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オペラ:チャイコフスキー《マゼッパ》、エルル・チロル・フェスティヴァル Tiroler Festspiele Erl, 21.07.24

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オペラ:ワーグナー作《ジークフリート》、エルル・チロル・フェスティヴァル、08.07.24 Tiroler Festival Erl

オペラ:ワーグナー作《ワルキューレ》、エルル・チロル・フェスティヴァル、06.07.24 Tiroler Festival Erl

「途方もない、夢のチカラが渦巻いてるな」 「酒蔵はもっとヤバい。危険だから近寄ってないが」 暴走する夢は、村周辺を現実から切り離したのか。 「手伝いに来たわ」 夢渡りでリモート参加のマリカも加わり、一行が酒蔵で見たのは。 「んんぅ…ヒノモトぉ…おしゃけぇ…」

音楽ニュース:セクハラ事件の続き、オーストリアのクラシック音楽界におけるセクハラ疑惑、グスタフ・クーンの場合

オペラと旅の話:エルル・チロル・フェスティヴァル2019、ブラウンフェルツ(作曲とテキスト)、《鳥》プレミエと劇場

「エルル。世話になったが、俺は故郷へ帰る」 「ヤスケさぁん?」 城下町の屋敷で、酒蔵の娘と黒い肌の巨漢が話している。 「復活したヨミコがノブナガ様から魔王の座を奪って以来、ヒノモトは…」 ヒデヨシと大陸へ渡るが、それが最後の奉公。 かつて魔王に仕えた男は、寂しげに呟いた。

「ヨミコさぁん、ナイス飲みっぷりぃ!」 酒蔵の娘がお酌する酒を、ぐびぐび飲み干すヨミコ。なぜか仲良し。 しばし後、気が晴れたのか。またなと言われて娘は退出。 「さっきの子ね」 「魂だけで実体があるじゃと?」 霊体で偵察中のマリカとおばば。天守閣での会話も、全て聞いていた。

酒蔵の娘から膨大な夢のチカラが漏れ、渦巻く二つのポータルを形作る。 「すごい…この子」 中に見えるはロバニエミ近郊の森、もう片方はヒノモトのお城か。 「民家のベッドを借りて、魂だけで行くのが無難ね」 マリカの助言で、夢渡りを試みる一行。 「シャルロッテ! 勝手に行くな」

オペラ:ワーグナー作《ラインの黄金》、エルル・チロル・フェスティヴァル、05.07.24 Tiroler Festival Erl

おたねさんちの童話集 「雨蛙のエルル」