4/17 『豊久の女 下』を読んだ
上巻に引き続き関ヶ原の戦いが描かれ、いよいよ正念場、「島津の退き口」が間近に迫る。俺もそこそこ歴史もの、または歴史ものを題材にした様々なエンタメ作品をそれなりにたしなんできたので、さすがに関ヶ原の戦いに関しては大まかな流れとかは頭に入ってきつつある。それでも島津の視点から西軍が天下分け目の決戦にいたるまでどのように動き、また動かなかったのか、とかはまだまだ知らないことも多く、そうした描写が丹念に盛り込まれていたので面白かった。やはり勝ち戦よりも負け戦の方が見るべき部分が多いと