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個展「水の月」終了いたしました。
ギャラリーホワイトキューブさんにて2024年2月8日から18日まで開催された、
齋野ハルカ個展「水の月」が終了いたしました。
前回の個展から、コロナ禍、出産を経て4年の月日が経っていました。
はからずも、出産前と後の作品の変遷がわかる展示になりました。
今回の個展、本当に多くの方に助けていただき無事に会期を終えることができました。
ギャラリーのオーナーの大池さんには、最初から最後までお世話に
暮らしの中で表現すること
眠りに落ちる前にふと、アイデアが降りてくる瞬間があります。
毎日慌ただしく過ごしていて、そんなアイデアを迎え入れるスペースをつくる余裕もない日も多いけど…それもよしとしてます。焦らず、できるときにできるだけ。
小さな気づきやアイデアをストックして、いつでも制作に反映できるように気持ちを整えておくようにしています。
最近息子と絵を描くことができるようになり、楽しくなってきました。
遊びながら一緒に
私を制作へ向かわせる原動力。
キャンバスに向かっているとき
私の外側と内側の境界線が限りなくゼロに等しくなり、
肉体が融解して限りなく小さな粒子となり空間に漂うような感覚になることがある。
それは自然と一体になる感覚と似ている。
気怠い夏の夜、体温と外気温が等しくなるとき。
台風のぬるく強い風に吹かれるままに任せているとき。
雨に打たれて水滴が肌をすべっていくとき。
私の外側と内側の境界が曖昧になり
自然界と私は、混じり
2人展を振り返って。
2人展「透明の温度」
終了いたしました。
足を運んでくださった方、気にかけていただいた方
ありがとうございました。
遠方からお越しくださった方もいらっしゃり、とても勇気づけられました。
やっと振り返りをぽつぽつと。
初夏にギャラリーをはじめて訪れてから、ご縁がつながって展示をさせていただくことになり、
あっという間に展示期間を迎えることになりました。
実現
「夏の余韻」と「秋の気配」
8日後に控えた2人展「透明の温度」
今回の展示では
油彩のキャンバス作品とドローイング作品をそれぞれ10点弱展示することになりそうです。
例年とはちがう
ゆっくりとした時間のなかで
季節が移り変わるのを目や耳、肌で感じながら描いた作品。
「夏の余韻」と「秋の気配」
を感じる作品群になりました。
熱く照りつけるじりじりとした太陽は
だんだんとその角度を変え、
半袖のTシャツはいつのまにか七分
2人展「透明の温度」タイトルのこと
今回の展覧会タイトル「透明の温度」は天野入華さんとの対話のなかで生まれました。
タイトルを決める段になり、
日本語、外国語にこだわらずお互いの作品に対するイメージや、自身の作品から思い起こされる単語をどんどん出していき、色々なアイデアがある中で選んだ言葉です。
「透明の温度」
それはあたたかいかもしれない、冷たいかもしれない体温のようなもの。
透明は凛とすきとおる空間。
透明は光の通り道。
コロナ自粛期間中に考えたこと感じたこと
大阪での天野入華さんとの2人展。
私は油彩によるキャンバス作品とドローイング作品を展示します。
コロナウイルスによる自粛期間中を経て現在に至るまでに描きあげた作品です。
コロナウイルスの影響で世の中の全ての当たり前がそうでなくなり、
私の勤める会社は舞台関係で、モロに打撃を受けました。
マスク無しでは出歩くのも憚られ、テレビでは毎日感染者数が報じられ一喜一憂する日々。
見えないウイルスとの不