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自動貸出機って、メリットばかりじゃないのよね~…

こんばんは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!

久しぶりの更新となりましたが、皆様いかがお過ごしでしたか?

前回の記事の更新がGW最終日の5月6日だったのですが、私は翌5月7日から怒涛の日々が始まってしまって(図書館は関係なく個人的に)、今日になってようやく一休みでした。

そしてまた、明日からしばらくは怒涛の日々が…

これからは、しばらくこんな生活が続くと思うので、記事を更新する頻度がガクンと減ってしまうかもしれませんが、どうか長い目でお付き合いいただけましたら幸いです。

…なんて、最近記事を更新していなかったので、「いただけましたら幸いです」とか、初期の頃の堅苦しい文章がまた少し顔を覗かせてしまいましたね(笑)

ところで皆さん、図書館で自動貸出機を使って本を借りたことがありますか?

私は、自分が利用者として自動貸出機を使って貸出をしたことはないのですが、これまで勤めていた図書館の中では、2つの図書館が自動貸出機を導入していたので、とても馴染み深いものではあります。

自動貸出機って、1台うん百万円(と私は聞かされてきました)もするみたいなので、予算的に余裕のある、割と規模が大きめの大学図書館や各自治体の中央図書館に設置されているイメージですかね。

これだけの経費をかけてまで設置するメリットとしては、図書館側で言えば図書館スタッフの負担の軽減であったり、人件費の削減であったりっていうことになりますし、利用者としても「この人こんな本借りてるんだ」と思われずに(こちらとしてはそんなことは思いませんけど、実際、自分と趣味が似ている人が来ると「おっ」て思ってしまうことはあるようなないような気がします笑)借りられるし、コロナの時なんかは特に非対面で貸出ができるので、重宝されましたよね。

…しかしながらですね、スタッフ側からすると、必ずしもメリットばかりではなくて、実はまあまあデメリットもありまして、(こんな話をすると自動貸出機のメーカーの方に怒られるかもしれませんが、是非参考意見にしていただくということで…笑)、例を挙げると、

①利用者が、自動貸出機の操作方法が分からず、結局スタッフが付きっきりで貸出方法をレクチャーするので、スタッフの負担軽減にはならないことがある

②利用者が、自動貸出機の操作方法が分からないなりに、ご自身で何とかしようとしてくださって、結果エラーが発生し、エラー音を聞いたスタッフが飛んでいくことになり、スタッフの負担軽減にはならないことがある

③機械自体のエラーや不具合が度々発生し、また、定期的に貸出票を印字するレシートの交換も行う必要があり、その都度対応して、やや手間な上に場合によっては業者対応になって「利用中止」にしないといけないため、結局カウンター貸出になり、スタッフの負担軽減にはならないことがある

④利用者の操作ミス、もしくは機械の不具合でタトルの磁気が抜けないことがあり、退館ゲートでBDSが反応してピーピー鳴って、その都度「今日貸出した本はありますか?」とか利用者に不本意な尋問をしなければならず、スタッフの負担軽減にはならない上に、利用者にも不快な思いをさせてしまうことがある(そしてクレームをいただくこともある)

⑤カウンターで貸出をしないと、利用者との接点が激減する(図書館のカウンターはただ本の貸出・返却をするだけでなく、利用者とのやり取りからレファレンスが発生したり、図書館の改善点が見つかったりすることがあるため、それが無くなれば利用者サービス向上の良い機会が失われてしまう)

…今パッと思いついたのはこんな感じですかね~。

あとは、貸し出す前に破損本を見つける事ができないので、返却時に破損があっても元からなのかその利用者が破損したのか分かりにくい、とかですかね。

ただ、①~④はなんだかんだ、望ましい形ではないけど、利用者との触れ合いにはなるので、対応した利用者さんが次回来た時に「この前はありがとうございました!」とか言ってくださったりして、コミュニケーションが取れる所はいいかなとは思うんですけど、私は個人的に⑤がちょっと問題かな~って思っています。

図書館が、ただの本が置いてある場所で、司書を介さずに借りたり返したりするだけってなると、そういう施設に未来あるかな~って、少し不安になったります。

まー、私ごときペーペーの図書館司書が考えることじゃないかもしれないですけど(笑)


本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!


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