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セカイ系の主人公と同じ気持ちで生きてる|日記(6/28-7/2)

6月28日(金)
昨日までの友人の騒動で、あまり眠れなかった。なんとなく夫の手を握ってから起き上がった。少なくともここには愛がある。友人との連絡を遮断したから、家に押しかけてくるのではないかという恐怖をうっすらと感じていた。でも夫は「心配だから、外に出る時は君を一人にしたくない」と言ってくれた。平穏に生きたい。人間関係に疲れた反面、noteで文章を書くことやそこでの繋がりを通して、最近は温かな気持ちを得ている。出ていくものもあれば入ってくるものもあると信じたい。外は雨が絶えず降っていたので、洗濯物を部屋干しにしてから会社に向かう。月末だから、今日も忙しかった。本社の人はもっと忙しそうで、いつも遠隔で指導してくれる先輩が変なテンションになっていた。仕事がやりやすくなるようにと、上司から書類ケースをもらう。一歩間違えればセクハラっぽい発言も多いけれど、こじんまりとした組織故の温かさも感じる。17時前まで仕事して退勤。バスに揺られていると、低気圧かうっすら眠い。でも今日は梅生姜焼きを作ってみたい気分だったので、スーパに寄って食材を買う。帰宅して洗濯物をチェックしてからナスと豚肉の生姜焼きともやしの味噌汁を作る。夫が帰ってきた時に慌ててしまい、少し味噌汁をこぼしてしまった。でも夏らしくさっぱりとした美味しい夜ご飯ができて良かった。

ナスと豚肉の生姜焼きと、もやしの味噌汁

6月29日(土)
休日。早めに目が覚めてしまったので、『1Q84』の続きを読む。『1Q84』を読めば読むほど、大切なことに気付ける予感がする。今日は夫と出かけるので、掃除は明日に持ち越す。お気に入りのワンピースを着て、結婚前によくデートしていた街へと出かける。行きつけだった豚丼屋さんでランチの定食を注文。相変わらず中毒性のある味に加えて、ニンニクの醤油漬けをトッピングし、優勝してしまう。あまりにもニンニクを乗せているから、夫に笑われた。デートで臆せずニンニクを食べられる相手で良かった。お腹いっぱいだったので、目的のショッピングモールまで歩くことに。途中、大きな神社があったので立ち寄らせてもらう。バグみたいな数の鳩やアヒル、亀が境内にいて驚きつつ、鈴を鳴らして健康祈願をする。当たり前のようにおみくじを購入しようとすると、夫に「占いは信じないのに、おみくじは信じるの?」と言われた。それとこれとは別。結果は大吉。安心してモールに向かい、夫の夏フェス用の靴を探す。私も無印のサンダルやユニクロの服が気になっていたので、途中で別行動に。夫はメッシュのスニーカーを見つけられたようで満足気だった。買い物をした後は、今日の最大の目的である猫カフェへ。人生初猫カフェにドキドキしながらも、まず驚いたのは人の多さ。小さな部屋に猫と同じ数の人間がいた。猫たちはちょうどお昼寝タイムだったらしく、人懐っこい一匹の子以外はみんな寝ていた。夫はおもちゃを手に寝ている猫たちにちょっかいをかけにいくものの、猫パンチされていた。私はというと猫と波長が同じなので割と好かれていた。スカートのひらひらが好きという猫がずっと足元に絡みついており、なかなか可愛かった。あっという間に時間になったので、猫カフェを後にする。夫は「猫飼いたかったけど、君の方が猫に好かれそうでちょっと難しいかもと思った…」とややダメージを受けていた。「子供より猫」な私たちだったけど、もはや猫を飼うかも危うくなってしまった。最寄駅に戻り、夜ご飯の調達。ネギトロとマスの海鮮丼。昼ごはんと一転してさっぱりとして美味しかった。食後、ゆったりしていると父親から電話が。緊張してかけ直すと、明日兄がお土産を届けにうちに来るとのこと。いきなりすぎて嫌だなと思う。そして先日食事に誘われていた件を思い出して「食事いつにする?」と聞くと、「夏は忙しいから」と言う。ああ、またこのモードに入ったのかと面倒くさくなる。気を取り直して、夏休みに夫と行く旅行先をYouTubeで探した。涼しい東北に行くことが決まり、会津若松で二泊することが決定。旅行楽しみだな。

懐いてくれた猫たち

6月30日(日)
二度寝が成功したから、久々にまともに寝れた感じがある。起き上がって家事をし始めるも、心臓がバクバクして手が少し震える。兄から「今から家を出る」というLINE。インターホンが鳴った時、着替えていたので夫に出てもらった。玄関には兄と父の姿が。また二人で一緒にいるのか、とびっくりしてしまう。兄の北海道土産と母からの食料品を受け取る。彼らが来てから帰るまで固まってしまって相槌を打つくらいしかできなかったから、夫が代わりに対応してくれた。二人が帰った後、また涙がこぼれてきた。家族に会った後いつもこうなってしまう。原因はわからないけど、実家を出る最後の一年くらい、それなりにきついことを言われたなと思う。夫が「君は僕と一緒にいるのが正解だよ。大丈夫。」と言って抱きしめてくれた。彼の茶色い目の奥をじっと見ていると次第に安心してきた。友人とも家族とも中々うまくやれず、手のひらに残った世界はほんの小さなものだけど、それでも確かな愛に身を委ねることはできる。落ち着いてから掃除を再開。一足早く掃除を終えた夫はnoteを更新していた。本紹介の記事で私がプレゼントした本について書いてくれていて嬉しくなる。お昼になったので、お気に入りのラーメン屋さんに向かう。お腹が空いていたので夢中で醤油ラーメンを食べ、汁まで飲み干していると夫が驚いていた。スーパーで夜ご飯の材料を買って帰宅。夫はカフェへ、私は家でゆっくりと過ごすことに。楽しみにしていたバチェロレッテを観るも、いまいちハマれず。夜ご飯には私が気になっていた豆乳うどんを夫が作ってくれた。添えられたキムチと貝割れ大根がアクセントとなり、とっても美味しかった。しかし、二人とも久々に大量の豆乳を摂取したことで代わりばんこにトイレに駆け込むことに。これもいい思い出。食後は夏休みの旅程を話し合い、早速予約をした。もうすぐ夫のボーナスが出るので、露天風呂付き客室やバイキングなど、いつもより贅沢な宿泊先にした。寝る前、夫がまどマギを観たことがないと言うので、二人で観ることに。観たのはかなり前だから新鮮に楽しめた。

夫が作ってくれたOLっぽいご飯

7月1日(月)
今日から週4勤務。昨晩まどマギを観たせいで、まどマギのことしか考えられずにClariSを聴く。そういえば、私はセカイ系が好きなんだなと改めて思う。新海誠や庵野秀明、そして村上春樹の作品が好きなのも、世界を巻き込みながらもたった一人の"君"を選んでいく物語だからだ。世界(周囲の人間関係)よりも夫を選んでいるあたり、私もセカイ系の主人公と同じ気持ちで生きてる。バスに乗り込むと、まさかの満員。なんだか気持ち悪くなる。恐らく満員だから不安になってるだけだと思って、バスを乗り換える。道路は渋滞していたが、ギリギリ遅刻せずに到着できた。月初も引き続き仕事をこなす。お昼はいつもの場所に人がいたので、事務所で食べることに。それでも読書をすると、頭だけ違うところに行ける。朝の気持ち悪さが午後も少し尾をひいたが、17時前まで仕事を頑張った。今夜はガーリックトーストとローストビーフ、母が作ったラタトゥイユ(昨日兄が持ってきた袋に入っていた)。トーストを焼くだけで完成する簡単な村上春樹飯だ。こういうご飯が大好き。夫は食パン二枚分のガーリックトーストを平らげていた。食後は夏休み旅行の電車の予約。夫がレンタカーの予約もしてくれたので、これで全ての準備が完了。旅行に行くまでには、身体の不調が少しでもなくなるといいな。食後はお決まりのまどマギ鑑賞。もう何も恐くない。夫も私も中高生の時オタクだったから2010年代のアニメをつい観たくなる。次はあの花も観たいな。

村上春樹飯(村上作品に出てきそうな食事)

7月2日(火)
久しぶりの二日連続勤務。しかし8:05くらいに出て17:30には家に着くから、前職のパートより身体的には楽になる気もする。今日も『1Q84』を読みながら出勤。今日中に6巻目まで読めそう。仕事に取り掛かっていると、本社でもうちの会社でも人が辞めることを知る。自分は自分、と思って頑張るしかない。忙しかったが最近休憩時間を短縮していたので、今日はまともな時間休んだ。喉の調子がおかしいので、定期的に鏡でチェックする。ずっと消えない小さい膿以外は変化なし。なんだか風邪を引く前のようなカラカラした感覚がする。夕方に近づくと、思いの外仕事が進んでいた。本社の先輩に疲れが見えていて謝られたが、むしろ忙しい時期にも電話をすれば丁寧に教えてくれるところに感謝をしていたので、お礼を伝えた。相変わらず事務所ではおじさんジョークをふっかけられるものの、無事に時間まで勤務を終えて退勤。今日はバスの乗り換えがうまくいった。スーパーに寄ってから帰宅。枝豆ご飯と豚肉と野菜の塩麹炒め、ワカメスープを作る。汁物まで作って本当に偉い。洗濯物を畳み終えたところで、夫が帰宅。自己流の味付けだったが、とても美味しくできた。最近レシピを見ないで味付けすることに挑戦できている。今夜から夫に勧められて新しく購入したサーモスのマグカップを使いはじめたが、結露しなくて感動。ご飯を食べながら、仕事の話する。今まではちょっとでも嫌なことがあるとすぐに辞めたくなっていたが、この仕事は相対的にみると良い方だなと思えるようになった。諦めとは少し違う感情で、これが大人になるということなのかもしれない。食後はまどマギ鑑賞。三話連続で見ていたら、最後の方眠ってしまった。嫌々ながらもお風呂に入る。寝る直前、喉のことがやっぱり不安になってしまう。今行ってる耳鼻咽喉科が二つ目なので、サードオピニオン(そんな言葉あるのか?)を検討しようかな。夫はそれに賛成してくれて、「喉以外の不調は本当に減ったよね」とポジティブなことを言ってくれて嬉しかった。

久々の枝豆ご飯、美味しかった

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