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24.7.14下半期の日本株 米トランプ相場/国策/循環物色を見据えた銘柄選定

日米の株式市場を取り巻く経済動向

🇺🇸米国
 インフレ抑制に伴い利下げ追い風に株高、一方で個人消費は減速につき景気減速の兆しは警戒されます。さらに7/11の卸売物価指数(PPI)は上昇、海運の運賃上昇が物価高を危惧させます。総じてソフトランディングを想定しつつも、トランプの政策(財政拡大&減税政策&米中対立(関税))を見据えて株価のリスク要因(インフレ再燃、円高)を注視していきます。2018年の株価動向がトランプ相場の参考になります。

2018年の株価動向を手がかりに
トランプ相場を展望

 例えば米中の高関税合戦に伴う株安リスクの再来は警戒です。今後の景気減速と減税を鑑みてオールドエコノミー(資源/鉄鋼)、ディフェンシブ株(ヘルスケア&公共事業)の上昇も想定されます。

🇯🇵日本
 企業は増益を元手に賃上げ&株主還元(配当増)&買収を行い、デフレ脱却に向けて前進、個人消費は定額減税の恩恵を受けて消費意欲が刺激される見込みです。円安の物価高は為替介入&米利下げ、そして日銀の金融引き締め(国債減額&利上げ)を見据えて、一服感が想定されます。今後の企業の外的環境は好転し8月から目白押しの上振れ決算の株高を期待できます。加えて米大統領選の年は日経平均株価の上昇アノマリーがあります。
 今年は相場転換の節目でもあります。日本も周回遅れで金利のある世界を迎えて相場転換、つまり官製相場(国策牽引)→逆金融相場(利上げ)に突入します。日銀の植田総裁は金融引き締めを本格化させます。7/31国債の減額、後追いの10月利上げ(=長期金利↑)を節目に円高を加速(円安を歯止め)させます。

相場転換の節目

銘柄選定 33業種の株変化&景気動向

 33業種の株価動向に循環物色になりつつあります。本命株&NISA株を軸に据え、循環物色をウォッチしつつ、景気動向を踏まえた銘柄選定をしていきます。

7月 循環物色の傾向あり

🔶銘柄セクターのポートフォリオ
本命株セクター;
・国策(半導体/電力/電線/DC/防衛)/金融(金利)
・NISA株(配当&優待:通信/金融/飲食/食品)
次候補銘柄セクター;
・循環物色;
 精密機器(医療)/金属/食品/サービス
・景気;
 ❎ディフェンシブ株(医薬品/建設)
 ⭕️グロース株&外需(機械/軍需/半導体/車)

銘柄選定の情報源 東証(JPX)&日証協(JSDA)

 東京証券取引所(JPX)は個人向けに金融リテラシー育成&資産形成を目的にサイトを立ち上げ株に関する情報をリリースしています。

📷東証マネ部(JPX)
→株&資産運用の全般に関する全般の情報提供

🔍個別銘柄の企業研究
→ビジネス概要/決算サマリー/財務/同業比較

💹JPXプライム150指数
→要件:収益性(稼ぐ力8<ROE)&将来性(1<PBR)

🏠日本証券業協会(JSDA)
調査結果(2024.6)NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果について

NISA 株式投資を有効活用し資産形成
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/nisajoukyou.html

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