書記録を最後まで読んでいただきありがとうございます。尚、タイトルの「もしも妖怪人間ベムがカウンセラーだったら」は、ノリでつけたものなので、内容に連動しておりません笑。
このタイトルの内容で記事(物語?)を作るセンスがあるといいですよね。
ただ、幾多の「差別」を経験し乗り越えたベム(ベラ、ベロ)はきっとよいカウンセリングをしてくれるでしょう。怖いかな。。。

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