令和4年度 自作ベスト3(3)
Problem Paradise 04/2022
![](https://assets.st-note.com/img/1671888394538-ogdBevflEn.jpg)
1.Sd4 Qf3 2.Qd6 I--(=Re5)#
1.Sbd6 Qg5 2.Qd4 I--(=Be4)#
実は本作、自作のセルフコピーである。元ネタはこちら。
第2回透明駒解答選手権(令和2年5月)
![](https://assets.st-note.com/img/1671888434284-G44ZlBE9wi.jpg)
77桂、同香成、47角、X迄4手詰。
二番煎じとバカにする事なかれ。意外とこの作業、得るものが多いのである。まず、詰将棋とプロブレムでは基本ルールが異なる(例えば、プロブレムには持駒がないし、王手義務もない。協力詰だと黒から指し始めることになる)ので、同じ筋でも実現の難易度が全然違ってくる。このことは、表現の仕方についてもう一度考え直すきっかけを与えてくれる。また、仕上がった図を見ると、詰将棋とプロブレムでは随分と印象が異なる場合もしばしば。これも興味深い現象だ。更に、使用する盤面のサイズと駒種が異なるので、稀に原図より良い表現が得られることもある。
本作はその好例で、最初投稿した図は詰将棋と同じ単解だったのだが、Fコース担当のCrisanが「これ、2解にできるんちゃうの?」と改良案を示してくれた。発表時には余詰があったのだが、配置を線対称に移動するだけで修正できたのも幸運だった。
同じ筋を詰将棋とプロブレムでやってみた例を、もう一組挙げておこう。
The 19th Japanese Sake Tourney, example (2019)
![](https://assets.st-note.com/img/1671888536993-ZPyNVckcLe.jpg)
1.Kd5+ Se4#
第3回透明駒解答選手権(令和2年8月)
![](https://assets.st-note.com/img/1671888569693-c4fhJKmypN.jpg)
X、36銀右(X=74玉、75玉)、65玉、45銀寄迄4手詰。
みなさんも、既発表作をプロブレムに仕立て直してみませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?