いつの間にか 花が落ちた 誰かがわたしに嘘をついた 土砂降りでも構わず飛んでいく その力が欲しかった 米津玄師「さよーならまたいつか」 今週は色々なことが重なり、週1ペースで怪談を書き始めて9ヶ月目にして、初めてお休みをいただくことにしました。また来週、お会いしましょう!
君の目に迷いがある。 だから僕は振り返らないよ。 どうしても叶えたい夢がある2人は、ここで一度さよならしよう。 また会えると約束はできない。 選んだ道がこんなにも違うから。 出港の合図に君は頷く。 戸惑いながら前へと進め。 この別れが尊いことと未来の自分に誇れるように。
流星を見上げた。 それは頭上で消えていくただの塵だけれど、今夜ひとつの啓示となる。 誰からも優しいと言われたくて、ものわかりのいいフリをして諦めてきたこと。 本音を語る勇気がなくて、大勢が選んだ道を歩いてきたけれど。 星が落ちてきて今日が最後の日になるなら。 私は何をしたい?
話し相手のいない夜。 ふと手を伸ばした古い本は、優しく私によりそってくれた。 ベッドの上から見える景色しか知らず、友達も訪れることない病室で。 喜びも悲しみも、移ろいゆくものも、すべて教えてくれた。 空想の羽はどこまでも儚く、だからこそ自由に。 気がつけば夜明けがきていた。
生きていくために君を選んだ。 打算だらけの関係。 別れを選んでもまた引きあう宿命なら、今はそばにいよう。 優しいだけの君じゃない。 可愛さの欠片もない私だけれど。 この瞬間、背中をあずけられるのは君しかいないから。 月がいつか地球を離れるように君が消える日が来る。 その時まで。
noteの好きな方の記事を読んだりしながら、片付け物をしていたら、貧血で文字通りぶっ倒れた。 食後低血圧だ。私はきっと肉体年齢は高齢者なみだろうな。 朝からずっと料理していて、これから鬱々とした小説を書くつもりだったけど、さすがに横になる。ストックまだあるし。 やれやれだ。
朝日を見るたびに思う。 なによりも新しくなっていきたい。 親しんだもの、本当にそれは私に必要なものか? なれない靴で足が傷つくように、今日選んだものは私を苦しめるかもしれない。 誰よりも新しくなっていきたい。 誰の色にも染まらず、自分だけのキャンバスに、見知らぬ世界描くために。
今夜、悲しみの記憶甦っても。 私を救うのは、優しいだけの君じゃない。 孤独を恐れないんじゃない。 生温い関係を泳ぎたくないだけ。 私たちは別々の道を歩いてきた。 これからもお互いの目的の地は違うだろう。 抱き合う喜びよりも、ふたりの夢を叶える旅、見送れる勇気を讃えて。