見出し画像

【音がいい映画館、しゅごい】立川シネマシティで極音爆音上映を観たら思わず立川に住みたくなるレベルだった

先日、映画好きの友人と立川シネマシティの「極上爆音上映」に行ってきました。

前提として、私はたまたま好きな作品のつながりで「極爆」の存在を知ったばかりの映画素人であり、「音がいいと没入感が違う」ということをなんとなく知ってはいたものの、実際に音響設備を売りにしている映画感に行くのは、今回が初めてでした。

よって他の映画館と比べてどうこうとは言えないのですが、それを差し置いても最高でした。

というわけで映画素人なりに「極爆しゅごい、映画ってしゅごい」って感想をつらつらと書きたいと思います。

この立川シネマシティが素晴らしいのはベテラン映画ファンの皆様からしたらきっと「なにをいまさら」だと思うのですが、映画沼の浅瀬で子供が何かちゃぷちゃぷやってると思って生ぬるく見守ってくだされば幸いです。……やめて!足引っ張らないで!!沈んじゃう!!!

当日観た作品

当日、2本の映画を極爆で観ました。

一本は劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]第2章」(以下HF2章)、もう一本は「ボヘミアン・ラプソディ」です。

元々HF2章だけ観る予定だったのですが、友人の誘いでボヘミアン・ラプソディも観ることになりました。

お恥ずかしながら本当に気合の入ったときしか映画館に行かないので、ボヘミアン・ラプソディは極爆が初見というモグリっぷりです。

初めての極爆、何度も観た作品と初見の作品を観られて、それぞれに気付くことがあったので、所感も含めてよかったところを語りたいと思います。

何度も観た作品には新たな発見が

「音がいい」とは聞いていましたが、正直桁が違いました。

「HF2章」はもう10回近く観ていたにもかかわらず声優さんのお芝居もより繊細に感じ取ることができましたし、効果音も「こんな音入ってたっけ!?」と気づく音がいっぱいありました。

没入感が、全然違う。

まず、声優さんのお芝居で言うと、細かな息遣いも繊細に聞き取れるほどで、「役者がセリフに込めた感情がダイレクトに伝わってくる」という感覚を何度も体験しました。

特に最後の士郎の叫びには、胸を貫かれるような強さがありました。桜の告白の重みも改めて実感しました。

おかげでこんな記事も書いてしまったし。

そしてこのことで改めて思ったのは、役者の芝居が届くかどうかは音響設備に予想以上に左右されるのだな、ということでした。もちろん、役者さん本人の技術やテンション、聞く人の感受性の問題もあります。

しかしの極爆は本当に、感情のディティールというか、重さというか、鋭さが全然違いました。

そして効果音や音楽も素晴らしかったです。戦闘シーンの迫力は言うまでもなく半端なかったし、日常シーンは臨場感たっぷりで、むしろ心地よすぎてちょっと眠ってしまったレベル(ゴメンナサイ前日寝てなかったんです)。

ufotableは絵だけでなく音にもこだわって作っている会社だということは知っていましたが、極爆で観るとそれが如実にわかるので、改めて「うん、近藤社長頭おかしい(褒め言葉)」と思いました。(HFはufotableの社長が音響監督をやっています)

後日他の劇場で観たらやっぱり聞こえない音があって、ホントすごいな……と思いました。

最終章も、絶対立川まで観に行きたい。いや、観に行きます。

ついでに「衛宮ごはん」上映会とかもやりませんかシネマシティさん(笑)

初見の作品は手放しで楽しめるが罠もある

お次は初見の「ボヘミアン・ラプソディ」。

実はあらすじすら知らずに観ました。前知識ほぼ皆無。ぶっちゃけ「なんかロックバンドのドキュメンタリー映画でしょ?」くらい。

なので、ものすごい無防備に観ました。

そして見事ボロッボロ泣きました😭😭😭

観終わったあとしばらく語るだけで泣く病にかかりました。既に観たはずの友人も泣いてました。ていうかさっき予告編見ただけでまた泣いたし。

もちろんドラマだけでなくライブパートもすごかったです。まるでライブに参加しているようでした。もう鑑賞中は一人のクイーンファンでした。

シネマシティはもともとライブ用のスピーカーを使っているらしくて、本当にボヘミアン・ラプソディを観るには最適の環境だったんだなと。ここで観られてよかったな、と思いました。

「HF」と違って私はクイーンについて詳しくないので、映画本編について語れることは少ないんですが、面白かったし、泣いたし、エンタメ作品としての完成度が高くて、なんか本当もうただ「すげーいい映画だった」って感じでした……。

※ちなみに3/11現在、まだ極爆上映中です。

一応、観終わったあとに友人が、ファンの間で賛否分かれる理由とかも教えてくれたので、映画の内容に関して簡単に感想を述べておきますと、「これはドキュメンタリーじゃなくアートとして作った」というメンバーのコメントなども含め、映画そのものがクイーンの在り方とリンクしてるのは素晴らしいな、と思いました。そういうコンセプトの一貫性、すき……。

正直、もう一周したいんですが、他の劇場で観たら確実に物足りなさを感じると思うと、なかなか気が進まなくなってしまい困っています。軽率に行ける距離じゃないんだよね。

というわけで初見の映画を極爆で観るのは、他では観られなくなる覚悟でいかなきゃいけないかもしれません。初めて食べる食材なのに、いきなり「最高級ランク」のものを食べちゃった感じ(笑)

立川シネマシティのおすすめポイント

私はシネマシティ以外の音がいい映画館は未体験で、他と比較してどうこうという話はできないので、素直に感じたことを書きます。

・体全体で映画を感じられる
「音がいい」とはつまり、響くということ。大きい音のときは劇場が揺れるほどなので、耳だけでなく身体中に響くので、まるで映画の中にいるような感覚を味わえます。下手な4Dよりも没入感あると思う。

正直「音がいい」というだけで、ここまで違うのかと驚きました。特にボヘミアン・ラプソディはライブシーンの高揚感がすごくて、観終わったあとは、ものすごく心地よい疲れを感じていました。

・追加料金なしで観れる
極上爆音上映、通常料金で観れます。しかも有料会員になると更に安く見れるという……。会費もめちゃくちゃ安いですし、映画ファンに優しい設計ですね。

・イスの座り心地がいい
イスの座り心地って結構大事ですよね。

私が観たのはa studioでしたが、イスの座り心地がよかったです。個人的にはほどよい柔らかさとホールド感で、とってもリラックスして観れました。席の幅も広くてよかった。私は長時間座ると尾てい骨が痛む人間なのですが、2本続けて観たのにそれがなかったのは驚きでした。

・周囲の人の鑑賞マナーがいい
おそらくわざわざ音を聞きに観に来る人ばかりなので、基本的に静かな人が多い気がします。作品にもよるのかもしれませんが、少なくとも自分が観た回にはポップコーンむしゃむしゃキュッキュしてる人はいませんでした。

・作品ごとに音をチューニングしているらしい

この記事書くために調べてびっくりしたんですが、専門のスタッフや著名な音響監督が作品ごとに音をチューニングしているらしいです。確かに、上映作品の詳細ページへ行くと、各作品ごとに説明文が違っています。さすが「日本一音にこだわる映画館」と言うだけはありますね……。

っていうか「幼女戦記」岩浪美和さんが直接監修とか、なにそれめっちゃ観たいんですけどォ!?

ちょっと立川住みたいって思っちゃった

私は何にでも影響されちゃうタイプなのですが、極爆の鑑賞体験があまりに最高すぎて、割とガチで「立川住みたい」と思って家賃相場まで調べてしまいました(笑)

私は極端な例ですが、でも立川で観るために遠征する人もいるみたいですね。正直、映画好きの方なら、あるいは本当に好きな作品がやるんだったら、そのために遠征する価値はあると思いました。

私も、今住んでいるところは立川まで気軽に行ける距離ではないのですが、もう既に、また行きたくなってます。

こうして人は沼にハマっていくんですね……。

月ごとに作品は入れ替わるみたいですが、一日の上映数が少なくて、結構長いことやってるので、もし気になる作品がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

最後までお読みくださりありがとうございます。この記事が気に入ったら♡を押してくださると嬉しいです🙂SNSでのシェア、サポート等もとても励みになります。