いつかまたニューヨークで。
20年ぶりに訪れたニューヨークは、今思えば穏やかだった。もちろん、色んな発見や刺激もあったし、今回もESTA申請でてこずったり、お財布を無くすというハプニングはあったけれど。
20年前のように泊まっているホテルのガラスが割れたり、 美容院のランチタイムにびっくりしたりというようなことはなかったな笑。
ブルックリンのデボチャンの家に居候のように、泊まらしてもらっていたということもあるし、地元の公園やカフェや図書館にもお世話になって少し、地元感を味わえたということも多いにあるだろう。
そして、なにより20年経ち、だいぶと大人になって向かったニューヨークは、全く目的が違うものだったからなんだろうなと思う。
HIPHOPに恋焦がれてダンスに一直線だったあのころに向かったニューヨークと、20年経って、9.11の同時多発テロもあったその後は、どんな感じになっているのかと向かったニューヨーク。
刺激を求めて、やりたいこと一直線の20年前と、色んなことを見てみたい、実際の生活はどんな感じなのかなと思う今回では、求めるものも、向かう先も、そして出逢う人達もまた違って面白った。
「その時必要な物や、必要な人達に会える」 というようなことはよく言われることだが、そうなんだろうなと思う。
きっと、それはその時に必要と思うものが、自分の中で色濃く残っているし、出逢った人達やその人達との会話や出来事も、自分の興味のあることや刺激を受けたことが、記憶として強烈に残り、そういうタイミングなんやなと思ったりしているんだと思う。たとえ、それがどんな出来事や人であったとしても。でも、だからそれが面白い。
同じ場所にいっても、その時の環境や自分の年齢や、考え方感じ方によって全く違う景色がみえる。そんな楽しさを今回肌で感じられた。
そーいや、20年ぶりにいったアプロシアターも
まさに、そんな感じだったな。いつしか、その場に立てたらという気持ちの20年前と、出演者にエールを送り今後も活躍を応援していた今回。
そんな違いを感じながら、アポロシアターを楽しんだ。
そんなこんなでブルックリン美術館や、ゴスペル体験、はたまた実際に住む日本人の人達と集まる会、アプロシアター等々楽しんだ今回の旅行。最終日はYさんとセントラルパークでピクニックをしたのち、ホストのデボちゃんおすすめの「American Museum of Natural History (アメリカ自然史博物館)」に行った。
「ナイトミュージアム」の舞台としても有名なところらしく、かなりの人でにぎわっていた。
たぶん、20年前だったら、行かなかったところだろうななんて思いながら中を堪能するw。
恐竜や、植物、世界の民族の生活が垣間見れるエリアなど、とにかく大きくて、迷子になる勢いだ。でも、兄2人という環境で育っているからか、恐竜をみるのは面白いし、ザリガニの展示をみながら、よく、ザリガニ採りにいってたな~。そういや家でザリガニ飼ってたら繁殖したけど、結局共食いしてたな~なんて、色んなことを思い出してなんだか、懐かしかった。甥っ子たちも恐竜が大好きだから、いつか連れてきてあげたいななんて思うあたりが、もうだいぶと大人だw。
そして、「American Museum of Natural History (アメリカ自然史博物館)」を堪能した後は
もちろん安定のカフェタイムでほっこりしたり、最後にマンハッタンをとにかく歩きまわったり、
ディナーも満喫して、最後はブルックリンのBARへと立ち寄った。
最終日の今日は「Brown Rice Family 」のアムさんと会う予定だったのだ。
ブラウンライスファミリーのライブにちょうど日本で行っていたのだが、これまた、そのメンバーの一人のアムさんとYさんが友達だという!! なんとどこまで顔が広いのか!
と驚きの連続だが、ブルックリンなら会えるかもということで、最終日に合う予定だった。(アムさんは1番右)
でも仕事があるから、遅くなるかもといいながら、私も最終日やし、遅くなっても帰るだけやし大丈夫といって、待っていたのだが、向かっている途中に地下鉄がとまってしまうというハプニング。
しかも普通に向かって1時間くらいだが、いつ、動き出すかわからない状況。結局、夜中3時ごろになりそうだから、今日は退散しようとあえなく、アムさんには会えないまま家路に帰る。
でも、きっとこれもこれでタイミング。また、ご縁があれば何かの機会に会えるだろうなと思う。今のこのコロナの世の中で、色んなところに行けなかったり、ライブにも出向けなかったり、会いたい人にすぐに会えなかったり。たくさんのうずうずが心に迫ってくるけれど。。。でもまたいつか何かが変わるタイミングがある。心が晴れ晴れするタイミングがあると信じてる。
だから、いつかまた、この世の中が落ち着いたら、ふわりいってみたいと思う。ニューヨーク。
色んな想い出をありがとう。
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