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コロナ禍が始まってからの活動記録

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活動の仕方や考え方が大きく変わったコロナ以降のことをまとめています。初めての方はこちらからぜひ。
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#名古屋

今のライブ会場と、そこに集まる人たち(美談したいわけではない)

今のライブ会場と、そこに集まる人たち(美談したいわけではない)

名古屋 吹上 ライブスペース鑪ら場。どうしたらインターネットの向こうの人に、生のライブ体験のよさや自分の曲の良さが伝わるのか考えてる。

いい曲を書いて歌っていれば、お客さんが自然と寄ってきてくれる。そんな夢みたいな憧れを、僕はもうもっていないよ。

いい曲を書いて、歌って、なんやかんやいろいろやることが大事。100個くらいあるんだけど、その中で1番ちゃんとそのもののあり様が伝わるのがライブ。

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2021年春のライブハウスと音楽フェスを踏み抜けて

2021年春のライブハウスと音楽フェスを踏み抜けて

誰しも自分の行いを否定されたくないし、肯定していたいのかもしれない。そう思うと、自分のそれを否定することにこそ真実があるのかも知れないと思った。

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4/17 新栄sunset BLUE と 5/5 今池"遊覧"音楽祭 open houseでのライブを踏み抜けた。

つくづくライブは難しいなって思う。それでもその日のステージの上がその日の真実になっていく。

僕は何

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ありがたい安定と楽しい不安定

ありがたい安定と楽しい不安定

そこら中を走り回ってる言葉なんてほとんどはそんな刹那的なものなのかもしれないね。その日のうちに湧き上がる気持ちと今回のような時間がある程度経過してから見つめる気持ちは、同じものを対象にしているはずなのに違う言葉を並べ出している。

僕が書きたいのは11/28(土)の夜に行われた名古屋の吹上という街にあるライブスペース「鑪ら場」という場所でのこと。いつからか自分が演奏した日のことは文章にして残してお

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いまライブが僕にくれるもの

いまライブが僕にくれるもの

意識をぼんやりその30分に向けて集中していくのが楽しくて好き。初めて乗るジェットコースターがゆっくりと頂上へ登っていくときのどきどき感に似てて、時間は止まらないし、いろいろな景色や近くの人との会話をするけれどずっとそのコースターが頂上をまたぐ瞬間から先のことを頭で考えずにはいられない感じ。それがとってもスリリングで、たぶんすっごくアドレナリンが出てて、だからどんな音楽活動よりライブはやめられないの

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僕らがライブハウスでしか得られなかったもの

僕らがライブハウスでしか得られなかったもの

それは、爆音のことじゃないし、臨場感のことじゃない。そうじゃなくてそれは、家族でも友だちでも職場の人でもないただライブが好きな人たちと過ごす居場所のことなんだって思った。

人生は波に乗って歩けばいつもありふれてしまうけれど、本当に好きなものを好きな人たちで集まって楽しむだけで、ちゃんと元いる平日の明日へ還って行ける気がした。

人生は波に乗れずに溺れては苦しいけれど、限られた好きな場所に身をもた

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