見出し画像

お子さんの可能性を閉ざしているのは?無責任にやりたいことを勧めるのは?

保護者の方との進路相談でよく聞かれる言葉は「うちの子には無理だから」「本人のやりたいことをさせてあげたい」など。
優しい言葉のように思われますが、進路支援の仕事を長年していると「無責任」な言葉に感じます。

最初から「うちの子には無理だから」と挑戦する機会すら与えないと何も出来なくなります。
例えば、大人でも少し前までは券売機でJRと私鉄の連絡切符を買うことが出来たのに普段からICOCAやSuicaなどを使っていると券売機では連絡切符が買えなくなっていたりします。
お子さんに挑戦する機会すら与えないと出来ることでさえ、出来なくなります。

また「本人のやりたいことをさせてあげたい」「本人の希望を叶えたい」という言葉も無責任な言葉です。
希望通りに進学や就職したが、本当は向いていない進路選択をしたのに気付き、早期で辞めていった。そんな方を多く見てきました。

大切なのは適当な負荷と、それを乗り越えた成功体験を積むこと。
本人の苦手なこと、得意なことをしっかり把握し、乗り越えられるであろうハードルを置いてあげることです。

ハートスイッチの学生支援ワーキンググループは一人ひとりに向き合い、出来る可能性を見つけていく、そんな支援です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?