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「140字・20秒の恋歌:⑨来年の葉桜も、ひとりで」

大きな、なえ(地震)があった時あなたは、
「助けに、いかなきゃな」
私は「行ってらっしゃい」とだけ。

いつだって、人のために動くひとだった。尊敬できて、だけどちょっぴり、女を心配させるひとだった。

春が行き、私はひとり葉桜を見る。
愛してたと
過去形でなんて言いたくない。

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