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就活が上手くいかないのはナゼ?~特性の見極めポイント~

今年もリクルート「就職みらい研究所」が25卒の6月1日時点での内定率が82.4%と発表しました。就活に積極的な都市部の学生がアンケートに答えるのだから、毎年高い数字が出るのは決まっている。そして、このような数字が独り歩きすると、就職が上手くいかない学生さんは自信を無くしてしまう、ということも発表する側は考えてほしいというのが、学生支援をしている側の言い分です。

学生さん有利の売り手市場

とはいっても日本は労働人口が減少する一方で、学生さん有利の売り手市場と言われています。あきらめず就職活動を続けていると何処か(いわゆる不人気業界)で内定が取れるのが現状でもあります。「やっと内定が取れたので、そこに決めたい。」「同級生と一緒のタイミングで就職したい。」という学生さんも多いが、内定先が本人の適性に合っているか?働き続けることが出来ているのか?を考えるとお勧めできない事例の方が多い、もう他大学と就職率で争うような時代じゃない、というのが大学のキャリアセンター担当者との先日のぶっちゃけ話でした。

自分の力だけで内定を取れる学生さんは本当に稀

そもそも就活を始めて最初から要領よく自分の力だけで内定を取れる学生さんは本当に稀です。半数以上の学生さんはエントリーシートなどの選考書類をキャリアセンターなどで何度も指導を受けて初めて選考通過できるものになります。そして、書類が完成しても面接で上手く答えられないと修正し、模擬面接を繰り返し、その結果が内定となります。
その頃には企業側の意図も概ね理解できるようになっており、約半年間で著しく成長していく学生さんの姿を見ることが出来るのがキャリアセンターに在籍していた頃の醍醐味でした。

軌道修正が出来ない

しかし、指導を受けてもエントリーシートが全く書けない、何度か面接を経験しても上手く軌道修正が出来ない場合、障がい特性がある可能性もあります。例えば面接で準備していた想定通りの質問が来ても、支離滅裂な回答をしてしまう等です。コロナ禍の影響でオンライン授業が中心となり、課外活動・学外活動・アルバイト等の機会を失った学生さんの多くはコミュニケーションを苦手としていますが、その中には適切な支援を受けるべき学生さんがいるのです。

就活カフェ

これから就活を始める、就活が上手くいかない学生さんは先ずは自分の大学のキャリアセンター(就職課)に相談を。岡山県の方は下記の就活カフェでお会いしましょう。福祉サービスをゴリ押しすることはありませんよ。

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