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焦らず、夏の風景噛み締めて|日記(6/16-6/19)

6月16日(日)
二人してゆっくり寝ていたら、あっという間に9時半。のそのそ起きて身支度。ドラッグストアで買うものがたくさんあったので、夫と買い物。トイレットペーパーやウェットティッシュなどが一気に無くなったこともあり、ドラッグストア史上一番買い物した感じがする。家に帰って荷物を置いてから、近くの紫陽花の名所に向かう。まずは腹ごしらえ。私がよく家族と訪れていた餃子屋さんに立ち寄る。餃子屋の目の前にあるラーメン店は、夫が一人暮らし時代よく行っていたらしく、お互いのゆかりのある店が目の前に位置しているのは面白いなと思った。ちょうど2席空いたタイミングで入店。大きいサイズの餃子なので一番少ない7個入りの定食にしたものの、途中でお腹いっぱいになるほど餡がぎっしり詰まっていた。夫は餃子を口にした途端目を見開いており、好みの味だったようで安心した。食べているうちに生理痛と治療したばかりの歯の痛みが増してきたので、ロキソニンを飲んでから移動。電車まで時間があったのでコンビニへ寄ると、すすむくんのパパのキムチを発見。私が前に「すすむくんのキムチには、両親のバージョンがある」と言った時、夫が半信半疑な反応を示していたので、ここぞとばかりに見せに行った。そんなことをしているうちに時間になったので、電車とバスを乗り継ぎ、紫陽花の名所へ。田舎だからそんなに混まないだろうと高を括っていたら、結構人がいた。青空の下にどこまでも広がる田んぼ、道沿いに咲く紫陽花の鮮やかさが目に飛び込んでくる。夏、完全に始まっていると思った。ゆっくり歩きながら写真を撮る。夫を紫陽花の隣に配置していい感じに撮ろうとするも、カタツムリのような「そういう生き物」みたいになってしまい、二人で笑う。日差しも強く、気温が高くなっていたので少し涼める場所を探す。ちょうど歴史あるお屋敷が近くにあるようだったので、歩いて向かう。道中、ひまわりや所々に小川などがあり、ここでも夏の到来を感じることができた。完全に『ぼくのなつやすみ』と『サマーウォーズ』の世界観。お屋敷に入るとほんのり冷気を感じ、昔の人は冷房がないのに建築の工夫で過ごしやすい空間を作っていたのだな、と思う。ソフトクリームが売り出されていたので、ベンチに座って食べる。疲れた体に染み渡る、シャリシャリめのクリームが美味しい。食後に寄ったトイレがえらく並んでしまい、夫を待たせてしまったなと思ったら、お土産屋さんの壁に描かれたイラストの顔真似をして笑わせてくれた。帰り道では、写真を撮らずに紫陽花や田んぼの風景を目に焼き付けた。途中、いつもと違うスーパーに寄って食材を買う。初めてのデートも今日みたいに暑くて、二人でスーパーに寄ったことを思い出す。買い物をして帰り、早めにシャワーを浴びて洗濯物を畳む。夜ご飯には夫が鯵の干物とやみつきキャベツを作ってくれた。さっぱりとしたご飯で嬉しい。食後はベッドで『1Q84』を読み進め、早めに就寝した。彼と週末にお出かけするのが本当に楽しくて、こういう幸せを大切にしていきたいと思った一日。

夏の風景に癒された

6月17日(月)
お腹の調子が悪かったけど、『私より先に丁寧に暮らすな』を聴きながら身支度をする。昨日から使い始めたエッセンシャルのオイルトリートメントの効果が早くも感じられ、髪の調子がいい。友人がLINEで「自分に合う生活リズムがわかってきた気がする」と話していて、何事もやってみないとわからないし、それを辞めてしまったとしても自己理解は深まるから無駄ではないなと思えた。今日は出勤すると本社から何人か社員さんが来ていた。そのうちの一人の方が「私もパート勤務なんですよ」と言ってくれ、仲間を見つけた気持ちになった。別の仕事なので関わることはなかったが、その人が一番黙々と仕事をしており、正社員が良しとされる風潮があるけど決まった時間に集中したやるもかっこいいなと思うことができた。いつもの業務に加え、今度から他のグループ会社の経理業務もやることになったので、それなりにやることがあった。ちょっと忙しい方がありがたい。先日子供はいるのかと聞いてきた会長が、本社の若い女性社員さんにもちょっかいを出しており、やや引いた。午後になると急に体が眠たくなり、低気圧を感じる。こういう時、17時半に家に着ける仕事でよかったなと思う。帰宅後は大久保さんのポッドキャストを聴きながら(ヘビーリスナー)、鶏肉と蓮根のマヨネーズ炒めとわかめと玉ねぎのお味噌汁を作る。最近お味噌汁を作る余裕があるの、えらいぞ自分。マヨネーズでちょっとこってりしてしまったかと思いきや、調味料を控えめにしたら程よい味付けになり、夫からも好評だった。食事中、お子さんのいる彼の同期の話を聞いて、子供は欲しいかについて語り合う。今の生活が楽しいし、二人で会話する時間が欲しいから、やっぱり子供はいらないかなという結論になった。また、彼がいつも勉強している姿や職場の先輩が資格を持っていることを受けて勉強してみたいことがあると打ち明けると、「いつかそういうこと言うかなと思っていたよ」と言って応援してくれた。根がダラダラ人間なのでどうなるかはわからないけれど、好きなことではない仕事でも「勉強してみたい」と思えたことが、なんか少し嬉しかった。

バランスのいい夜ご飯

6月18日(火)
大雨。休日だったけど彼の起きる時間に奇跡的に目覚め、ゆすって起こす。夫を見送った後、洗濯物を部屋干しにする。『あの本、読みました?』を観ながらクロワッサンとグラノーラを食べる。太宰治の話が度々登場して興味を持つとともに、『女生徒』をもとにした九段理江さんの『Schoolgirl』が気になる。さらに、朝井リョウの宇多田ヒカルへの解釈がとても良く、何度も頷いた。気になる本が増え続け、図書館の予約本がもうすぐ10冊になってしまう。のろのろ準備をして、歯医者に出かける。経過を聞かれたので歯が痛いことを続けると、「長い人は二、三ヶ月かかるけど、それは治りますから」と言われる。二、三ヶ月歯が痛くなる可能性に絶望している間に歯のクリーニングが終わっていた。帰り道に本屋を物色。本や雑誌に知り合いの名前を見つける度に、何者にもなっていない自分を比較してしまうのを辞めたい。辞める。スーパーに寄って、明日の食材まで調達する。大雨の中を帰宅し、部屋着に着替えて昼食。新玉ねぎのサラダとクロワッサン、カップスープを食べる。途中でストップしていた『MIU404』を一話観進めた後、YouTubeをダラダラ観る。ショート動画をダラダラ観るの も辞めたい。辞める。そのあとはnoteで三日分の日記を書き進める。半年続いているけど、だいぶ心身元気になった気がする。今夜は逃げ恥の影響で瓦そばを作る。結構工程が多くて手間取っていると、コンロの近くに置いていたそばの袋が発火していた。急いで消火。気を取り直すも、今度はフライパンが床にひっくり返ったり、T-falの持ち手が溶けて発火してしまう。散々である。なんとか作り終えてお風呂に入ると、夫から帰宅の連絡。彼は「夜ご飯は何時でもいいよ」と言ってくれているのに、つい焦ってぴったり準備してしまう。帰ってきた彼に抱きしめられて、自分の手が震えているのに気づく。明るくいようと思うのに、いつも夕飯準備で焦ってしまう。瓦そばが美味しくできたのだけが、救いだった。低気圧で眠いので早く布団に入る。寝る前、彼が「明日はきっといい日になるよ」と言ってくれた。ありがとう、と思う。

逃げ恥風瓦そば

6月19日(水)
5時に起きてしまったけど、うまく二度寝できた。お弁当に一昨日作ったおかずを詰める。『1Q84』を読みながら会社へ向かう。相変わらず、バスから見える田舎の風景が綺麗だ。事務所へ着くと今日は誰もいなかった。本社の先輩から依頼された修正に取り組む。途中、社長が事務所に来たがお互い静かに仕事をしていた。昼休みは読書の続き。『1Q84』の中でも特に好きな台詞が出てきた。前後の青豆とあゆみの会話もユーモアがあって好きだ。急ぎの仕事がとりあえずなさそうだったので、午後は溜まりに溜まった書類のファイリングを進める。その後はZoomで打ち合わせ。夕方になると仕事に充実感を覚えられるようになってきた。帰りのバスに揺られながら、夫が「今夜はゆっくり過ごそうね」と言ってくれていたことを思い出す。決して華やかな仕事でなくとも、こうして彼への愛を大切にしながら過ごせるのは、ひとつの幸せのかたちなのではないかと思う。帰宅すると宅配ボックスにT-falの持ち手が届いていた。ありがとうAmazon。ありがとうクロネコヤマト。お陰で夕飯の支度に取り掛かれる。私の焦り防止のため、夫が帰宅時間を内緒にして帰ってきてくれた。とはいえ、このくらいに帰ってくるかなという予想でご飯を用意したら、結局丁度帰宅に間に合ってしまった。それでも今日は、気分良く彼を迎えることができて安心。食後は二人で逃げ恥を観て、ゆっくり過ごした。私が"らぶかよ"にハマりすぎて、寝るまで「ハヌーン」しか言わなくなってしまって彼を少し困らせた。

ズッキーニと豚肉の炒め物と、わかめと豆腐のお味噌汁

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