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#私の作品紹介

作品紹介だけでなく、制作のきっかけや裏話など、なんでもかまいません。あなたのつくった作品について、noteで発表してみませんか?

急上昇の記事一覧

口語俳句 作品集 13 〜ゴールデンウィーク〜

「 ゴールデンウィーク 」 ~口語俳句〜 叙景詩のひとりとなって花あおぐ つばめ飛ぶピッコロ独奏のように ほそみちよ奥かくされて山がすみ ちんもくよやがてしずかに春の滝 遍路杖いまいまいまを行くおとよ 春の海見るおんがくということか わかめ干す島をぐるりと隠岐の海 もりあがるちからづよさよ藤の花 げきりゅうを鮎のぼりゆく夕山よ おぼろづきふるさとともす二三軒 ◇ 若草よやがてみどりの北アルプス みつばちよぶらさがり飛ぶ羽の音 挿し活けて丸くひろが

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「君の忘れもの」ー詩ー

君が忘れていったものは 部屋の真ん中に。 大きなバスケットに 詰めても詰めても 減らないんだ。 ハンドクリームの香りは 君を思い出させる。 買い置きするほど 好きだったよね。 シャンプーしたての髪も 風になびく髪も 涙で濡れた髪も この指先は覚えている。 朝陽が差し込む窓辺で つい願ってしまう。 ひとりを受け止められなくて 夜は星を見上げて つい想ってしまう。 「先に寝るね」と言った後 君は寂しくなかったのかな 君はその後何をしていたのかな 夢の中で君とダンスをする僕

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待ち合わせ

夢の中で待ち合わせ ペンギンと待ち合わせ 噴水のある、まあまあ大きな公園 来たことが、あったような、なかったような お友だちと遊んだことが あったような、なかったような そんな公園で待ち合わせ ペンギンと待ち合わせ ペンギンは、なかなか来なかった そもそも、約束をしていたのか そんなことも、よく分からない 夢の中だ、そんなものか けど、わたしは、待っている だから、約束らしきものは、したんだろう それにしても、まったく、ペンギンが来ない まったく来ないから、花を見て

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連載小説⑪漂着ちゃん

 私はこの1年の間、1度も収容所の外に出ることはなかった。というより、出ることを許可されなかった。ナオミとヨブには申し訳ないが、彼女らといっしょにいるよりは外の自由な空気を吸うことを欲するようになった。  エレベーターを使えばいちばん下の階までは行けるが、出口は1つしかない。監視が厳しい。常駐している守衛が複数人いる。となると、私の選択肢は限られていた。そう、53階の自室から飛び降りることだった。  無論そのまま飛び降りれば死ぬ。しかし今の私は死にたくはない。綱渡りで下に降

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連載小説⑩漂着ちゃん

 1年後、ナオミと私との間に男の子が生まれた。自ら死を選ぼうとしていた者が人の子の親になるとは、自分でも驚きであった。ナオミは子どもを溺愛するようになった。いつしか、私のことを「お父さん」と呼ぶようになっていた。 「お父さん、この子の名前なんだけどね、私、ヨブにしたいと思うの」 「ヨブって、聖書の…」 「そう、ヨブ記のヨブよ」 「なぜだ?苦難の連続だった人物じゃないか!」  私はどうしてもヨブという名前は受け入れられなかった。ナオミは何を考えているのだろう? 「で

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【詩】じんせい

岩に打つ荒波 幾度も幾度も 打ち寄せては砕け散り また生まれて 割れていく 子供ながらに思い出す 人生は波の様に 寄せては 砕け散るのだろうか ボールを壁に当てては 拾いもせず ただボールの行方を見るだけ どこにいても いるようでいない 気持ちをわかってくれるのは 父の部屋にある 小さな本棚にある本たち いくら歩いても 空を見つめても 見つからない 人生の答え 読んだところで 本の中には答えはない また荒波を見る それでも たおやかな言葉に おされて 歌を歌い

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GWおでかけコラージュ

初夏のやわらかな空気がすがすがしいですね 気持ちのよいシーズン、大切に過ごしたいです ①お気に入りファッションでおでかけ ②すずらんを探しに ③くまさん、リッチな海外旅行 #私の作品紹介 #つくってみた #アート #創作 #シール #紙モノ#賑やかし帯 #いつきさんとコラボ #デコ #ファッション #アナログ絵 #イラスト

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【詩】公園

明日の心配を胸に秘め 友達の励ましに顔を上げ 有りもしない不安に 心を痛める 君は自分だけこんな風だなんて 落ち込んでいるけど 皆そんなことの繰り返し 上手く生きられないのは 上手く生きている様に見せている人も いっしょ 順風満帆の風を背負っているわけじゃない 昔は野球をしていた子供たちがいた 公園の横を通り過ぎ 静かになった あの時公園にいた子供たちは 何をしているのだろう 思い出す公園の音 公園の風 君は自分一人が置いて行かれた そんな風に思っている 置い

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大節約時代のお料理レシピ:『茄子の辛マヨチーズ』

材 料:茄子・豆板醤・マヨネーズ・粉チーズ     分量はすべて適当です。お気楽に。 作り方: 1.茄子を適当に切り、豆板醤とマヨネーズで炒めます。 2.お皿に盛って、粉チーズをかけます。以上。 簡単です。ウマいです。辛いです。汗がでます。 ダイエットになります。 と思ったら、 マヨネーズとチーズでカロリーは結構ありました。 ちゃんちゃん。 残念。 ダイエットは、また今度。 じゃ!

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【創作】水霊の碁 第1話 江戸の花飾り

第1話 江戸の花飾り 1-1 「おとぎの町だ!」 弥之吉は声を上げた。このような美しい場所を見るのは生まれて初めてだった。石見の片田舎からこの江戸まで、幾日もかけてここまで来たのだった。 時は元禄12年(1699年)。太平の世の空気が、ようやく江戸の人々の間に根付こうとしていた。 明るい木目や瓦の家屋に、のぼりが立ち並ぶ商家。行き交う人々の色鮮やかな着物と、活気のある会話。こうしたものが、弥之吉を興奮させた。雑踏を歩いているだけで、うきうきと心が弾んでくる

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【詩】もう恋はいらない

恋は充分過ぎるくらいしてきた 片想いも 狂い死にそうなほど激しいものも だからもう恋は充分 もうしなくてもいいんじゃない 恋なんてもうしたくない 恋の始まりのときめきも 視線が絡まり合う喜びも 彼を想う胸の高鳴りも もう充分味わい尽くした 深い愛情で包まれる安心感も 愛されていると実感する嬉しさも 想ってくれているとわかる幸せも もう充分感じてきた 私は恋をしていない自分が好き 平穏な日々が今は心地いい 恋は楽しくもつらいもの どんなに想い想われていても 報われ

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リメイクするよ!~完成編~

148話目。 どうも、あおです😄 レザークラフト作家です。 センス良いです。 自画自賛です。 お待たせしました! やっと完成にこぎつけました! 作る作る詐欺にならずにホッとしてます。 トートバッグの解体ショーから始まった 「リメイクするよ!」3部作の完結編です。 「準備編」と「切り出し編」を読んでから本編を読むと、より一層 お楽しみ頂けます。 まずは、準備編! 読んで頂けましたか? では、切り出し編に進みましょう! ほら、何が出来るかワクワクしてきたでしょ! (

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恥ずかしくって

家に帰ると ねこは、眠っていた これが、ラムネ炭酸寝顔、ってやつかあ 今日、だいぶ年の離れた上司から教えてもらった言葉 さっそく、それを、頭にうかべる 頭をなでてやると ねこは、目を覚ました おかえり 言って、ねこは トラネキサム酸笑顔、を見せてくれた やっぱり、わたしは 教えてもらった言葉を、思いうかべる そのことをねこに言うと 怪訝な表情になった ラムネ炭酸寝顔だと? トラネキサム酸笑顔だと? どうしたっていうんだ 遠い昔に使われなくなった言葉を 次々、口に

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3月に作ってあった ミニバッグ型ポーチの試作品。 今、これを量産中💦 大きさ比較のため、隣に置いたマニキュアボトルは高さ8cm。 試作品には何も金具を付けてないが、バッグに取り付けて便利に使えるよう、出荷する全アイテムにチャーム金具やストラップパーツを追加。

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鳥の絵を載せるだけの日 25

周知のことではあるが、今日は立夏である。 そして夏は私の一番好きな季節でもある。 初夏の爽やかさも、真夏の茹だるような暑さも、晩夏の少し寂しい感じも、日本の夏も海外の夏も、夏の思い出も、夏というものが丸ごと大好きだ。 そんな大好きな夏の始まりの日に、久しぶりの「鳥だけの日」を。 ちなみに今年の愛鳥週間は5月10日〜16日である。というわけでたっぷりとお届けしたい。 皆様も素敵な夏をお過ごしください。 まずはカラス四部作から。 『鴉という天使』アメリカガラス America

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続ゝ・共鳴*カフェラテのハート掻き混ぜ春惜む

☆選評をいただいた皆様、ありがとうございました。 (岡田 耕) 【スキ御礼】共鳴*カフェラテのハート掻き混ぜ春惜む 【スキ御礼】続・共鳴*カフェラテのハート掻き混ぜ春惜む

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許してあげている

自分のウチの窓から見える 早朝の空の、青みがキライだ また一日がはじまってしまうのか 今日を生きていかないといけないのか そんな気持ちになって たまらなくなってしまうから 自分のウチの窓から見える 夕陽の、あのオレンジがキライだ 明日という日は、きちんと来ますよ また明日、決まった時間に お会いしましょうね なんて、夕陽が言っているようで 胸がはりさけそうになってしまうから 自分のウチの窓から見える 深夜の、あの暗闇がキライだ あの暗闇は、外にいるくせに ウチの中にいるわ

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連載小説⑨漂着ちゃん

 収容所53階で、ナオミと私との二人きりの生活が始まって1ヶ月が過ぎた。最初はお互いになにを言っているのか分からなかったが、共同生活を始めて1週間が過ぎた頃から、必要最低限の意志疎通はできるようになった。二人の話す言語が相互に異なるものだったなら、こんなにも早く習得することはできなかっただろう。 「先生、今日も私、かわいいかな?」  ナオミは私のことを「先生」と呼ぶ。年齢が離れているし、ナオミに現代語を教える立場だから違和感を持つことはおかしい。だが、私の意識では、ナオミ

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夏の季語 聖五月(せいごがつ)

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青春はらすめんと シロクマ文芸部

子どもの日だからって、浮かれる歳でもない。 高校生だからって、みんながみんな青春しているわけでもない。 まして、今年は受験生。入試の日まで、1年切っている。 夢の影すら見あたらないまま、リタイヤの許されぬ登山はすでにはじまっていた。なんのためにがんばっているのか、わからなさすぎて笑える。 息苦しい毎日の清涼剤は、塾だ。 もちろん口やかましく暑苦しい講師などではなく、他校の女子生徒。 いちど僕のスマホを拾ってくれたことがあり、なんとなく言葉を交わすようになった。 送迎バス

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