性格悪いことこの上ないですが、私は投資における𝕏の最大の利用価値は「素人さん達の夢中になっている方向性がよく分かること」だと思います。他人の感情に敏感な自分だから出来る芸当でもありますが、文字に起こされた人々の感情を間違えないよう集約し、自分は同じ方向に行かないようにしてます。

どうにかして米国株が下落しない、ノーランディングを信じたい人がものすごく多い。 ポジティブにもネガティブにも受け取れる情報はポジティブに、ネガティブにしか受け止められない情報もポジティブに解釈し直している。 流石に無理があります。調整を挟まずに成長出来る経済を発明出来るのか？

そんなザックリした感覚の私は、CPIよりも金曜に控えてる米国SQが気になります。 CPIの結果を受けて明日下落しても無風でも、米国SQも過ぎたら流石に雰囲気が重くなるのでは？ それも踏まえて今週はあまり売買していません。ちょっと遊びで指数を触るくらい。

あとたまに聞かれるのはオルカンとかインデックス投資の是非。 私見 投資商品としては面白いが今じゃない。突然流行りだしたものや言葉は少し時間を置いた方がよい。 オルカン、株クラ、レバナス、コオロギ食、SDGs…etc それ自体は意義あるものでも最初から手垢が付いてるのはダメ。

特に業績相場と逆金融相場両方をケアできる銘柄を探すのが難しくて、そんな都合の良い銘柄はなかなか無い。 結果的に10銘柄くらいに絞りましたが、先を見据えて逆金融相場用の銘柄を多く残しました。 大型と中小型の割合は3:7くらいですが、完全なグロースは1銘柄のみです。

（続き） こういった要素を感じる銘柄を落第にしました。 逆に残した銘柄は、 ○業績相場終盤と逆金融相場開始の両方をケア出来る ○夏枯れの間に手替わりして値固めしている（横這い調整で済んでいる） ○引き続き今期、来期業績が良い こういう要素に注目しました。

日本株は案の定今週の半ばを過ぎて下落の勢いが落ち着いてきました。 夏枯れ前にかなり銘柄を絞ったつもりでしたが、それでもこの二週間で落第判定したmy銘柄はまだチラホラありました。例えば ○違和感を覚えるほど業績に逆行する値動きをしている ○逆金融相場に相応しい要素を持っていない

リアルの友だちからもSNSから頂くメッセージでもよく聞かれるのは「米国株はもう問題なく騰がっていくと思いますか？」という質問です。 毎回「NO」と回答しています。相場サイクル論と自分の経験則的にはあと一回はショック安の様な大〜中規模のキツい下げは来ます。

中国版リーマンショックが来ると騒ぎ立てる輩がいますが、そんなものは何年も前から決まっていることです。 大事なのは、もしそれが近々来るなら騒ぐ猶予は無いはずだということ。どこのマヌケが素人に暴落を前もって教えてくれますか？こういうのは暫くしてから直接繋がってない様なところで飛ぶ。

（続き） この車掌さんの寛容な判断は会社的には正しくなかったかもしれませんが、最近あちこちで増えたマニュアル一辺倒で思考停止した対応とはまるで違いました。 自分の体験から私は企業の良い匂いを嗅ぎ取ります。これも大切です。ベースフードもアメイズもファーストロジックも同様でした。

三井不動産は神宮外苑再開発の是非、JR九州は不正乗車への対応という問題が一部では騒がれていますが、株価への影響は問題無いでしょう。 JR九州は良くも悪くも寛容な体質に見えます。以前博多から乗る電車を間違えたことがありますが、車掌さんの寛容さに助けられたことがあります。

シンプルな思考回路で投資するのも問題なのに、停止した思考回路で投資している人間が多過ぎます。 日銀会合後は再び米国株推しの宣伝が始まりました。何故か？米国株はキツい局面だからです。ましてやオルカン？米国は逆業績相場の渦中。

私の中で年末の業績相場クライマックス（中小型株の高騰）というシナリオは変わりませんが、利上げ観測が出てきたということはもう逆金融相場の入り口かそれに近いところに来ているのでしょう。 そう考えると、年末は大型株の出番も来ます。