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ちいさなしあわせのみつけかた。

30
日常のなかで、小さくて、かわいらしい、しあわせを、みつける、おまじないのような、コツのような、30個のレシピ。 シンプルな写真と短くてやさしいエッセイで。
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#詩

25ただだれかをまっている

25ただだれかをまっている

いつかの、

だれかとの、

やくそく。

思い出して、待ってみる。

待ってる気持ちになってみる。

待っている間は、

願っている時間。

しあわせを

予約している未来を

ひとりじめできる時間です。

24あたたかくてあまいなにか

24あたたかくてあまいなにか

「ほっ」としたいときは、

「ほっと」なものがいい。

カラダがあたたまると、

ココロもあたたまるように

僕たちは作られています。

そして、甘いものも、

僕たちのココロをやわらかくほぐしてくれる。

だから、温かくて、甘いものを

カラダに注ぎこめたらいい。

カラダに温かさと

優しさが染みこんでくるように、

ポカポカしてくるはずだから。

泣きたいときとか、苦しいとき、辛いときは、

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16したをむいてあるく

16したをむいてあるく

上を向いて歩くと、

空がときどき眩しすぎるから、

下を向いて歩いてみる。

足元には、

きれいな水たまりや

かわいらしいお花や

いいかんじの小石や、

お気にいりの靴が見える。

手の届かない上よりも、

足が着いている下を見て、

大切なものを見直してみる。

上だけじゃなくて、

きっと下にだって、

すてきなものに囲まれながら

僕らは毎日を過ごしているのだから。

14ぜんぶけしてみる

14ぜんぶけしてみる

ぜんぶ捨てたら、

自分が残った。

いえ、

ぜんぶ捨てたら、

ふありが残った。

でも、

それさえあれば、

ふたりは完璧。

13すてないままでもっている

13すてないままでもっている

”ダンシャリ”を

ムリにしなくていいのです。

あなたがしあわせじゃないとしたら、

それは断ってないからでも、

それは捨てていないからでも、

それは離れていないからでも、ない。

・・・かもしれません。

いま持っているものを、

いままで以上に大切にすること。

断るのは、

捨てるのは、

離れるのは、

やっぱりさみしい。

さみしいことを

ムリしてしなくてもいい。

まだ持ってい

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12しあわせのかずをかぞえる

12しあわせのかずをかぞえる

しあわせの数を数えてみる。

ひとつ、ふたつ、みっつ。

悲しいことじゃなくて、

嫌いなことじゃなくて、

しあわせの数を数えてみる。

よっつ、いつつ、むっつ。

しあわせは減らないから

数えるたびに増えている。

ななつ、やっつ、ここのつ。

そして、数えることそのものが

しあわせになっていく、と。