空の個室、空いてます。
中古で買った本のなか、前の持ち主が引いたらしいピンク色の前兆と目が合う。 「自分をしばっているのは自分だけだった」
「きれいだね」「みとれる」「美しいわ」「すごいな」 道ゆく花々を(小さい声で)口説きながら歩く
考えない練習に、自然の色が効く 囚われない練習に、天然の造りを眺める時間を
雨のなか出発待ち。 マスク姿で手を振る整備士の方に頭を下げる。 雨雲を突き抜けるために 地上でできるすべてのこと。
「ぽぽんた」と名前をつけた子がいた
回り道、道草、遠回り できるだけ空の下を選んで歩く午後
緑のそばだと呼吸しやすいのは 植物から送り出したての新鮮な酸素のおかげかな
お花見の季節は桜が散っても続きます
川沿いの木の下に座る。 草の青い匂いがする。 小さな花が視界にはいる。 川の音が聞こえる。 呼吸の速度がゆるまる。
朝のお寺を散歩して戻ると、ホテルの部屋が清掃中。 公園で読書しながら待つ。小雨が降りだす。 ベンチ上に5月の葉が繁って大きな傘になる。 風が吹くと雨粒でなく葉擦れの音が降ってくる。 考えがまとまらず「気が上がる」とき、公園など緑がある場所で過ごして気を下げる。 ふーすーふー
カメラと目が合うのが緑ばかりな最近