hayato(映画監督 / クリエイティブディレクター)

映画を撮ったり、動画を撮ったりしています 17hという会社でCEOをしています

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マガジン

最近の記事

創作を続けて10年が経ち、思っていること

年末に、紅白歌合戦をみながら壁時計を見るともうあと数時間で今年が終わるのかーと今までで一番年越し感のないあっさりした感情でいたのですがせっかくスタッフの方がwifiを使えない実家で仕事ができるようにポータブルwifiを探してくれたので、noteを更新して終わろうと思いました。(wifiって素晴らしい) 今年はフリーランスを卒業し17hという会社を起業した年でしたが、そこで感じたことや思い出したことを綴ります。 17hとはこのような想いで立ち上げられました。 ということで

    • 動画クリエイターのなり方「映像専門学校の講師を2年した僕から伝えたいこと」

      このnoteは、映像業界に興味があるまたは、仕事をしたいと思っている方に向けて書いています。特に高校生や専門学校生、大学生に向けた記事です。 そしてなにより、将来の夢に「映画監督」と書いた中学時代の僕が、当時こういう記事あったら喜ぶだろうなと思って書きました。 この記事の流れとして ①自己紹介 ②講師をして感じたことのまとめ ③もし自分が「高校生なら」「専門学校生、大学生なら」という2つの視点に分けて、いまなにをすべきなのかを書きます ④結論、どうやったら動画クリエイターに

      • 映画つくりの約束事

        新作映画『おじや』の誕生までを記録するこのマガジンブログですが、なかなか進捗をお伝えできるものが無いので、よく聞かれる質問に答えてみます。 どうやって映画をつくるの? これ、本当によく聞かれるのですが「ネットで調べれば出てくると思う」と答えます。なので、以下のことはあくまで僕の個人的な考え方を共有しているとご認識ください。 1. 制作の流れ派手で華やかなイメージをされがちですが、物凄く地味です。見学に来たいと言われますが、地味だし面白くないですよって毎回言います。そもそ

        • ラブレター(映画の企画はこう生まれる)

          今日は2021年4月21日ですが、映画『おじや』のプロジェクトが動き出したのは、たしか2019年でした。 2016年末ごろから、僕の故郷である熊本県芦北町で『ふたりの空』という中編映画を約3年かけて制作しており、その編集期間中に、ふと、思ったことがあり『ふたりの空』のときもだが、映画がある度に、企画段階から映画を見守る僕の祖父母がおり、あの二人はあと何本僕の映画を観ることができるのだろう?と思ったのです。 残酷なことに60分なんて尺の映画を撮ると、2、3年はかかる訳で、つ

        創作を続けて10年が経ち、思っていること

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        • 映画『おじや』誕生までの記録
          2本
        • ○○✗映画
          3本
        • ブログ
          2本
        • 新時代の映画作り
          7本

        記事

          音楽 ☓ 映画

          劇場公開を夢見た『ふたりの空』だが、2020年6月の僕はYouTubeでの無料配信を選択した。 過去に何度か映画監督として取材をしていただいた経験があるが、その度に僕は「映画に人生を変えられたことはない」と明言し、「そんなことより映画館という場所が重要だ」と話している。 というのも、文字のとおりだが、僕は映画に人生を変えられたことは無いし、今後も出会わない気がしている。残酷なことに、僕は中学生のころからそれを感知し、そうだと分かって映画を撮りたいと思っていた。それはなぜか

          ZOOM映画制作で分かったこと

          この間しれーっとアップしたこの作品ですが 「ZOOM飲み会してたら知らない人入ってきた」https://youtu.be/6cs80QrlHE4 ZOOMにより、スタッフと俳優が誰一人として対面せずに成立した作品です。 今回は皆さんがすでに顔を合わせたことがある方々だったのでかなりスムーズではありましたが、それでも慣れない環境だったので色々大変なことがありました。 今回はそんな撮影で分かったことをまとめます。おそらく今後相当増えるので、参考になれば。 ①スタッ

          【お家で観れる】子どもたちにおすすめ! Netflix or Amazonで観れる映画5選

          実は数年前、東京都のとある地域の方と「子ども映画祭」をやりましょう!と実施計画を立てたのですが、様々な事情で叶わず…… その際プログラミングしていた映画で且つ自宅で鑑賞可能なもの(Netflix、Amazonどちらにあるもの)を選びました。 映画は総合芸術であり、娯楽であり、そしてなにより【教養】であると思っております。コロナで自宅にいることが多くなった子どもたち!映画鑑賞でもどうっすか? ではここからオススメ作品を書きますが、前記した通り映画祭でプログラミングしようと

          【お家で観れる】子どもたちにおすすめ! Netflix or Amazonで観れる映画5選

          令和 × 映画

          お久しぶりです。ササハラハヤトです。 (カタカナ表記にようやく慣れてきました) 今日、4月1日、新しい元号が発表され、ようやく平成という時代が終わることの実感が湧いてきました。 僕は平成4年に生まれました。 1992年です。 僕が小さかった頃、細かい時期は覚えていませんが両親は離婚して、弟とも離れ離れになりました。 当時の僕にとっては大事件でした。 母親に会えない訳なので。 祖母によると泣き叫んでいたらしいです。 そんな母親と弟不在の日常が当たり前になってきたころ、

          映画はまるで船旅のようだ

          遠く離れた誰も見たことがない「夢の島」を目指したい。あるかどうかも分からないけど、そこに行きたいんだ。こんなワガママを言うのが監督である僕で、「行きたい」という感情を僕は【企画】と呼ぶ。 僕は一人で船を作り始める。 いつ沈没するかも分からない出来だ。正直、これに乗って例の島まで到達できるとは思えない。そうだ、船を創るのが上手いやつを呼ぼう。 こうして僕は仲間を探す。 「また船を作ってるんだけどさ、手伝ってくれないか?」 「また作ってるんですか、懲りないですね。分かりました

          俳優 × 映画

          3年ほど前に、後輩がミュージックビデオを自主制作すると言い出し、それに出演してくれないかと言われ、断り続けたが「すぐ終わるから」と言われ渋々出演したことがある。 駅のホームで仕事に疲れてぐったりしているというシーンだったと思うけど、本当に難しすぎて逃げ出したくなった。 いつもカメラの裏側で芝居を付ける側の自分がいざカメラの前に立つと何もできず、結局そのミュージックビデオがこの世に出ることは無かった。 とある映画関係者が集まるパーティの帰りに「すみません、俳優の方ですよね

          自分の1秒はいくらか? という考え方

          例えば時給1000円でアルバイトをしてるAさんという人がいたとする。 60分=1000円 1分=16円 1秒=0.27円 ということになる。 もう一つ例を。 月40万円収入の会社員のBさんの場合。 20日(営業日平均)=40万円 1日(8時間)=2万円 60分=2500円 1分=41円 1秒=0.69円 牛丼がなにかのキャンペーンで、一杯無料の時があったらしい。知り合いの情報によると、その時、ものすごい列で、食べるのに1時間ほど並ばなくてはならなかったそうだ

          自分の1秒はいくらか? という考え方

          あしきた映画 音楽作曲にご応募してくださった皆様へ

          まずは、あしきた映画の音楽作曲へご応募くださった皆様へ御礼申し上げます。 オーディションや、スタッフの募集を行う際、いつも苦しい気持ちになります。多くの方の熱意や溢れる才能を「選考」しなくてはいけないからです。今回も同様でした。想像を遥かに上回る数の方々から応募があり、応募メールの文章には熱い想いが綴られています。 こんなに苦しい気持ちになるなら、募集はしたくない。そう思う瞬間もあります。ですが、僕が毎作品スタッフや俳優を募集する理由には一つ信じていることがあるからです。

          あしきた映画 音楽作曲にご応募してくださった皆様へ

          最近学んだ「己の身体と向き合う」大切さ

          7月頭から、ずっと体調が悪く、薬をもらって状況を見ていたが一向に良くならず、人生初の胃カメラを経験した。 噂によると「気づいたら終わってる」ということで、楽勝楽勝と病院に行ったが全く麻酔が効かず最悪な想いをした胃カメラ。 結果的に自律神経失調症で、腸が変な動きをしていて逆流を起こしてるという診断結果で、原因はストレスだと断言された。 前から病院で「ストレスですね」と言われるたびに、そんなのみんなあるし、なんて雑な診断なんだ!と思っていたが、ここまで調べられてハッキリと言わ

          最近学んだ「己の身体と向き合う」大切さ

          映画の宣伝は変わる

          映画の宣伝方法でパッと思いつくのはトレーラーです。劇場で予告を見て、「あ、次これ見よう!」とか思う訳です。 僕が過去最大に衝撃を受けた映画トレーラーは、『アナと雪の女王』(日本版)です。 観たことがある人が多いと思いますが、 アナが歌唱するシーンを丸々流したのです。 衝撃的でした。 「え? 映画の本編こんなに見せちゃうの?」という感想を持ちました。 ですが、この映画は大大大ヒット!このトレーラーマジックによる効果だと僕は思ってます。 今まででは考えられなかった“本

          新しい映画のつくりかた

          あしきた映画プロジェクト。このプロジェクトをどこかで語ったり、書いたりするとき、必ず言うと決めていることがあって、それは「この映画作りは新時代の映画の作り方である」ということ。 もう耳タコ(耳にタコができるを略してみました)かもしれませんが、もう一度改めて。 【このプロジェクトでやったこと】 ・クランクイン前にポスターを作った ・監督生配信はじめた ・監督ブログはじめた ・口下手シリーズという毎週必ず何かしらの告知や報告をする動画プロジェクトをはじめた ・いけてるホ

          映画チームを若いメンバーで組織する

          ブログとnoteの使い分けに大苦戦中のササハラハヤトです。(分からないので、とりあえずどっちにもアップします) お気付きかと思いますが、 悩みに悩んだ監督名の表記は【ササハラハヤト】になりました。よろしくお願いします。 タイトルの通り、今回の組は、全員監督である僕より若いメンバーにより組織されています。 僕が26歳で、 それ以外のメンバーは全員20代前半か、10代後半です。 今回は映画のチームがどのように決まるか? の一例を書きたいと思います。(ハヤト組 の場合)

          映画チームを若いメンバーで組織する