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HSP HSC「アーロン博士がアドバイスする敏感さの捉え方とは?」

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。 

今日はですね1日休みだったので、少し本の整理などをしていたんですね。(2020/7/19) 

最初はですね、自分が手に取りやすい位置に普段よく読む本を揃えて、読まない本は奥にとかやっていたんですけど、気づくとですね。

気になった本を手にとって読み始めていたんですよね。

気付いたら2時間ぐらい読んでいて。

「あっ…片づけていない…」

と読みふけっていた世界から帰ってくるんですね。

結局、本の整理は進まないで気になった本を読んだ一日でした。 

結構私はこういうことがありまして。 

例えばですね、古いアルバムとか備品を整理するとか苦手なんです。

その物質に込められている記憶や風景に介入しやすいからなんですね。

昔の思い出や想いが込められた古い物。アンティークの物とかに興味があるタイプでも私はあります。

特に自分自身の過去の思い出が込められた物が出てきた時には、それに対して意識が向いてしまいやすい。

なのでどうしてもですね、当初の目的とは違うことをしてしまったりするんですよね 。

あらゆるところに意識が向いていってしまうという気質と、過去の体験や思い出の記憶を思い出すとそこに戻ってしまいやすい気質とが重なって。

自分自身の過去の体験に没入しやすい傾向にあると自己分析しています。

このようなことは誰でも経験している事かもしれませんが、その程度は人それぞれなんですね。

思い出の物に触れても「そうそうこうゆうことあった」と思い出して、あとは特に気に留めないという人であれば、その後当初の目的にすぐに移行出来て、すんなり片付けが済むのかもしれません。

敏感気質の人は、自分自身の気持ちにも敏感に反応していて没入しやすく

「あの頃は本当はこんなことをかんじていたのかも。」

と自己探求が始まり、さらに深い所へ介入していってしまいやすいのかもしれませんね。

今日はですねそんなことをしていました(^^) 



今回は、 「アーロン博士から学ぶ敏感さの捉え方」についてお話ししていきたいと思います。

1.HSPについて

まずHSPについてお話ししていきますね。

1990年代にエレインアーロン博士によって高敏感性の研究がされていました。

科学的な専門用語としては感覚処理感受性(SPS)と呼んでいます。

そして博士はその敏感性の値が高い人を

HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)人一倍敏感な人。

HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供と呼んでいます。

エレインアーロン博士自身もHSPで、博士の子供もHSCだったようです。


【HSP】
• HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン )人一倍敏感な人
• HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供
• HSS (ハイ・センセーション・シーキング )人一倍敏感な人・刺激を求める人


そして、博士によると全人口の15%~20%がHSPと言われています。

5人に1人がHSPということになります。

そしてさらにそのHSPの30%の人口の約6%が HSS(外向型・刺激を追求するHSP)という気質の人もいるとされています。

HSPは精神医学で言う病名ではなくて、あくまで気質というものになります。

さらに他の種族100種類以上にもHSP気質は存在したことを発見したそうです。

これらは生まれ持った脳機能に関係しているようです 。HSPの人は脳の扁桃体。

危険を判断する部分の働きが、生まれつき強く不安・恐怖そんな部分を感じる神経回路も敏感に働くためだそうです。


【HSPの四つの性質】
①深く考え事をする
②常に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する

HSPについては、 気になった方はエレイン・N・アーロン博士のサイトをチェックしていただけると良いと思います。

アーロン博士のサイトではHSP診断もできます↓


今回は主にHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)にフォーカスしてHSCの特性を探りながら。

私自身も HSCだったことを踏まえて、その体験や経験をお伝えしていきたいと思います。

私の主観でお話していくこともあります。

そのように聴いて頂けると嬉しいです 。

この記事を通じて。

今敏感気質に悩んでいる方。辛い方。

身近にいる人への理解になったり。

それぞれが生きている世界が少しでも安心できて。

優しい世界になってほしいと願っています。

又、HSPの情報交換、新しい気づきとなることに繋がっていけたらと思います。

2.アーロン博士から学ぶ敏感さの捉え方


ここで言う敏感であるとは親切。 共感力。洞察力。芸術家肌であるといった意味ではないよとアーロン博士は著書で語っています。

その理由として、敏感な人は調子がいい時には長所を発揮します。

思いやり。情緒の豊かさ。直感力に優れている。という能力を発揮できるんですね。

ただこれは敏感な人だけに見られるものでもないんですよね。

また敏感な人は刺激に圧倒されてしまった時にはこれらの能力は全く発揮されなくなってしまうこともあります 。

このことから「敏感さ」とは決して良いとか悪いというものでもないんですよね。

アーロン博士は著書で、

「行動する前に確認して考える戦略」「即座に行動する戦略」この二つがあるならば、敏感さとはその前者だと表現されるのが最も適切です。

と言っているんですね。

何かをする前に慎重に確認したり考えたりする人が敏感さを持っていると言っているんですよね。

そしてこれは状況によってどちらの戦略がうまくいくかは変わってくるということになります。

そもそも敏感さやHSPや非HSPという表現には、どちらが優れている、劣っているという二極化した構図で捉えたり。

対立する問題を持ち込もうとしないように、アーロン博士自身も著書で何度も語っています。

敏感な子供との関係に悩んでいるHSPではない親にとっても。

HSP気質を持っていて、家族でそれぞれの気質について話そうと考えている親にとっても。

敏感さという一つの気質について考えることは、お互いが同等の立場に立つこともできて、お互いを認め合えることになる。

そんな家族療法にもなりますよとアーロン博士は語っています。

HSPは共感力が高く、洞察力が鋭い、といったイメージが定着しつつあるので、この部分だけを捉えてしまうと特別に良いようなイメージも先行してしまっていたりしやすいですよね。

または敏感すぎるから何かしら悪い所があってそうでない人は普通と言ったレッテル貼りにもなってしまうのかもしれません。

誤った認識や偏った意見から誤解は生まれていきます。

先ずは自分で調べることですよね。

書籍や範囲は限定されますが、それでも自分自身で調べていくことはとても大切なことなんですね。

私自身も自分自身のこの気質に対して長年悩み、時にはとても苦しい時間も過ごしていました。

このHSPとの出逢いからさらに自己認識や自己受容ができることを願いながら。

そしてこの記事を読んでいただいているあなたに何か少しでも良い情報となるように。

と少しおこがましいかなと思っていたりしながらも今、この記事を書いています。

こういったことから一度家族などでHSPについて話し合ってみたり。

知識を得る時間を皆で作っていくことから始めていけると良いのではないでしょうか。

今回は「アーロン博士から学ぶ敏感さの捉え方」についてお話しさせていただきました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまたお逢いしましょう(^^)

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今回の記事でも参考にしているエレイン・Nアーロン博士のHSCの本です↓

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HSP心理カウンセラー じゅんさん
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