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少ない素材で手間をかけずにオリキャラLORAを作ってみる

 AIでイラストが簡単に生成できるようになったことで、絵が描けなくても自作の小説やゲームなど、さまざまなシーンで挿絵イラストを利用できるようになりました。
 そこで問題となるのが「AIイラスト生成では、同一人物を指定して難しい」ということ。プロンプトだけで特定人物を出し続けるのはほぼ無理で、どうしてもという場合はLORAとかCONTROLNETでの補助が必要です。

 そこで今回は、LORAを使った同一人物のイラスト生成に挑戦してみます。

 版権素材とかを使えばキャラクターLORAを作るのは難しくありませんが、今回は自作コンテンツでの挿絵利用想定なので権利的に問題が発生しないように、AIで生成したイラストを使うことにします。
 また、AIで素材を生成する都合上、同一キャラを大量に出力するのは面倒なので、できるだけ少ない枚数で試すことにします。

 今回は、素材2枚で「himeko」、4枚で「kibako」を作成してみました。
 学習素材とLORAによる作例はこんな感じ。

元絵:ひめ子。ぱっつんロング。
1girl, (mesugaki, loli ), hime cut, girl on top, straddling, t-shirt, short pants, clenched teeth, smile, POV
元絵:キバ子
属性盛ってみた。ツートンヘア。サイド分けのデコ出し。ギザ歯・ビンディ。
ちなみにプロンプトで「デコ出しサイド分け」を出すのはかなり難度が高い。
というか出せなかったので自分で描き直した。
ひめ子ちゃんLORA出力。なぜかプロンプト作るの楽しくなって、
スカートの下にショートパンツはかせてみた。
キバ子ちゃんLORA。サイド分けデコ出しがちゃんと出ている。
ヘアクリップもなかなかの再現度。
「hand on own cheeks」。ポーズや服装プロンプトも普通に通る。
ひめ子ちゃん戦うメイドバージョン。
プロンプトはかなりシンプルで
「himeko, teen,standin, maid, cleavage, cleavage cutout, maid apron, miniskirt, thighs」
とらわれの魔法少女。
LORA化すればシチュエーションや衣装の融通が
かなり上がるので、挿絵利用もしやすくなるはず。

 まぁまぁ良い感じで出来たのではないでしょうか。

 どちらもprodigy+DORAで作成。
 正則画像使用。
 STEPは学習素材分で1000前後+正則画像。所要時間は3060ti 12GBで2時間~2時間半程度でした。
 ちなみに正則画像使わなければ1時間半ぐらいです。

 以下、有料部分でLORA作成の流れの簡単な解説と、使用したパラメータを掲載しています。

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