創作を続けて10年が経ち、思っていること
年末に、紅白歌合戦をみながら壁時計を見るともうあと数時間で今年が終わるのかーと今までで一番年越し感のないあっさりした感情でいたのですがせっかくスタッフの方がwifiを使えない実家で仕事ができるようにポータブルwifiを探してくれたので、noteを更新して終わろうと思いました。(wifiって素晴らしい)
今年はフリーランスを卒業し17hという会社を起業した年でしたが、そこで感じたことや思い出したことを綴ります。
17hとはこのような想いで立ち上げられました。
ということで、17歳だった自分に贈る会社なので
これからの記事は今までの自分に贈るつもりで書きます。
今まで生きてきた自分へ「君は君に興味が無いけどそのままでいいと思う」
17hが生まれた理由を読むと、まるで君は君を救うために会社を立ち上げたように見えますが、先日この世に数人しかいない「本音で話せる友人」と刺身を食べながら話をして「いや、俺は俺に興味はないよ」と言ったのを思い出しました。
あなたは「自分の幸せ」にまるで興味がないです。(これは本当に)
そして問題なのは「そこまで他人にも興味がない」ことです。
こうなってくると激ヤバ人間なのですが、むしろ「他人に興味津々の人々」を見ると、すげー!!!と思います。
しかしながら厄介なのが「誰かが喜びを感じる瞬間」を見るのは大好きなんです。そしてそういう瞬間はたくさん起きて悪いことはないので、できるだけ多く起きた方が良いんです。そして君は君に興味がないので、そういう瞬間を作ることに時間を割いた方がいいと思っています。
これが君が創作を続けるたった一つの理由なんだなーと思います。(まあ理由なんてどうでもいいですが)
今まで生きてきた自分へ「エンターテインメントには力があることは確か」
「物語」にはとても大きな力があると感じています。君は幼少期から高校卒業まで祖父母に育てられ、兄弟も離れ離れで暮らしていたので、家ではテレビに釘付けになっていた少年でしたね。
テレビで放送されるドラマや、映画は君に新しい世界を見せてくれるすごい媒体でした。これは追求していくと「知る」ということに繋がっていて、つまるところ「教養」です。
喜びのなかにある「教養」を刺激し、新しい世界への一歩を踏み出す「勇気」を与える力がエンターテインメントにあります。
現代はコロナ禍で「医療」「食」「住」への感謝が再確認され「エンターテインメント」の必要性を深く考えることになりますが、人間は本能的に「喜び」を望んでいるんだなとも感じる時間だったので、創ることは続けていきます。
今まで生きてきた自分へ「好きなようにすれば?」
いつだって思うのは「好きなようにすれば?」精神です。
これは、君(=いま映像を志す数名の人へ)への強いメッセージですが、制作本数で言うと容易に100を超える作品を作ってみて結局ここに行き着きます。
依頼された動画に関しても、今の僕はもう大人ですから、破茶滅茶なことはしないのですが、いつだって「好きなように」してるんです。
「あーこれは好きじゃないなー」と感じることはほぼ無いです。根底には「好きだからやっている」が必ずあります。(ただし「好きだからやる」には責任が伴いますから、覚悟は必要ですが)
それから「腹が立つ」という感覚はそのまま持ち続けてください。今の僕も毎日怒ってるのですが、それを無くした方がいいとは思わないです。怒りは創作の原点です、どんどん怒ってください。
17歳だった自分へ
発狂しそうになってるし、こっそり泣いてるし、苦しいだろうけど、未来であなたは素晴らしい仲間たちと「好きにすれば精神」で仕事を愛しています。あなたは17歳の自分を取り囲む環境をまあまあ恨んでいるけど、今の僕があるのは、その時代を歯を食いしばって生きたあなたがいるからなので、感謝しています。そしてやっぱり、たくましくなるような気合いは必要ですね。たくさん遊べとか言う偉そうな大人がいるけど、あなたはそのまま怒りながら、カメラを回すといいよ。
あ、あと2022年めっちゃ円安だよ。
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