透明駒

第4回透明駒解答選手権(解答・解説)後編

           8

           対面協力詰 3手(透明駒1+0)
          *余詰

X、41銀、43角迄3手詰。

☆2手目に41銀という対駒が出ていることから、初手は42へ飛か金(小駒成駒)を打つか移動させる手だったことが分かります。3手目43角は玉でも桂でも取れず、また42は既に塞がっているので42に対駒を打つこともできません。よってこれで詰。
☆勿論銀合は限定で

もっとみる
有難うございました!
1

第4回透明駒解答選手権(解答・解説)中編

           4

           点鏡協力詰 3手(透明駒2+0)
          *余詰

29玉(X=84飛)、91玉(X=91角)、81桂迄3手詰。

☆今回、作者として一番屈辱だったのがこれ。でも、余詰んだからではありません。余詰順がいずれも作意順より遙かに面白い手順だったからです(号泣)。
(余詰順1) *永安克志氏の御指摘
11桂、28玉、81桂成迄3手詰。
(余詰

もっとみる
有難うございました!

第4回透明駒解答選手権(解答・解説)前編

 ごく一部のマニアに好評を博している(←ほんとか?)透明駒解答選手権、第3回に引き続き第4回も「透明駒+フェアリー」で10題揃えてみました。「何故そんなヤヤコシイのばかり作るのだ?」と思われているかもしれませんが、これには一寸した理由があるのです。今回でこの選手権も最後なので、そういう裏話もしておきましょう。

 御存知の方もいらっしゃると思いますが、実は来年「透明駒入門」という本の出版が予定され

もっとみる
有難うございました!

第4回透明駒解答選手権開催のお知らせ

開催日時:10月31日(土)PM1時以降
ルール:安南、対面、背面、天竺、キルケ、マドラシ、点鏡、禁欲
手数:1~5手詰
解答時間:2時間
解答〆切:11月7日(土)到着分まで有効

 当日のPM1時に、このnoteに作品をアップしますので、各自時間を計って解き、解図後は解答(及び解図時間)をメールかtwitterのDMで私に送って下さい。短評、総評大歓迎!

 尚、くれぐれもコメント欄等に作意順

もっとみる
有難うございました!

透明駒解答選手権対策講座(6)

6、強欲・禁欲

 強欲と禁欲は対になるルールです。これらの定義は以下の通り。

強欲:着手が複数あるときは、その中から駒取りの着手を優先しなければならない。
禁欲:着手が複数あるときは、その中から駒取りでない着手を優先しなければならない。また、詰の判定は通常の詰将棋に準じる。

 強欲はあくまでも「駒取りが優先される」というルールですから、もし合法な着手の中に駒取りの手がない場合は、勿論駒を取ら

もっとみる
有難うございました!

透明駒解答選手権対策講座(3)

3、天竺

 天竺詰の定義は、以下のようなものです。

天竺:双方の玉は、王手をかけられたとき、王手をかけた駒の性能に変わる(両王手の場合は、両方の駒の性能を併せ持つことになる)。

 「行き所のない駒」については、普通の詰将棋と同様禁手です(このルールでは性能が変化する駒は玉のみですから、当然ですが)。
 この天竺詰、線駒に王手されると盤面を広く飛び回る玉の様子が觔斗雲に乗った孫悟空をイメージさ

もっとみる
有難うございました!

透明駒をはじめから(5)

 透明駒には、以下のような取り決めもあります。

(7) 透明駒は、作意・変化・紛れで異なる駒種になり得る。

 透明駒は、作意・変化・紛れの全てで同一の駒種である必要はありません(勿論、存在する枡も同じでなくて構いません)。あくまでも、一続きの手順の中で矛盾が生じなければOKなのです。
 このことは、透明駒を単に「どこかにいたが、ある瞬間から透明になった駒」と解釈しては理解できません(確か

もっとみる
有難うございました!

透明駒をはじめから(4)

 では、ここからはかしこ詰を扱いましょう。

           例6

           かしこ詰 1手(透明駒 1+0)

 作意はX迄1手詰です。これで詰んでいることがお分かりでしょうか?
仮定(2)より攻方は王手をかけていることだけは確かですが、指した本人ですら何の駒をどこに動かして(或いは打って)王手をかけたか分かりません。しかし、どのように王手をかけていたとしても、玉方には

もっとみる
有難うございました!

透明駒をはじめから(3)

 では、今度はレトロ解析を必要とするタイプの作品をご覧に入れましょう。

           例5 

           ばか詰 1手(透明駒 1+0)

 まず考えるのは「透明駒はどこにいるか?」です。例えば、先手の持駒になっている可能性はあるでしょうか?
 これはありませんね。何故なら、現在先手番ということは直前に玉方の着手がなければなりませんが、玉がどこから動いてきたとしても、直

もっとみる
有難うございました!

第2回透明駒解答選手権問題

 全国の透明駒ファンのみなさん、お待たせ致しました。いよいよ、第2回透明駒解答選手権の開催です。期間は今日から5月6日迄となっておりますので、GW中の空き時間に取り組んで頂けたらと思っております。
 制限時間は90分です。尚、余詰指摘にはボーナスポイントとして10点を与えます。では、頑張って下さいね!

7番は作意不成立で不詰でした!解答者全員正解扱いとしますので、ご了承下さい。

 お疲れ様でし

もっとみる
有難うございました!
2