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奇巌城

3年前

竹五郎さんとマナティー〜FUKUSHIMA TRILOGY Ⅰ(60)

「ホームズかい?おお!世間では、僕に勝つためにはこの有名なイギリス人をたのむのも当然だと思っている。 次に、僕みたいな力士がシャーロック・ホームズと取っ組むと考えただけでも感じるに決まっている楽しさを考えてくれよ。 引用:モーリスルブラン「シャーロック・ホームズ、戦闘を開始」

彼の風貌! 私にどうしてそれが描けようか?私は何度もアルセーヌ・リュパンにあったが、その度に違う人間のように見えたのだ… ―彼はわたしに言った。 「もうぼくがだれだかわからないんです。鏡を見ても、自分がわからなくなりましたよ」 引用:モーリス・ルブラン「リュパンの逮捕」

血湧き肉躍る勝負、ぼくの自由を賭けた勝負で、君やほかの連中が、とんでもない間違いをやらかした。アルセーヌ・リュパンともあろう、このぼくが、そんなたわいもないことを考えるもんか! 引用:モーリスルブラン「リュパンの脱走」

ここにアルセーヌ・リュパンがいると断言できないほうが、都合がいいのさ。大事なのは、みんなが確信を持ってこう言えることなんだ。あれはアルセーヌ・リュパンのしわざだって 引用:モーリス・ルブラン「リュパンの逮捕」

「―あなたのですよ」 「わたしの?」 「読んで御覧なさいー《シャーロック・ホームズ殿 アルセーヌ・リュパンより》」 イギリス人はその包みを手に取り、紐をほどき二枚の包み紙を取り除いた。それはイギリス人の懐中時計であった。 引用:モーリスルブラン「遅かりしシャーロック・ホームズ」

それじゃ、あんたはぼくが、いつまでもこんな所にくすぶってると思うんですかね? そりゃあひどすぎますよ。アルセーヌ・リュパンは、刑務所なんかには気の向く間しかいませんよ。それ以上は一刻でもまっぴらです 引用:モーリスルブラン「獄中のリュパン」

リュパンは、彼女が城の角で見えなくなるまで見送っていたが、こうつぶやいた。 「きれいな人だ!不幸な目にあっては気の毒だ。幸いなことに、このあっぱれなアルセーヌ・リュパンが控えている」 引用:モーリスルブラン「彷徨する死霊」

「それに、僕は残念とは思いませんよ!僕は勝ってばかりいて倦き倦きしていたのです。―これで世間も喜ぶでしょう!リュパンが袋の鼠だと…なんという冒険…ああ!先生、おかげでスリルを味わいましたよ。これです、人生というのは!」 引用:モーリスルブラン「アルセーヌ・リュパン二度目の逮捕」

おい!おまえは、こんな鮮やかな手並みは、誰もが見せられるものじゃないだろう?少なくともアルセーヌ・リュパン級でなくちゃやれないことだぜ。さぁ、わかったら仕返しの用意でもしろよ。アルセーヌ・リュパンは待ってるぜ 引用:モーリスルブラン「ハートの7」

そう、10万フランです!僅かの金ですが、何しろ不景気な折ですからね…それに、ぼくはたいへん出費が多い!ぼくの予算ときたら…大都市の予算ぐらいの金額ですよ 引用:モーリス・ルブラン「獄中のリュパン」 18世紀当時の1フラン=600~1500円、10万フラン=6千万~1憶5千万円!

「僕が逮捕されるには途方もない事態の競合、一連のばかげた悪い偶然が必要ですが、僕はそんなことが生ずるとは認めませんよ」 「事態も偶然もなしあたわざること、それをある人間の意志と執拗とがなしうるのですよ、リュパン君」 引用:モーリスルブラン「シャーロック・ホームズ、戦闘を開始」

【青いダイヤモンド】~怪盗紳士からの手紙~

シャーロックホームズは起き上がる。鞄の負革には茨の枝がくっついていた。アルセーヌリュパンは、それを取り除けてやった。二人の強豪の初対面は、素晴らしい観ものだったろう 「どうもありがとう」 「どういたしまして」 二人は別れた。 引用:モーリスルブラン「遅かりしシャーロックホームズ」

「リュパンか!相変わらずリュパンか!何もかもリュパン。リュパンはいたるところにいるか!」 と、ガニマールは腹を立ててどなった。(リュパンを追い続ける、老人警部) 引用:モーリスルブラン「青いダイヤモンド」

「リュパン、君を逮捕する!」 「ぶるるる」と、リュパンは体をふるわせた。 「君はこわいね、ガニマール君、なんて気味のわるい顔つきだ!まるで友人の墓場で挨拶しているみたいだ。さあ、そんな葬式みたいな様子はやめてくれよ」 引用:モーリスルブラン「アルセーヌ・リュパン二度目の逮捕」

【挑発に乗る英国人】〜怪盗紳士からの手紙〜