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私を制作へ向かわせる原動力。

キャンバスに向かっているとき
私の外側と内側の境界線が限りなくゼロに等しくなり、
肉体が融解して限りなく小さな粒子となり空間に漂うような感覚になることがある。


それは自然と一体になる感覚と似ている。

気怠い夏の夜、体温と外気温が等しくなるとき。
台風のぬるく強い風に吹かれるままに任せているとき。
雨に打たれて水滴が肌をすべっていくとき。

私の外側と内側の境界が曖昧になり
自然界と私は、混じり合い一体となる。

その感覚は私をいつも制作へと駆り立てる。

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