ふつふつとカレーの気泡が弾けている。柔らかく湯気が上がり、お玉で底からゆったり混ぜる。 頭のなかで、その日のやり取りが繰り返される。 私だって、 そう思いかけて止めることにした。 カレーのふつふつに思いを託して。