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アナログ

久しぶりに切符をつかった。

技術が進歩して随分と
楽な世の中になったのかなと感じる。

直接想いを伝えたり
手紙で相手に伝えることは少なくなり
簡単に誰とでも繋がることが
できるようになった。

実家の固定電話で
友達と遊びの約束をした時代は
とうの昔のように感じる。

ガラケーからスマホになり
なんでもネットで調べることができ

辞書を使うことなく
携帯の変換機能で調べてしまう

一眼レフで撮っていたポートレートは
スマホで撮れるようになった。

読む本は紙のみではなく電子化し

子供を送り迎えする
お母さんお父さんの乗る自転車は
いつの間にか電動自転車に変った。

カセットテープやCDで聴いていた音楽は
今やダウンロードする時代になり

直接店に行かなくとも
服や物をネットで買えてしまう。

技術の進歩は人間の退化だ

これから先、どれだけ人間本来の
力が失われていくのだろうか。

AIの出現によりどれだけの人が
力を発揮できる世の中になるのだろうか。

楽になったのはいいが
いつしか人は自分の力を発揮できることなく
寧ろ本来持つ力を知ることも無く
生きていくんだろうか。

「なんだか悲しいな」

生きやすい世の中になればなるほど
大切なことを見失いがちな気がする。

生き急ぐことはしたくない。

自分のことで精一杯になるのではなく
上も下も、前も後ろも、斜めも
いろんな方向を、いろんな見方で
視ることができる人になりたい。

人が声として発する言葉や
人が書く字の温かさが消えないで欲しい。

実際に目で見た景色や星空よりも
スマホで綺麗に撮れてしまう
世の中には一生なってほしくない。

なにより人と人が直に会う空気感
あの肌で感じる空間を大切にしたい。

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