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雨が降ると、私はいつもあの人を想う。 「好きなだけ、濡れたらいいんだよ」 彼はそう言って傘を投げ出し、私の手を掴んだ。 私の中の「こうしなきゃ」「ああしなきゃ」そうしたものが、全て雨と一緒に流れていった。 雨が降ると、私はいつもあの人を想う。私を自由にした、あの人を。

「ヒメジョオンのスピード」ヒスイの秋俳句+140字⑧

#140字小説『下駄リマインド』/お題:下駄の日/Twitter投稿7/22

11か月前

「決戦は、くだってゆく金属の箱で」ヒスイの恋愛140字

『中立派の恋』140字のショート恋愛小説

「140字・20秒の恋歌:62・殺菌済みの恋」

子供のころ姉がいった。 『ナイル川には白い水と黒い水がある。 白と黒はどこかでひとつになり、まじりあうの』 私の目の前で白くて黒、黒で白の水がとけあいゆるやかに流れた。美しい光景。 最後に姉は 『でね、ナイル川はだいたい新潟県にある』 アホ姉貴。ヒスイ10歳まで信じてた(笑)

「140字・20秒の恋歌:59 彼女の頭上には、あおぞら」

「140字・20秒の恋歌:㊽うすしおポテチか、のり塩か」

「140字・20秒の恋歌:52 ダッシュボードのピアス」

「140字・20秒の恋歌:51 男のアキレス腱」

「140字・20秒の恋歌:53 この恋は天地無用」

「140字・20秒の恋歌:57 かりんとうみたいな、愛」

「140字・20秒の恋歌:60 無尽蔵の詰め替え容器」

「140字・20秒の恋歌:54 彼女のSNS更新は、木曜日」

「140字・20秒の恋歌:56 いえない言葉は、新刊で」

「140字・20秒の恋歌:58 さざ波も立たない池」

「140字・20秒の恋歌:㊴きみの、いろ」

「140字・20秒の恋歌:㊳6月の、高層ビルから落ちるもの」

「140字・20秒の恋歌:⑨来年の葉桜も、ひとりで」