劇中でも、主人公をはじめとするNPS隊員がSATや海保SSTの隊員に自分たちの考えを述べることはあっても、押し付けることは無かったしSATやその前身のSAP隊員が犯人を射殺するシーもあるがそれだって「人質の安全を確保する」といった理由がある場合だった。
ただ、作中で問われたのは犯人を射殺することについて「悪いやつだからと言って安易に殺していいのか?」ということであって、市民や人質の安全を考慮した場合の話とは別だった気がする。
作中に登場した架空の特殊部隊”NPS”は「犯人を絶対に生きたまま確保する」という目標で設立された部隊だったが、あの一連のやり取りを考えるとそれがどれほど困難な任務なのかわかる。また、話の見方も違ってきそうだ。
警察官がナイフを持ってっ迫ってきた男を射殺した件で、「やり過ぎだ!」「銃を使わなくても逮捕術で取り押さえられたはずだ」という批判に対軍事に詳しいユーザーよりそれがどんなに困難なことか散々説明があった。 この一連のやり取りを見てふと、漫画『Sー最後の警官ー』を思い出した。