HSP HSC「HSCの用心深さは長所として捉えることができる理由とは?」
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今日も雨の天気でしたね。(2020/7/9)
皆さんの住んでるところも雨模様だったでしょうか。
「雨の匂いがする」
誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
その要因はいくつかあるようです。
まず1つ目は、雨天時にアスファルトから香る匂いです。
カビや排ガスなどを含むホコリが雨水と混ざって。
アスファルトの熱によって匂い成分が気体となったものだそうです。
また、「ペトリコール」と呼ばれる匂いもあります。
雨が地面や植物に衝突する時、小さな粒子を含んだ気泡を放出します。
植物由来の油が付着した、乾燥した土壌や岩石にこのエアロゾルが当たった際に、それらの成分をエアロゾルの中に取り込むそうです。
これが独特の匂い「ペトリコール」となって私たちの感じるところとなるようです。
ちなみに「ペトリコール」はギリシャ語で「石のエッセンス」を意味します。
また、「ペトリコール」が雨の降り始めの匂いであるのに対して。
雨上がりの匂いと言えるのが「ゲオスミン」と呼ばれる匂いです。
土中のバクテリアによって作り出されるカビ臭いような香りで、雨水によって拡散し、雨水が蒸発し始める際に匂います。
ゲオスミンはギリシャ語で「大地の匂い」を意味します。
思い返してみると、雨の降り始めの匂いと雨上がりの匂いは確かに違いますよね。
石のエッセンスの言葉を思い出すと、憂鬱な雨を楽しむ気持ちになれそうです。
今日はそんなことを考えていました(^^)
今回は「HSCの用心深さは長所でもある」についてお話ししていきますね。
1.HSPについて
まずHSPについてお話ししていきますね。
1990年代にエレインアーロン博士によって高敏感性の研究がされていました。
科学的な専門用語としては感覚処理感受性(SPS)と呼んでいます。
そして博士はその敏感性の値が高い人を
HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)人一倍敏感な人。
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供と呼んでいます。
エレインアーロン博士自身もHSPで、博士の子供もHSCだったようです。
【HSP】
• HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン )人一倍敏感な人
• HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供
• HSS (ハイ・センセーション・シーキング )人一倍敏感な人・刺激を求める人
そして、博士によると全人口の15%~20%がHSPと言われています。
5人に1人がHSPということになります。
そしてさらにそのHSPの30%の人口の約6%が HSS(外向型・刺激を追求するHSP)という気質の人もいるとされています。
HSPは精神医学で言う病名ではなくて、あくまで気質というものになります。
さらに他の種族100種類以上にもHSP気質は存在したことを発見したそうです。
これらは生まれ持った脳機能に関係しているようです 。HSPの人は脳の扁桃体。
危険を判断する部分の働きが、生まれつき強く不安・恐怖そんな部分を感じる神経回路も敏感に働くためだそうです。
【HSPの四つの性質】
①深く考え事をする
②常に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する
HSPについては、 気になった方はエレイン・N・アーロン博士のサイトをチェックしていただけると良いと思います。
アーロン博士のサイトではHSP診断もできます↓
今回は主にHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)にフォーカスしてHSCの特性を探りながら。
私自身も HSCだったことを踏まえて、その体験や経験をお伝えしていきたいと思います。
私の主観でお話していくこともあります。
そのように聴いて頂けると嬉しいです 。
この記事を通じて。
今敏感気質に悩んでいる方。辛い方。
身近にいる人への理解になったり。
それぞれが生きている世界が少しでも安心できて。
優しい世界になってほしいと願っています。
又、HSPの情報交換、新しい気づきとなることに繋がっていけたらと思います。
2.HSCの用心深さは長所でもある
敏感な子供は日常の慣れた光景でさえ変化に気づいています。
例えばHSCは、
「お父さんの靴がないからもう会社に行ったのか」
「お母さんは今日はなんだか忙しくしているな」
「見たことない紙袋がある何か買ってきたのかな」
「いやそれとも何か貰い物でもしたのかも」
となれた家庭内の状況でも一つ一つに敏感に反応しているんですね。
これは、まったく新しい状況ではさらにかなりの量の情報を処理をしているという事にもなりますよね。
HSPではない親からすると時にHSCの行動はもどかしく感じると思います。
HSCは確認をしたがったり、強制されたりすると 。
反抗して、周りの子供が楽しんでいる中に入ろうともしないこともあります。
私自身も昔、家族ぐるみで親戚の家族と市民プールに行った時がありました。
他の子達は人気のスライダーという滑り台のプールで何度も並んで、大声を上げて楽しんでいたりしました。
私はかたくなにそこには行かないで、波がゆっくり来るプールで浮き輪でプカプカ浮いているということをしていました。
私はそのプカプカ浮いている方が気持ちいいからという素直な気持ちがあったんですね。
水の流れに身を任せて浮いているのが好きだったんですね。
そして周りの大人は、
「あんたはみんなと同じことが嫌なんだね」
と言っていたりしました。
私からしたら、 みんなと同じが嫌というより。
そのスライダーの遊具でギャーギャーと大声を上げて遊ぶ自分が想像できなかったんです。
そしてその遊びに全く興味が持てなかったんですね。
スライダー自体に、不安や危険を感じていて怖かったと思います。
私にとってはゆっくりと波が来るプールに浮いていて、夏の青空を見ている方が気持ちよかったんですよね。
そして、このようなHSCのこだわりは親にとっては喜ばしいことでもあるとアーロン博士は言ってます。
HSCは人一倍慎重になっているため、危険な人物。してはいけないこと。
それらをHSCに前もって教えておくことで 、
「この状況はこのあと良からぬような危険があるかもしれない」
と予測するので、酷い目に遭う可能性は少ないと博士は言っています。
時として親としたら、子供には色々と経験をしてもらいたいとか、素晴らしいチャンスを逃してほしくないなと思うこともありますよね。
子供は経験から学んだことで成長もしますし、自分自身の特性にも気づけるからですよね。
そして誰の脳にも行動活性システムと行動抑制システムがあると言われています。
この記事で行動活性システムと行動抑制システムについてお話しています↓
HSCは特にこの行動抑制システムが活発に働いている子が多いようです。
ただこの両システムは独立しているので、中には二つのシステムがどちらも活発なHSCもいたりします。
その子供は慎重でありながらも、冒険好きでもあるというHSCの子なんですよね。
HSCのこだわり。入念なところ。しっかり確認する慎重さは長所でもあることが分かってきますよね 。
「もっとテキパキしてほしいな」
と周りは思ってしまいがちですが、慎重であることの良い面を見ていくと、 HSCの持つ敏感さの捉え方も変わってくるはずです。
今回は「HSCの用心深さは長所でもある」についてお話しさせていただきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお逢いしましょう(^-^)
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今回の記事でも参考にしているエレイン・N・アーロン博士のHSCの本です↓
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