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PonyDiffusionで生成したイラストをSD1.5モデルでi2iしてクオリティアップ

 i2iを利用すると、構図と仕上げを別のモデルで行えます。  この手法を利用することで、構図に強いPonyでベースのイラストを出してから、背景やディテールに強いSD1.5モデルや人物描画に定評があるAnimagine系で仕上げることで、イラストの総合的なクオリティアップが可能となります。  WEBUIで行う場合は、1枚目のイラストをt2iで出して、それを別途i2iに掛けます。  少し手間がかかるので、ガチャ生産というよりは、お気に入りの一枚をピンポイントで仕上げるやり方がい

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    • PonyDiffusionV6で絵柄をできるだけスッキリさせるための方法論

       SDXL界の2大巨頭といえば「Pony Diffusion」と「Animagine」。  Ponyさんは「えっちい構図が異常なまでに上手いが、似たような絵柄を安定して出すのが難しいクセ強モデル」という特徴を持っています。  そのクセの強さゆえに、ねらった絵をうまく出せずに使うのを止めた人も多いはず。  また、Ponyベースで安定性向上かつ絵柄が日本人好みな派生モデル(momoiroとかAutismMixとか)に移行した人も多いでしょう。  ただ派生モデルは優秀ですが、こ

      • コントロールネット:セグメントを使って重なり合う人物を描き分けよう

         AIイラスト生成は、複数人の絡みを描くのが苦手です。  AIは人体構造を理解しているわけではないので、複数の手足が絡みあってしまうと、なにがどうなっているのかという理屈を無視して「それっぽく」描いてしまいます。  なので、人間からすると出てくるはずがないところから手足が伸びてくるし、腕や足がズレて描かれることがあります。  そんなわけで、プロンプトで人と人が抱きつくようなイラストは難度がかなり高め。  何枚もガチャして良い感じのヤツが出ればラッキー! といった感じなので

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        • AIイラストで指をできるだけ簡単に正しく描きたい

           キャラや構図はいい出来なのに、手がぐちゃぐちゃで気に入らない。  AIイラスト生成の大きな課題の一つがコレです。  そこで今回は、破綻のない手・指を出力する方法&出力したものが破綻していた場合に修正する方法を紹介してみます。  ただ、正直なところ、手と指の修正は、タブレットとペイントソフトで修正するのが圧倒的に楽です。  手で描くというと難度が高そうな気がするかもしれませんが、すでにある手や指を修正するだけなら覚えることも少なくいのですぐに慣れます。  マウスだとさすが

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        • PonyDiffusionV6で絵柄をできるだけスッキリさせるための方法論

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           i2iを利用すると、構図と仕上げを別のモデルで行えます。  この手法を利用することで、構図に強いPonyでベースのイラストを出してから、背景やディテールに強いSD1.5モデルや人物描画に定評があるAnimagine系で仕上げることで、イラストの総合的なクオリティアップが可能となります。  WEBUIで行う場合は、1枚目のイラストをt2iで出して、それを別途i2iに掛けます。  少し手間がかかるので、ガチャ生産というよりは、お気に入りの一枚をピンポイントで仕上げるやり方がい

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           キャラや構図はいい出来なのに、手がぐちゃぐちゃで気に入らない。  AIイラスト生成の大きな課題の一つがコレです。  そこで今回は、破綻のない手・指を出力する方法&出力したものが破綻していた場合に修正する方法を紹介してみます。  ただ、正直なところ、手と指の修正は、タブレットとペイントソフトで修正するのが圧倒的に楽です。  手で描くというと難度が高そうな気がするかもしれませんが、すでにある手や指を修正するだけなら覚えることも少なくいのですぐに慣れます。  マウスだとさすが

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        記事

          SDXLのLoRAとかDoRA作成における個人的TIPS

           SDXL環境になってLORAを多く作るようになったので、その中で気づいたコトをつらつらと。  検証とかしてるワケじゃないので、あくまで「個人的な気付き」です。まちがってたらスイマセン。 1.DORA学習のTIPS 主にPRODIGY-LYCORIS/LOHAを使用 LoHAなのでdim/alphaは8/1で十分。たまに4とか16に上げたり下げたり。 総STEP数は2500もあれば十分な出力が見込めるが、念のため3000~6000程度で作成している。 以前はメモリ不

          SDXLのLoRAとかDoRA作成における個人的TIPS

          ケモノ娘を作ると耳が4つになるのが気にいらないので耳消しスライダーを作る

           ネコ耳娘を作っていたら「ケモノ耳とヒト耳で耳が4つになる」絵ばかり出力されました。  耳4つっておかしくね? と気になって調べたら意外と著名キャラが多くてびびった。  「4つ耳ケモ少女」ってワリと普通なんすね。  とはいえ、個人的には耳は2つであって欲しい。  というわけで、ネガティブに「ears」を突っ込みました。  まるで効きません。  当初は「耳消すぐらいネガティブで余裕やろ」って思ってたんですが、ガチでほんとに消せません。  「no ears」「hide ea

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          inpaintを使って1枚のイラストに複数キャラLORAを適用してみる。

           ハイ、タイトル通り。  一枚イラスト複数LORAは、Regional Prompterを使う手法がメジャーですが、イマイチ思うどおりに扱えず、めんどくさくなってi2iでやることにしました。  RP手法と比べたi2i方のメリットデメリットはこちら。 ・メリット  LORA適用手順はオーソドックなので、高度な拡張機能にありがちなテクニカルトラブルが発生しにくい。  普通にLORAを適用しているだけなので通常使用と同じ効果・使用感。  マスクを使うのでLORAの適用範囲をかな

          inpaintを使って1枚のイラストに複数キャラLORAを適用してみる。

          手足を細くしたり胴を短くしたり…。SDXL用のスライダーLoRAをコピー機学習法で作成してみた

           AIイラスト環境をほぼSDXLに移行させました。  で、ちょっと困ったのが、以前使っていた「手足を細くするLECOとかスライダーLORA」が使えなくなったこと。  体型の微調整が楽にできて気に入ってたんですよね、アレ。  無ければ作ればいいじゃん…ということで体型微調整スライダーLORAを作ることにしました。  今回作ったのは「痩せる太る」「手足を細く太く」「胴を長く短く」「足を長く短く」の4つ。  すべて差分方式、いわゆる「コピー機学習法」で作ってみました。  基本的

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          シチュエーションLORAの作り方

           シチュLORAを作るときのマイ作法。  あくまで自分流なので、正解かどうかは保証しない。 「他の人はどうやってんのかな?」の参考用にどうぞ。 1:素材集め  素材をできるだけ集める。  量より質なのでクオリティが低いモノは弾く。  可能であれば、ラフに描かれている部分は手作業でブラッシュアップした方がよい。  レアな構図で素材が少ない場合は、低品質のものを入れるぐらいならAIで自作する。  コントロールネットのスケッチとかラインアート使うと、自作落書きを綺麗なイラストに

          シチュエーションLORAの作り方

          AIイラストにおけるプロンプトの書き方TIPS①

           普段、わりとがっつりした記事しか書いてないせいで更新頻度が低いので、時間があるときにStable Diffusionのちょっとしたtipをシリーズ記事かしてみようかなと。  なお、あくまで個人の経験則にすぎないので、「これが正解!」というわけではないので、ご了承のうえお読みください。 カメラの位置を「部位の指示プロンプト」でコントロールする  AIイラストだと、地味にコントロールしづらい「カメラの位置」と「被写体との距離」。  定番プロンプトだと、距離(被写体の大きさ)

          AIイラストにおけるプロンプトの書き方TIPS①

          素材1枚でキャラクターLoRAを作成する:SDXL編

           以前「素材が1枚で作るキャラクターLORA」をいう記事を書いたんですが、最近のAIイラスト環境の変化にあわせて、SDXLでも素材1枚でキャラLORAが作れるのかを試してみました。  今回試した方法は2つ。 1:正則画像を使い、LORAそのもののポーズバリエーションを増やす。 2:1ポーズLORAの強度調整でバリエーションを増やす。  「1」は前回と同じ手法で、「2」はSDXLの表現力の高さを活かした手法です。 1:正則画像を併用してLORAを作成  SDXLに合わ

          素材1枚でキャラクターLoRAを作成する:SDXL編

          SDXLでLora学習をしてみる→FP8使用で必要VRAMが劇的に減少!

           急にSDXLブームがきましたね。  とりあえず波に飛び乗ってみました。  SDXL、出力クオリティ高すぎマジヤバいw  SD1.5だとLORA使っても難しかった小物や構図の出力が、プロンプトだけでモリモリ出力できます。  プロンプトだけで当分お腹いっぱいになれそうですが、過去に使った学習素材や設定がまるまる残っているので、ついでにLORA学習もしてみました。  というわけで、ここ数日で得た「SDXLでのLORA学習」知見について、ノート代わりにまとめてみます。 1

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          StableDiffusion1.5から「SDXL」に移行してみる

          SDXL用のモデルを入手して指定フォルダに置くだけ 最近、SDXLの性能が急上昇して、AIイラストマンの間で一気に注目度が上がっています。 で、私も遅ればせながらSDXLデビューしたので、簡単に「SD1.5からSDXLに移行する方法」を書いておきます。 「UIを最新版にして、SDXLモデルをモデルフォルダに置く」 SDXLのセットアップはこれだけでOKです。 SD1.5からSDXLに移行とかいうと、いろいろ手順が必要で面倒くさいのかな? と思いがちですが、実はとてもお

          StableDiffusion1.5から「SDXL」に移行してみる

          「浮世絵」をお手軽学習してLoRA化してみよう

          学習素材のセレクト  ふと、「浮世絵ばっかり学習したら、AIで浮世絵風イラスト描けるはずだよな」と思ったので、早速試してみました。  浮世絵画像できるだけたくさん集めたうえで、学習素材に適していなそうな絵を弾きます。 構図が複雑(AIは複数の物が絡んだ構造を理解し難い) 人間がぱっと見て、なんの絵か理解できない(同上) モノクロ(今回は「浮世絵の華やかさ」が欲しいのでカット) 画質が極端に悪い(ノイズになりかねない)  浮世絵という画風学習の場合、「雰囲気」が学

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          「浮世絵」をお手軽学習してLoRA化してみよう

          手足の太さを変更できるスライダーLORAを作ってみた

          差分方式で作成した「手足を細くするスライダー」  以前、「手足を細くするLECO」を公開したました。  あれはあれでちゃんと動作したのですが、一部のモデルと相性が悪いことがありました。  で、promptの書き方でなんとかならないかなーと試行錯誤したのですが、いっこうになんともならず、めんどくさくなって差分方式で手足の太さスライダーを作成しました。  作例はこんな感じ。  左がオリジナル。以降右から重みが「1.0」「1.5」「-1」。  手と足を同時に細くします。重みを

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          手足の太さを変更できるスライダーLORAを作ってみた

          コピー機学習法でLoRAを作ってみる~丸メガネを差分学習で生成

           LoRA作成で使われているコピー機学習法=差分学習法を試したくなりました。  コピー機学習法とは、LoRA作成で使うベースモデルに特定の「絵柄」を強烈に学習させたうえで、その絵柄との「差分」を学習させる方法。  LoRAの「学習のベースモデルとの違いを学習してファイルにまとめる」という仕組みを最大限有効活用する仕組みとなっています。 具体的な手順は 1枚の絵=Aを過学習したLoRAを作る。 LORAをモデルにマージする。 「A」に変化を加えたBを作成する。 「2」

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