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【公開中】摂食障害と心の病気のこと

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つらかった頃の回想録と過去の自分への手紙。 苦しんでるだれかの希望になりますように。。
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2020年2月の記事一覧

摂食障害であることと、幸せを切り離す。

『摂食障害さえ治ったら』

『過食さえ治ったら』

これは毎日毎日わたしの頭の中を支配していた思い。

摂食障害さえ治れば、過食衝動さえなくなれば、まともな人間になれる気がしていた。

そうしたら幸せになれると思ってた。

だけどね、それはちがうんだ。

あの頃だって、春に咲く桜を見てちゃんとしあわせを感じていた。

あったかい毛布にくるまれた時、しあわせだと思った。

いつだってしあわせはすぐ近

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一日一回『ほっこりする』瞬間を持つ。



毎日意識的に『ほっこりする』瞬間を持とう。

猫の動画を見たり

コーヒーやハーブティーを飲んだり

好きな香りの入浴剤でお風呂に入ったり

なんだっていい。

小さな幸せを毎日自分で自分にあげよう。

大きな幸せがあるんじゃなくて、小さな幸せが積み重なって大きな幸せになるんだ。

そして、幸せは外からやってくるものじゃない。

自分で自分にあげるもの。

あなたの『ほっこり』はなんですか?

わたしが摂食障害について書く理由。



わたしがこのnoteを書く理由。

それは、昔の自分のため。

治りたいのに、普通に生活したいのに、なかなか抜け出せなかった。

親にも理解してもらえず気ちがいを見るように見られた。
(そんな風には思ってなかったかもだけど)

そんな中でも自分のことを諦めきれなかった。

治るためには、普通に生活できるようになるには、どうしたらいいのかを模索した。

なかなかほしい答えは得られなかった。

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吐くのをやめられない理由はなんですか?



嘔吐をしている人。

下剤を飲んでいる人。

チューイングをしている人。

その選択をするのは、そこにメリットを感じているんだと思う。

それはきっと吐いたり、出したりすれば、

『吸収しなくて済むから。太らなくてすむから。』

太ることを恐れている。

太ったら自分に価値がなくなると思っている。

信じられないかもしれないけど、太っても痩せてもあなたは素敵な人です。

吐くのをやめて一時的に

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治癒は段階的に起きる。

摂食障害を治そうと思っている人に心得てほしいこと。

それは、『治癒は段階的に起きる』ということ。

摂食障害になる人は完璧主義の人が多いと思う。

だから、『明日からは過食(嘔吐)しないぞ!』って自分との誓いを立てたりするよね。

だけど、結局また食べて(吐いて)しまって後悔する。

この繰り返しをして、自己嫌悪に陥っていないかな?

変えるべきは、完璧にコントロールできるようになることではない

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