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キューバ:3日目③キャバレートロピカーナの熱い夜

キューバの旅も終わりに近づいている。そんな最後の夜は、キャバレートロピカーナで締めくくる!とバラデロからハバナに戻ってきた私たち。前回も書いたように、キャバレートロピカーナに行く前に、友はまさかの腕を骨折!! (というか、それは帰国後に分かった事実!)↓

よく、あの試合は実は骨折してました。とか、マラソンで走り終わったら骨折でした。とか聞くけど、そんなことあるんかな。腕とか足とか普通に動くもんなんかな?痛くないんかなとか思ってた。 でも実際はそんなことあった!!しかも目の前で!

なんせ、この後に行くキャバレートロピカーナで私たちはめちゃくちゃ踊ってたし、手も引っ張られてたし、8キロという重い荷物を詰めて友は持ち帰っていたし!!! もう骨折ではない、何事もなかったと思い混んで行動することでの力、そう「火事場のくそ力」もしくは「思い込みのパワー」たるものを目の当たりにした。人間ってすごい。

とは言いつつも、キャバレーに行く私たち。友はデニム も破れ血も出ている状態だったので、いったんcasaに帰って着替えることに。自転車タクシーというものに乗り、casaに向かった。途中、この怪我の話をして地元の薬局的な所に入れてもらい、消毒液か包帯的な何かあるかと話していたが、出てきたものがバンドエイド。これには笑うしかない私たち。しかも結構ないい値段。しかし、地元の人の優しさで入れてもらえたお店なので友はありがたくバンドエイドを受け取った。気持ち程度にそのバンドエイドを貼っていたように思う。

そこから、痛さを忘れ(いや、決して忘れていないだろうが)、ちょっとだけ(旅の中では)オシャレして化粧もして夕食も食べてキャバレートロピカーナまで今度はタクシーを走らせた。 途中に、あの革命広場のゲバラがライトアップされているということで、横を通ってもらったりして。

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ここで少しキャバレートロピカーナの説明も。キューバの旅行サイトや、本をみれば必ず目に飛び込んでくる、キャバレートロピカーナ。ダンスショーが満載!それはもう、私ももれなく行きたいと思った1人。そして、もちろんキューバに行けばぜひ行ってみて欲しいと思うオススメの場所。

キャバレートロピカーナとは?
1939年開店の老舗キャバレー「トロピカーナ」。キューバの首都ハバナにある。
トロピカーナは2,000人を収容できる大きな劇場で、ラテン特有の華麗かつ美しいダンスショーが行われる場所として非常に有名。↓

ここを目指して、私たちもタクシーを走らせた。程なくしてキャバレートロピカーナに到着。

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到着すると、すでに沢山の人たちで行列ができていた。色んな国からたくさんのひとが来ていて、みんなとってもオシャレ。そして入り口で一輪の花をもらうという粋な計らいもあり、私たちの気持ちもさらに高鳴る。

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どんな感じなんやろなー!とワクワクしながら入っていくと、ドドーンと広がるステージと客席!広い!ステージの作りもかっこいいー!!あたりをキョロキョロ見渡しながら、チケットの番号がある席へと向かう。長いテーブルに皆んなで座る感じで、私たちも着席。

ズラーと埋め尽くされてたテーブルと椅子にどんどん人が埋まっていく。1番前の列の席はたぶんVIP席でステージの間近で、大きめのテーブルにゆったりとした感覚で座っている。その後に細長いデーブルにみんなで詰めて座る感じ。私たちもその席だったが、ステージもしっかり見える位置で、良い席だった。

1つのテーブルに6人がけで、それらがびっしりと並んでいる。しかも、同じテーブルだった他の4人のメンバーがこれまたキャラも濃くすぐに仲良くなった。このメンバーたったことで、間違いなく私たちのキャバレートロピカーナは色濃いものとなっただろう。最高の想い出。

そんな時間を共にしたメンバーの紹介をすると、チリ人の2人の夫婦。たしか、妻の50歳?の誕生日で祝いに来たんだよといっていた。何歳になっても仲良く旅するって、心底良いなと思っていた。赤いノースリーブ ワンピースもめちゃくちゃ似合ってたし、それを見守る旦那さんの目があったかいこと!!終始、心が癒されさました。そしてあとの2人もこれまた夫婦で、コロンビアから来ていて、女性の方は、私たちの高校の友達にそっくり!!なんだか他人とは思えない。とにかく片言の英語、スペイン語で会話をして、盛り上がる。

テーブルには、ハバナラクラブとコーラと氷があり、同じテーブルのみんなでキューバリブレを作って、乾杯。ショーの開始までそれぞれのことを聞いたり、褒めたり笑ったりでひと盛り上がり。私たちは日本人ということで、「ハポン(japan) ハポン」と呼ばれていた。
そんな時間を過ごしながらも、常に腕に氷を当ててる友。お酒を飲んだからか、コケて打撲したところがめちゃくちゃ熱い。と、ずっと氷を当てていた。余談だが、帰国後にお医者さんから、「骨折してるから、それを早く回復させようと、血液か集中してきて熱くなる。お酒を飲んでるのでなおさら!」と言われてようで、本当に人間の体とは、回復力とはすごいなと改めて実感。

そんなキューバリブレで乾杯して楽しんでいたら、盛大な音楽と拍手と共にキャバレートロピカーナのショーがスタート!!

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キター!!なんとも煌びやかなダンサーたち。音楽に合わせて躍る姿に心も弾む。歌やダンスが次々に繰り広げられ、その都度衣装も変わり、大賑わい。私たち6人のテンションも一気にあがる。(もう、ほとんどショーに夢中で、写真が無いのが残念ですが)

しかも、ダンサーが近くまで来たり、立って一緒に踊って大興奮!特にチリの女性はダンサーよりも目立つ勢いで気持ち良さそうに叫んで踊りだす。それを笑顔で見守る旦那。もう、微笑ましすぎるですけど!

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そんなショーも気づけばもあっという間に終盤に。そこで終わるのかと思いきや、呼ばれた国の人たちから順番に一緒にステージに上がって最後は皆んなで踊るという、なんとも豪華なダンスタイムまでスタート!ボルテージが上がっている私たちのテーブルのメンバーは、今か、今かと待ち構え、トップバッターで、チリコール!「チーリ!チーリ!」と呼ばれてたチリ夫婦は、歓声を上げてその場で人踊り。

そして、全くもって呼ばれていない、コロンビアと、ハポンの私たちメンバーもなぜか引き連れられて、一緒にステージへ。完全にアジア圏はまだ呼ばれてないから、ステージにいる私たちは目立つけれどもそんなことはみんなお構いなし。各々にダンスに酔いしれる。一緒に手を取り合って踊ったり、夫婦で時には見つめあったり。違う国の人たちと笑顔を交わして、ダンシング。完全に心が開放状態。
コロンビアとチリの2組の女性も天真爛漫!ダンスに陶酔している姿を夫が見守るというなんとも輝かしい関係。あんな風に、自分のありのままを愛してくれるって最高やな〜と、私たちまですごぶるハッピーになって、また踊りだす。友も骨折していた腕を引っ張られながらも踊ったり、写真を撮ったり大忙し。途中で、メキシコのシルベスタやその仲間たちとも一緒に踊って仲良くなったり。言葉が通じなくても心が通い合う瞬間。笑い合える時間。ダンスはパッションやと、皆んなで踊り続けた夜。 
キューバにこなかったら、キャバレートロピカーナに来てなかったらこのメンバーじゃなかったら絶対得られていない経験。キューバ最後の夜は忘れられない最高の夜になりました。
グラシアス!!メグスタキューバ!

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