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「さみしい夜にはペンを持て」自分のままの自分を好きでいられる🌈多様性を真に認められる未来は近いといい🎵
「嫌われる勇気」
で有名な古賀史健さんの著書をnoteで知り一気にに読んだところです。
中学生~20代の自分探し中の若い人に是非読んで欲しい良著でした💛
でも、50代の私にも大事なメッセージがたくさんありました。
・自身の人生を振り返り、自分らしく生きられるようになるまでの葛藤が何だったのか
・なぜ、私が書き続けたいと思うのか
・子供が成人した今、親としてどういう生き方を子どもに見せていきたいか
・我が子は、彼のままの彼自身を好きだと思っているのだろうか
こんなことを頭で考えながら、海の中の少年の話として読みやすい展開を追い読み進めました。
ある日、学校に行けなくなった中学生のタコのタコジローとヤドカリのおじさんの出会いから、タコジローが、自分を自分のままで好きになれるようになるまでのストーリーです。
『嫌われる勇気』古賀史健が、はじめて13歳に向けて書き下ろした「書くことで自分を好きになる」本。
他者より先に、自分との人間関係を構築しよう。
うみのなか中学校に通うタコジローが、ヤドカリおじさんに出会い「日記を書く」ことを通じて新しい自分を見つめる寓話。イラストもたっぷりで読書が苦手な子も読みやすい。
なんとなくさみしい。なんとなく消えたい。
そんな孤独な夜に寄り添い「ひとり」になる勇気が持てる一冊
こういうことを何も考えず、悩まずに小中高の時代を過ごせるお子さんもたくさんいます。でも、今の学校や資本主義の社会の中でいわゆる「明るい良い子」に近い性質に生まれついた子以外は、たくさんの葛藤があります。また、偶然、自分の持つ性質が大多数の方に入る確率が高い場合も、比較的生きるのが楽です。
とはいえ、一見、「明るい良い子」の中にも無理して良い子になっている子は、ものすごく苦しんでいるので、注意深く見る必要がありますが……。
目立つ部分でマイノリティーに分類される性質を持つと、なるべく目立たないように生きることが学校でのサバイバル術になりがち。
先日、我が子が「16のパーソナリティ」を知って、どれなのかやってみたんだそうです。自分のタイプが日本で非常に少数派であることや、なぜ大勢の人と同じように感じたりふるまったりできないのかが更にわかってきたと興奮していました。
私にもやってみてくれと言うので、すぐにやってみたら、これまたよく私の性質を説明している!
そして、私も非常に少数派のタイプでした。
よく小さい時に母から「他の人がやってるように合わせなさい!」と言われ続け、それを反発し続けてきたのは、これだったかあ……。
私はその経験があったので、我が子には我が子らしくそのままで、他の人にすべて合わせる必要はない、という育て方をしてきたつもりです。でも、もし我が子が、多数派のタイプの人だったなら、的外れな子育てになっていましたね💦
👉多様性を認める時代
日本は、そういう価値観がやっと行き渡りつつあるけれど、まだまだですよね。多様性を認める先進国に実際行ってみると体感できます。統計を見るまでもなくまだまだだとわかります。(参考文献)
タコジローくんが、タコに生まれたことが嫌だと思ったように、私は女に生まれたことがとても嫌だと思っていた時期が長かった。
性的な問題ではなく、女だという理由だけで下に見られたり、やりたいことを制限されたりというのが嫌だった。祖父の強い男尊女卑の考えが生家の隅々にまで影響して、薄暗い歪みが生じているような雰囲気がありました。母は、女しか生まなかったと責められ、負い目を感じ、それが子どもにも影響していく。そんな家は、昔はいくらでもあった。でも、良くないものは良くない。
その状況に反発して戦った時間や労力を思うと、今思えば「実にもったいない!」としか思えません。
でも、「あきらめず戦った自分をほめたい!」とも思います。
多様性にかけて(環境問題も)先進国のニュージーランドに住んでから、とうとう日本に帰国することになった時、ひどいホームシックになったのも納得です。
アルプスの少女ハイジが夢遊病(参照)になったみたいに(という表現がわかる人は何歳以上だ!?)、夢で何度もニュージーランドの家に帰っていました。
海外に本格的に住んだことがあるのは、アメリカとニュージーランドだけです。行く時は一切ホームシックにならないのに、日本に帰ると軽く病む……。息苦しい。自分らしく生きようとするとすぐ叩かれて、生きにくい。
日本は、他の国に比べてよいところがたくさんあるのだけど、私にとっては息苦しさが先に感じられるような国だったんです。
自分らしく生きられない💦
⇒自分のままの自分では生きにくい
⇒その結果、自分が面倒で嫌いになる
という悪循環に……。
シングルに戻った40代頃から、超吹っ切れて、もしくは、年齢を重ねて図太くなったのか、シングルママになって強さが前面に出たのか、日本にいても少々変わり者として自分らしく好きなように生きよう!と思うようになれました。
親が望む私にはなろうという気はもうとっくに無かったが、次のレベルで自分が望む自分で生きられるようになった。
ああ、よかった~~!
私は食に関して、肉類を一切食べないプラントベース食をずっと選んでいます。信念で肉を食べるのをやめたんです。そういう食志向から見ただけでも、マイノリティーに属します。
長年、環境問題を考える管理栄養士をしている!ということもあり、肉を食べないと言うだけでもない……。
実は、他にもいろいろこだわりがあります。
環境負荷を考え、動物の権利を考えて食材を選びます。(その他の買い物も完璧には程遠いが、考えまくる)
健康や環境のことを考えて、使われている食材を吟味してから買います。ただ安い食材を買い求めることは、お金に余裕がなかった時代でもしていませんでした。
地球上のどこかに不条理なことが生じているのを他人事と思って流せません。環境問題だけでなく、人権問題など、いくらでもやりきれない思いになる社会問題があります。
目の前で聞いた差別発言などには、瞬時に心拍数が上がるほど反応します。我が子には、「逆鱗がたくさんあるよね」と言われます。
そういう風にまったく感じない人が私と一緒にいたら、私は「面倒な奴」にしか見えないでしょう。(実の母親にもそう言われる)
でも、そういう自分が自分らしく、好きな自分なんです。
「ま、仕方ないね」って、何でも妥協していく自分は好きになれない。
よく中高年が「昔はよかった」的な発言をするって言いますが、私は「今の方がずっとよい」
少なくとも、「ずっとマシ!」と思っております!
それでも、まだまだ多様性を認める先進国とは言えない日本の中で、多くの人がもがいている。
そんな人が、「自分のままの自分が好きになれる」時代が来ると良い。
少しでも早く来ると良い。
👉その一つのやり方を提案している良著でした!
表紙(絵とイラスト:ならの)も素敵💖
私はキンドル本で買いましたが、紙の本の方が素敵ですね!
どういう思いで、この本を出されたのか、本を読んだ後に読ませていただきました!
やはり、紙の本を買うべきだったですね。
キンドル本は、家にいてぽちっとした瞬間から読み始められるので、せっかちな私にはよかったけれど💦
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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はつみ|管理栄養士|プラントベースの栄養と料理@ベジ広間の縁側
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