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AIイラストにおけるプロンプトの書き方TIPS①

 普段、わりとがっつりした記事しか書いてないせいで更新頻度が低いので、時間があるときにStable Diffusionのちょっとしたtipをシリーズ記事かしてみようかなと。
 なお、あくまで個人の経験則にすぎないので、「これが正解!」というわけではないので、ご了承のうえお読みください。

カメラの位置を「部位の指示プロンプト」でコントロールする

 AIイラストだと、地味にコントロールしづらい「カメラの位置」と「被写体との距離」。
 定番プロンプトだと、距離(被写体の大きさ)は「portlait」「upper body」「full body」。カメラの位置は「from behind/delow/above」などでしょうか。

 この辺でコントロールできればそれに越したことはないですが、うまくいかないときは「描くモノを明示的に指示してそこを表示させることで、カメラの位置をコントロールする」という手があります。

 たとえば、「boots」というプロンプトを入れると、ブーツをはいている足を描くので、必然的に全身を描く=full bodyと同じ効果があります。

 同じように、上半身を描きたければ「navel(おへそ)」とか、腰より上の人物画が欲しければ「thighs(ふともも)」、頭が見切れるのが嫌だったら「hair ribbon(頭のリボン)」、後ろから描きたければ「hip(尻)」などを指示すると、うまくいくことがあります。
 このやり方だと、カメラ指定より融通が効くのに加え、工夫次第で微妙な案配のバリエーションが付けられるのがポイントです。

 ちなみに「顔のパーツの指定をこれでもかと盛りすぎると、カメラや構図が顔に引っ張られやすくなる」こともあるので、あまり指示しすぎも考え物だったりします。

 パーツをプロンプトで指定するときは、「その部位をイラストで描くことで、イラスト全体の構図がどのようになるか?」をイメージしておくと、狙っている構図を出しやすくなるはずです。

プロンプトの意図を説明
1girl is standing, one leg up, (sole of foot, toe:1.2), barefoot, smirk, feminine, large breasts, school uniform, dark blue skirt, She is wearing (khaki shorts) under skirt, ponytail, red tie (extra leg:-1), extra detaild eye, beatiful pupils, best quality, masterpiece

テーマ:女の子を下から見上げるようなイラストを描きたい。→足の裏を見せてニヤリとする女の子。(SDXL:Animagine V3)

1girl is standing:座って足の裏を見せる絵ばかり生成してくるのに対応。

one leg up, (sole of foot, toe:1.2), barefoot:足の裏を見せる。このイラストのキモなので強調してみた。

smirk, feminine, large breasts, school uniform, dark blue skirt:表情とか服装を指定してキャラ付け。

She is wearing (khaki shorts) under skirt:ここに画像をアップするとき、下着が見えないようにしてセンシティブ対策。

ponytail、extra detaild eye, beatiful pupils:下半身だけ描かれるケースが多発したので、頭まで入るように。

red tie (extra leg:-1):背中から足の裏を見せるケースがあったので、正面から描くように。

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