ハートスイッチ/学生支援ワーキンググループ

コミュニケーションが苦手、人前で話すことが苦手な学生さんは全体で約6割もいます。ハート…

ハートスイッチ/学生支援ワーキンググループ

コミュニケーションが苦手、人前で話すことが苦手な学生さんは全体で約6割もいます。ハートスイッチでは学生さんと保護者の方に就活の現状を理解いただき、自身の特性を理解した上で、すべての就職活動に悩む学生さん一人一人に合った就職活動・進路選択を目指しています。

最近の記事

就活が上手くいかないのはナゼ?~特性の見極めポイント~

今年もリクルート「就職みらい研究所」が25卒の6月1日時点での内定率が82.4%と発表しました。就活に積極的な都市部の学生がアンケートに答えるのだから、毎年高い数字が出るのは決まっている。そして、このような数字が独り歩きすると、就職が上手くいかない学生さんは自信を無くしてしまう、ということも発表する側は考えてほしいというのが、学生支援をしている側の言い分です。 学生さん有利の売り手市場 とはいっても日本は労働人口が減少する一方で、学生さん有利の売り手市場と言われています。

    • 【進学・就職】少子化でハードルが下がっている今だからこそ進路選択は慎重に~資格は必要?~

      いよいよ卒業シーズンを迎えました。進路の決まっている方にとっては楽しい春休みを過ごされているでしょう。 この時期は高校の進路指導室、大学のキャリアセンターなどを訪問し、今春卒の進路決定状況などをお聞きするのですが、少子化・労働人口減少の影響でいずれも進路決定率はかなり高い状況。ただし、従来ならば、授業についていけそうもない生徒さんも進学先が決まり、就職が難しいと思われる学生にまで内定が届くなど懸念材料も多いようです。果たして本人に合った進路選択なのか? 「進学」も「就職」も

      • 保護者が本当に聞くべきなのは「ここでしか聞けない話」~いい事ばかり聞いてもダメ~

        保護者の方からよく聞かれるのが「説明会に行ったけど」「見学に行ったけど」「体験してみたけど」「相談したけど」... 結局、うちの子に何処があっているのか分からないという言葉。 実際に合同説明会などで他のブースに聞き耳を立てていると、募集担当者は「いいこと」しか言いません。(以前の私もそうでした) 様々なカリキュラム、プログラム、そして体験など、表面的な内容だけを伝えています。そして、それを聞いて満足する保護者の方が多いのもミスマッチの原因の一つになっていると思われます。

        • お子さんの可能性を閉ざしているのは?無責任にやりたいことを勧めるのは?

          保護者の方との進路相談でよく聞かれる言葉は「うちの子には無理だから」「本人のやりたいことをさせてあげたい」など。 優しい言葉のように思われますが、進路支援の仕事を長年していると「無責任」な言葉に感じます。 最初から「うちの子には無理だから」と挑戦する機会すら与えないと何も出来なくなります。 例えば、大人でも少し前までは券売機でJRと私鉄の連絡切符を買うことが出来たのに普段からICOCAやSuicaなどを使っていると券売機では連絡切符が買えなくなっていたりします。 お子さんに

        就活が上手くいかないのはナゼ?~特性の見極めポイント~

          退職理由から考える「超早期退職」の防ぎ方。~就活セミナーの活用~

          今年の夏も多くの早期退職された方の相談をお受けしました。 主な退職理由は ① 人間関係が上手くいかなかった。 ② 想像していた仕事内容と違っていた。 ③ 会社自体がブラック企業だった ・・・・・・・・ それでは早期退職は未然に防げなかったのでしょうか? 全国的にアフターコロナ、労働人口の減少を見据えて多くの企業が新卒の採用を増やし、学生優位な「売り手市場」となっています。社会全体で働く人が減る中で、新卒に対する期待値も高い現状です。 しかし、コロナ禍の影響

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          元大学職員が考える支援が必要なお子さんの進学先(高校・大学)の選び方~岡山~

          18歳人口が減少=一般校入学のハードルは下がっています 県教育委員会は、少子化が進んでいることを踏まえ、県立高校の再編計画を策定しました。 しかし、地域から県立高校がなくなると、地元の中学生の進路選択や、自治体の移住政策などに大きな影響を及ぼすとして再編は進んでいません。また、県内の私立高校は2校が募集を増やすため、募集定員はあわせて5620人となります。お子様の学力を懸念する保護者の方も多いと思いますが、定員割れの一般校は入りやすい状況にあります。 大切なのは子どもに合

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          職場になじめない、仕事が続かないのは理由がある。TELハラ問題から浮かび上がるもの。

          ■職場になじめない ■電話対応がうまくできない ■曖昧な指示が理解できない 近年、コンプライアンスに対する意識が社会的に高まり、さまざまな形態のハラスメントが問題として取り上げられるようになっています。そのような動向のなか、新たなハラスメントとして「TELハラ」が大手メディアで取り上げられ、SNSなどで大きな話題となりました。 職場環境への適応を阻害 TELハラは、電話に対して苦手意識を抱いている社員に電話対応を行わせることを指しています。「本人の適性に関わりなく、立場

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          発達障害ほどではない「グレーゾーン」はより生きづらい!?すぐ出来る支援は?

          ハートスイッチは就労移行支援事業として、障害のある⽅の一般企業への就職に向けて、生活リズムの安定や必要な就労スキルや知識向上のためのサポートをおこないます。その障害の一つに「発達障害」があります。 「発達障害」という言葉が広く知られるようになり、多くの人が、自分も当てはまるのではないかと感じて、医療機関や相談機関を訪れるケースが非常に増えています。 自ら「発達障害」ではないかと疑って、診察や相談にやってくるケースに共通する特徴は、長年生きづらさや生きることへの違和感のよう

          発達障害ほどではない「グレーゾーン」はより生きづらい!?すぐ出来る支援は?

          いわゆるグレーゾーンの学生は企業にとっても魅力的な存在のはず。「できないこと」ではなく、「できること」にフォーカスを

          生産年齢人口(15-64歳)も年々減少 岡山県の人口は、平成17年の約196万人をピークに、それ以降は人口減少局面となってお り、国立社会保障・人口問題研究所によると、令和22年には約168万人になると推計され、本格的な人口減少社会への対応が求められています。また、生産年齢人口(15-64歳)も年々減少を続けており、産業を支える人材確保が喫緊の課題となっています。 福祉的支援の領域ではない、学生は全体の1 割以上 一方で、現在、岡山県内の大学生(4年制)は約3 万9千人

          いわゆるグレーゾーンの学生は企業にとっても魅力的な存在のはず。「できないこと」ではなく、「できること」にフォーカスを

          「就活」超早期離職を防ぐには[企業]も[学生]も自己分析が重要!

          今春卒業予定の大学生の就職活動を総括すると、複数の内定を得た学生と、内定を取れない学生との「二極化」が顕著になっています。コロナ禍の長期化や授業のオンライン化の影響でコミュニケーションに苦手意識を持つ学生が、リアルな面接に対応できないなど取り残された模様です。 とはいっても2022年を境に若者の人口は減り、より人材獲得競争が激しくなる「2022年問題」に直面する中、本当は自分に向いていない会社であっても、どこかでは内定が取れることが超早期離職の原因にもなっています。 こ

          「就活」超早期離職を防ぐには[企業]も[学生]も自己分析が重要!

          “就活”めんどくさい「自己分析」が自分を守る。~早期退職に繋がらないために~

          就職活動をしていくうえで必須となるのが「自己分析」です。自己分析とは、学生さんなど仕事経験がないため特に企業側が最も重要視するポイントです。 新卒者を採用するうえで、企業が求めているのはスキルがあるかどうかも大事ですが、自分の特性(個性)を理解して、職場環境への対応ができること、資質を伸ばすことができるかということをより重視しています。自分の特性(個性)を企業に伝えることは、適材適所の人員配置などで欠かせないポイントでもあります。 そこで重要になるのが、自己分析です。自

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          発達障害人材の未活用は「2.3兆円」の損失。苦手の多い学生さんを地域人材に。

          法定雇用率3年後に2.7% 企業に義務づけられている障害者の雇用率について、厚生労働省は現在の2.3%から段階的に引き上げ3年後に2.7%とすることを決めました。 現行の2.3%だと常用労働者数44人以上の場合は障害者を雇用する必要がありますが、2.5%となる令和6年4月より40人以上、2.7%なら38人以上の企業で新たに雇用の義務が生じることになります。 すでに雇用義務がある企業でも常用労働者数5000人の企業を例にとると、現行は115人の雇用義務、2.7%になるころには

          発達障害人材の未活用は「2.3兆円」の損失。苦手の多い学生さんを地域人材に。

          おじさんがラジオに出る理由part②~発達障害・早期支援の必要性~

          昨年6月に【おじさんがラジオに出る理由「個性」と「発達障害」の違い】の記事を書かせていただきました。障害を意識していない学生さんと保護者の方は「障害」というワードだけで関係ない情報としてシャットアウトしてしまうから適切な支援が受けられない。だからマスメディアを通じて全ての方に幅広く発達障害の現状を周知するという内容でした。 「自分史」がまだ出来ていない頃(保育園~小学校) 約1年間の学生支援活動を通じて、大学・高校・中学・小学校・保育園の現場や保護者の方から意見を聞かせて

          おじさんがラジオに出る理由part②~発達障害・早期支援の必要性~

          「奨学金」という借金。発達障害と思われる方によくあるお金の困りごと。

          いまや大学生の2人に1人が奨学金を利用している時代。 大学の進学費用、授業料に使用するという「目的」が明確、さらに、進学が経済的に厳しい時に推奨されている点などから、「借金する」という感覚で利用していないという人が多いのかもしれません。とはいえ貸与型の奨学金は、無利子・有利子に関わらず、利用後必ずその返済が求められる借金の一種です。 「奨学金」がご本人の負担に。 日本経済が長らく低迷していたことで、親世代の収入状況が悪化し、奨学金に頼らざるを得ないケースが増えたことも、

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          やんちゃな子?小学校入学後に発見されやすい発達障害の特徴

          学生さんの話を聞く度に必要と思われる早期発見と理解。本人はとても努力していたのに、周りから「勉強していないから成績が悪い」とずっと思われていたそうです。 大学生になり、診断を受けてショックを受けるどころか「LDという障害のせいだったのか」と腑に落ちることができて、楽になったそうです。 今回は小学校入学での発見について書きます。 幼稚園や保育園では、ただの「やんちゃな子」、落ち着きはないけれど元気だし、子どもにはよくあることと思っていたら、小学校の就学前健診で発達障害の可能

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          就活で求められるコミュニケーションと伸ばし方

          コミュニケーション力に自信がありますか? という質問におそらく半数以上の学生さんは「NO」と答えるでしょう。 コミュニケーション力とは「誰とでもすぐ仲良くなれる」「人を笑わせるのが得意」と考える方も多いと思いますが、学生さんと企業で捉え方が少し違います。企業が求めるコミュニケーション能力とは具体的にどのようなことなのか? ビジネスに必要なコミュニケーションスキルとして、 (1)相手の言うことを正しく理解する力 (2)相手に伝える力 が挙げられます。 ただ、一概に定義する

          就活で求められるコミュニケーションと伸ばし方