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うれしぴ

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小さな「うれしい」を見つけられる、コトバと写真の作品集。
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2018年10月の記事一覧

いっしょ。

いっしょ。

ひとりでいて

かなしくなった。

そしたら

ぼくまでかなしくなった。

かなしくなって

さみしくなって

いっしょにいようと

ふたりできめた。

どちでも。

どちでも。

海には海の

山には山の

しあわせがある。

都会には都会の

田舎には田舎の

しあわせがある。

晴れには晴れの

雨には雨の

しあわせがある。

夏には夏の

冬には冬の

しあわせがある。

男には男の

女には女の

しあわせがある。

光には光の

影には影の

しあわせがある。

一緒には一緒の

一人には一人の

しあわせがある。

その道を選んだあなたの

あの道を選んだあな

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すてたら。

すてたら。

本当に
必要なものって
なんだろうと
考えてみました。

今あるもののほとんどは
どれも大切でなければ困る。

だけど本当の本当に
なければならないものだけを
自分のために残すとしたら。

そう考えてひとつずつ、
自分のまわりを削ってみました。

見栄もこだわりも不安も
嫉妬もワガママも自由も
もっともっといろんなことも。

ひとまずすべてを
捨ててみたら、最後にひとつ
自分だけが残りました。

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まよえい。

まよえい。

迷ってしまう自分が
とても嫌いでした。
悩んでしまう自分が
優柔不断に感じました。

何かを決められないたびに
自分で自分が情けなくなって
悲しくなることばかりでした。

だけど、迷って迷って、
その先にひとつ自分なりの
答えを見つけられるときがあります。

考えて考えて考えて
ようやく出会った答えです。

そんなたったひとつの
答えに出会えたときの気持ちよさは
ほんとうにかけがえのないもの。

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いえぬで。

いえぬで。

とくべつなときに

とくべつなことを

おもう、つたえる。

そして、

なんにもないときに

なにかをみつけて

たいせつに、つたえる。

まいにち、

ほんとは

感じているけど、

まいにち、

ぜんぶは

伝えられなくて

そういうのを

ひっくるめて

ごめんなさいで

やっぱり、

ありがとう。

れんりる。

れんりる。

離れたように、

別れたように、

切れたように、

壊れたように、

みえていたとしても

よく見てみると

よくよく見直してみると

それでも、やっぱり、

ふたりは、そのまんま、

つながっているものです。

やささや。

やささや。

僕より

強い人はたくさんいる。

僕より

弱い人もたくさんいる。

僕より

しあわせな人はたくさんいる。

僕より

ふしあわせな人もたくさんいる。

強くてしあわせな人も

弱くて不幸せな人も

どちらも、やっぱり、

傷つくし、悲しみもする。

しあわせがふしあわせになり

ふしあわせがしあわせになることもある。

どちらであれ

強いからって

傷つかないわけじゃない。

それに

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うぶゅう。

うぶゅう。

私だめだなー、とか

私ひどいなー、とか

私よわいなー、とか

さみしーなー、とか

むなしーなー、とか、

だれもいないなー、とか、

必要とされてないなー、とか、

いるだけでいいのかなー、とか、

役に立たなくちゃなー、とか、

なんか申し訳ないなー、とか、

ふとしたときに、あれなんだか

ワタシカチガナイだなんて、

想い過ぎり浸ることがあるもの。

もっと遡って、振り返って、

生ま

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となりえ。

となりえ。

向き合うより

同じ方を見るのがいい。

って、

サン=テグジュペリが

いつか教えてくれました。

それって、

恋人だとか、パートナーだとか、

そういう相手とのことだけ、

ではないようです。

勇気が出せない自分、

なかなか進めない自分、

約束を守れない自分、

やさしくなれない自分、

信じてあげられない自分、

そんな自分と関わるとき、

向き合うのって真っ当だけれど、

並び合

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ひとりた。

ひとりた。

ひとりでだいじょうぶ、

って言われるひとがいます。

ほんとかどうかは別として、

ひとりでだいじょうぶ、

って見える感じさせるひとは、

きっと、ひとりにみえるけど、

ひとりじゃないひとだと思うのです。

目に見えるのはひとりだとて、

ひとりの向こう側や内側に

守るべきひとがいるようです。

守るべき、守りたい、守らねば。

だいじょうぶじゃなく見せてられない

根っこでつながりあって

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つよわい。

つよわい。

強さは、

弱さから

生まれてくる。

弱さは

強さから

生まれてくる。

強いのと

弱いのと

対局にあれど

同じひとつの

土壌に宿るもの。

強いひとは

弱いなにかを

守るために強くなる。

弱いひとは

強いなにかに

守られるために弱くなる。

強いのも、

弱いのも、

どちらももろとも、

ひたむきに

強くなっている。

ひたむきに

弱くなっている。

どうやら、

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きづよい。

きづよい。

たぶんはじめは

強さに憧れました。

でも、じっと

ながめていたら、

あれれそんなに

強いばかりじゃないぞ

って思えてきました。

でも、強いばかりじゃない

むしろ弱いかもしれない

って思い当たりました。

そして、

気づいたら、

あなたの弱さが

愛しくなりました。

やささや。

やささや。

やさしいなあ、

と感じられるひとがいる。

やさしいですよね、

と伝えてくれるひとがいる。

みんなやさしいのに

自分はやさしくない

と悩んでいるひとがいる。

もっとやさしくなりたい、

と願っているひとがいる。

あのひとから

やさしくされたいな

と求めてるひとがいる。

やさしさは

いろいろある。

やさしくないのなかにも

やさしさはかくれてる。

だれかは、だれかに、

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あれこれ。

あれこれ。

わかってくれない

あれしてくれない

なかなかいってくれない

あれだってまだだ

なのにあーもした

プレゼントくれない

あげてばっかりだ

ああいやだ

もうだめだ

そんな風に

何度も怒って、

そのたびに

思い直して、

やっぱり好きだと

思い知らされる。

あれも、これも、

もののみごとに、

まるっと許せてしまうくらい

大好きな存在なのですね。